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アマプラ映画『俺の過ち ロンドン編』ネタバレ感想!スペイン版とどっちが面白い?

Amazon prime

今回、紹介する作品は『俺の過ち ロンドン編』です。

『俺の過ち ロンドン編』のあらすじ&キャスト紹介!

序章:越えてはいけない境界線

18歳になったノアの人生は、母の再婚によって一変する。アメリカから大都会ロンドンへ―。
新しい生活への期待と不安が入り混じる中、ノアは継父の息子ニックと出会う。

ニックは、誰もが恐れる不良少年。しかし、ノアの心を奪ったのは、彼の危険な魅力だった。
「おとなしくしてろ、妹」
挑発的な言葉とは裏腹に、ニックの瞳はノアを熱く見つめている。

決して許されないと分かっていながら、二人は互いに強く惹かれ合う。
ロンドンの眩い光の中で、ノアは初めての恋に溺れていく。
しかし、彼女には誰にも言えない悲惨な過去があった―。

この記事では、映画『俺の過ち ロンドン編』のネタバレ感想を紹介しています。
この記事は、一部プロモーションを含んでいます。
『俺の過ち ロンドン編』は、どんな人にお薦め?
🔸スペイン版の『俺の過ち』が好きだった方!
🔸
禁断の恋に興味がある人:主人公ノアと継父の息子ニックという、許されない関係にある二人の恋を描いているぞ!

個人的評価(10点満点評価)&ネタバレなし感想

10点満点中/

YOSHIKI
YOSHIKI

今作は、スペイン映画『俺の過ち』のリメイク作品で、Amazon Prime Videoで配信されると、スペイン国内で視聴数1位を獲得。また、ヨーロッパや中南米でもトップ10入りを果たし、国際的な人気も証明されたファンの多い作品です。3部作中、2部作目まで配信中であり、僕も大ファンの作品。そのリメイクとあり、期待しながら鑑賞。
個人的には、スペイン版の方がかなり好み。
大部分は、原作を変わらず謎っているストーリーですが、魅力である禁断の愛、ワイルドスピード並みのカーアクションという部分では、大きく原作より下回る印象。
ロンドンの街並みがみられ、雰囲気的には、原作と異なる感じもありましたが、基本的に同じ設定をなぞり、魅力点だった部分もボリュームが下がっているならリメイクする意義って何だったんだろうって疑問が残る。

ここからネタバレ感想について話していきますので、ネタバレ無しで鑑賞したい方は、注意してお読みください。

『俺の過ち ロンドン編』ネタバレ考察

スペイン版との違い

「Culpa Mía」(邦題:「俺の過ち」)のリメイク版である「My Fault: London」では、ノアとニックの義理の兄妹という設定は同様だが、ニックの実母との関係性においては、オリジナル版から重要な変更が加えられている。

オリジナルスペイン版では、ニックの実母は幼い頃に親権を放棄し、家庭を去った人物として描かれている。
彼女は、離婚の際にニックの監護権(子供と同居し養育する権利)を求めたものの、ニックの祖父からの脅迫により、親権放棄の書類に署名させられたという過去を持つ。
この実母との葛藤は、物語の重要な要素であり、続編ではその関係性がより濃く描かれる。

一方、イギリス版「My Fault: London」では、ニックの実母はアルコール依存症が原因で離婚したものの、ニックとは比較的良好な関係を維持している。
ニックは実母と定期的に連絡を取り、頻繁に会っている。

この変更は、物語の展開に大きな影響を与える。
オリジナルスペイン版では、ニックと実母との複雑な関係性が、彼の行動や感情に深く関わっており、見どころの1つだった。
しかし、「My Fault: London」では、そのような葛藤が存在しないため、ニックの人物像や物語の展開は、オリジナル版とは異なり希薄になっている印象が強い。

そして、オリジナルスペイン版の続編『君の過ち』では、ニックと実母の関係性が重要なテーマとして描かれる。
しかし、「My Fault: London」では、そのテーマが欠落しているため、続編を制作する場合、新たなストーリーを構築する必要がある。
おそらく続編を意識した製作では無いように感じる。

このように、「My Fault: London」におけるニックの実母との関係性の変更は、物語の複雑さ、ニックの人物像、そして続編の可能性にまで影響を与える、重要な要素であるが、そこが欠落してしまったのは、残念なポイントである。

原作最大の魅力がった2つが及第点以下

「Culpa Mía」(邦題:「俺の過ち」)のリメイク版である「My Fault: London」は、オリジナル版とは異なる展開を見せる。
オリジナルスペイン版では、ノアの母親とニックの父親が、ノアとニックの禁断の関係に気付いた時点で物語は一旦完結する。
続編『君の過ち』では、両親の関係が過去に遡り、離婚前から続いていたことが明かされる。
さらに、ニックの実母や元恋人が登場し、人間関係は複雑さを増し、禁断の恋の行方は予測不能となる。
これらの要素が、物語に深みと緊張感を与え、視聴者を惹きつける要因となっている。

しかし、「My Fault: London」では、これらの要素が大幅に削減
周囲の人物との関係性はほとんど描かれず、ノアとニックの感情だけが強調されている。
義理の兄妹という設定は存在するものの、その関係性が物語に与える影響は限定的。
禁断の恋が持つ刺激性や、登場人物たちの葛藤が十分に表現されていない点は、作品の魅力を損ねていると言わざるを得ない。

オリジナルスペイン版の魅力の一つは、複雑な人間関係と、それに伴う登場人物たちの葛藤だったはず。
これらの要素が、物語に深みとリアリティを与えていた。
しかし、「My Fault: London」では、これらの要素が欠落しているため、物語は平板で表面的なものになっているのは、非常に残念なポイントだと思う。

原作スペイン版「Culpa Mía」(邦題:「俺の過ち」)のもう1つの魅力は、激しいカーアクションである。
特に、ラストシーンでニックとノアが2台の車をドリフトさせながら敵を撃退するシーンは、ワイルドスピードシリーズを彷彿とさせる迫力で、観客を熱狂させた。

しかし、「My Fault: London」では、カーアクションの規模が小さく、スピード感や迫力に欠けていた
ロンドンの街並みを舞台にしたカーアクションという新しい試みはあったものの、それだけで終わってしまい、盛り上がりに欠ける展開。

カーアクションは、単に視覚的な興奮を与えるだけでなく、物語の緊張感を高めたり、登場人物の感情を表現する手段としても機能する。
例えば、カーチェイスのシーンでは、登場人物たちの焦りや恐怖、興奮などが、車のスピードや動きを通して視聴者に伝わる。

「My Fault: London」では、カーアクションの迫力不足が、物語全体の盛り上がりに欠ける一因となっている。
また、人間関係の希薄さや禁断の恋の描き方の問題点と相まって、原作スペイン版のファンである僕にとって、全体的に低評価せざるを得ない内容だった。

映画『俺の過ち ロンドン編』おわり

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