今回、紹介する作品は映画『ロングレッグス』です。
『ロングレッグス』作品概要
- 1990年代半ばのオレゴン州を舞台とした、サイコスリラー映画。
- FBIの新人捜査官が、未解決の連続殺人事件を追う中で、謎のシリアルキラー「ロングレッグス」の存在に迫る。
- 監督・脚本はオズグッド・パーキンスが務めている。
- ニコラス・ケイジが、40年以上のキャリアで初めてシリアルキラー役に挑戦し、異様な風貌と怪演を見せています。
この記事では、映画『ロングレッグス』のネタバレ感想を紹介しています。
この記事は、一部プロモーションを含んでいます。
- 劇場公開日:2025年3月14日
- 上映時間:101分
- 映倫区分:PG12
- 配給:松竹
"きっと観たくなる"簡単あらすじ
その手紙は、死の暗号。
新人FBI捜査官リー・ハーカーに託されたのは、決して解いてはならない禁断の謎。
10の家族を惨劇に陥れた連続殺人事件。
共通するのは、父が家族を殺し、自ら命を絶ったという絶望的な結末。
そして、現場に残された謎の暗号。
それは、連続殺人鬼“ロングレッグス”からの犯行声明。
暗号を解き、事件の真相に近づくほど、リーは狂気の淵へと引きずり込まれていく。
果たして彼女は、闇に潜む“ロングレッグス”を捕らえることができるのか?
その先に待ち受けるのは、想像を絶する恐怖。

このあらすじは、当サイト筆者であるYOSHIKIが"観たくなる"をテーマにオリジナルで書いた内容になります。
『ロングレッグス』主な登場人物
●リー・ハーカー:FBIの新人捜査官。未解決の連続殺人事件の捜査を任さる(演:マイカ・モンロー)
●ロングレッグス:謎のシリアルキラー(演:ニコラス・ケイジ)
●カーター捜査官:(演:ブレア・アンダーウッド)
●ルース・ハーカー:(演:アリシア・ウィット)
●キャリー・アン・カメラ:(演:キーナン・シプカ)
お勧めしたい人はどんな人?
●ミステリー映画好き:暗号や謎解き要素のある作品に惹かれる方!
世間の評価(Filmarks)

評判通り面白かったー!!!
主人公の行動が不用心だったり何でそんなことができるの?みたいなのが多くてこれはファンタジーな路線にちょっと行くのかなと思ってたら予想通りファンタジーな方向だった。
ファンタジーなんだけどリアルの中にすごく上手にファンタジーを混ぜてるから冷めることもなくずっと観れた感じ。

これ、今のところ2025年No.1映画です!
いや、私の中ではNo.1は揺るがないな…
シナリオ/キャスト/演出/音楽/恐怖/ニコラス・ケイジ
オール5映画です!

良く分からないな〜。
最後の方、眠くなっちゃった。
ニコラス・ケイジが案の定のクレイジーでそこは最高でした。
全体的な雰囲気は良かったのに惜しい映画でしたかね!
個人的評価(10点満点評価)
10点満点中/6点
『ロングレッグス』、これね、ちょっと変わった心理スリラー映画なんですよ。
オズグッド・パーキンス監督っていう人が作ってるんだけど、映像と音がすごく凝ってて、観てる間、まるで悪夢の中にいるような気分になりました。
特にね、ニコラス・ケイジが演じるシリアルキラーの“ロングレッグス”が、もう本当に不気味で。
見たこともないような雰囲気で、観ている僕らに強烈な印象を残すんですよ。
物語は、FBI捜査官のリー・ハーカー(マイカ・モンロー)が、一家連続殺人事件の捜査チームに配属されるところから始まるんです。
リーは、事件現場に残された謎の手紙と、どの事件も父親が家族を殺した後に自殺しているという共通点に気づいて、事件の背後にシリアルキラーがいると確信するんですね。
ただの犯罪スリラーじゃなくて、リーの過去と事件の真相が複雑に絡み合ってて、観てる人にいろいろ考えさせる系の作品でした。
特に、捜査が進むにつれて明らかになるリーに関連する過去の出来事が、物語に深みを与えてるんですよ。
で、この映画で一番すごいのは、やっぱりその演出なんです。
全編を通して、観てる人の不安感を煽るような音楽と、緊張感を途切れさせないカメラワークが使われてて、映画館の大画面と良い音響で観ると、その効果が最大限に発揮されるはずです。
『ロングレッグス』は、観た後に間違いなく印象に残る、ちょっと挑戦的な作品だと思います。
もし興味があったら、ぜひ映画館で体験してみてください。
『ロングレッグス』ネタバレ考察
期待し過ぎてしまった件…
『ロングレッグス』、公開前からすごく話題になっていた映画なんです。
2024年の独立系映画として全米興行収入第1位を記録したり、過去10年で独立系ホラー映画の最高興行収入を達成したりと、とにかく評価が高かったんですよね。
VARIETY誌で「2024年ベストホラー第1位」に選ばれたり、FLICKERING MYTH誌で「この10年でいちばん怖い映画」なんて言われたりもして、期待が高まっていたんです。
しかも、ジョナサン・デミ監督の『羊たちの沈黙』や、デヴィッド・フィンチャー監督の『ゾディアック』、『セブン』といった名作と比較するレビューもあって、ホラー映画としては久しぶりに大きな注目を集めていたんです。
予告編も、暗号文とか猟奇犯罪サスペンスの要素が強調されていて、これは面白いんじゃないかと期待して劇場に行ったんです。
物語は、連続殺人事件を題材にした心理スリラーで、主人公のFBI捜査官が事件の真相を追う過程で、自身の過去と向き合っていくというもの。
確かに面白かったんですが、正直なところ、ちょっと期待しすぎてしまった部分もあったんですよね。
もちろん、映画の評価は人それぞれだし、期待値によっても大きく変わると思うんです。
高評価を受けた作品ではあるけれど、観る側も少し期待値を調整して、客観的に評価することが大切だなって思いました。
伏線回収は完璧。でも、足りないのは…?惜しい点を解説!
『ロングレッグス』、ちょっと気になる心理スリラー映画だったんですよね。
オズグッド・パーキンス監督っていう人が作ってて、連続殺人事件を題材にしてるんですけど、主人公のリー・ハーカー(マイカ・モンロー)の過去と事件の真相が複雑に絡み合っていく物語なんです。
ただね、いくつか気になる点もあって。
物語は、前半で提示された伏線とかキャラクター設定をちゃんと回収して、最後には「あるべき姿」に収まっていくんですけど、これがちょっと予想通りすぎて、驚きが少ないんですよね。
もう少し予想外の展開があっても良かったんじゃないかなって。
あと、シリアルキラーの“ロングレッグス”を描いてる割には、物語の舞台がリー・ハーカーの周りに限定されてて、世界観が広がっていかないんです。
例えば、序盤に出てくるカーター捜査官の家族の描写も、結局は最後の被害者として出てくるだけで、物語の奥行きを広げるには至ってないんですよね。
それから、母親との電話や会話のシーンも、早い段階で共犯者っていうキーワードが出てくるから、先の展開が読めてしまうんです。
ニコラス・ケイジの演技は相変わらずすごいんだけど、逆にその存在感が“正体不明”っていうキャラクターの魅力を薄めてしまってるような気もするんですよね。
もちろん、サスペンススリラーとしては楽しめる部分もたくさんあるんですけど、もう少し予想外の展開とか、世界観の広がりがあれば、もっと面白くなったんじゃないかなって思います。
シリアルキラーは悪魔崇拝者だった…?
『ロングレッグス』、これね、ただの連続殺人事件を描いた映画だと思ってたら、終盤でちょっと予想外の展開になるんです。
悪魔的な要素が加わって、物語がガラッと変わるんですよ。
シリアルキラーの“ロングレッグス”は、悪魔崇拝者で、悪魔の魂を宿した手製の人形を作ってるんです。
この人形が、9歳の娘がいる家族に贈られると、人形とそっくりな娘の呪いのせいで、父親が家族を殺して自殺してしまう。
これは、悪魔への生贄だと考えられるんです。
生贄の数が増えていくにつれて、儀式の完成が近づいていくんですね。
さらに驚くべきことに、主人公のリー・ハーカーも、実は幼い頃にロングレッグスと接触していたことが明らかになるんです。
しかも、リーの母親ルースは、娘を守るためにロングレッグスと悪魔の契約をして、一家に人形を届ける役割を担っていたんです。
リーに備わっていた特殊能力も、もしかしたらこの悪魔の力によるものなのかもしれません。
残酷な真実を知ったリーは、儀式を止めるために最後の一家の元へ駆けつけるんですが、そこで母親のルースを自らの手で殺してしまうんです。
一家の娘は救えたものの、物語は未解決のまま終わってしまう。
シリアルキラーの物語から悪魔的な要素を加えることで、物語に深みを出そうとしているのは分かるんですけど、ちょっと解釈が難しい部分も残るのは残念でした。

はい、今日のネタバレ感想はここまで!皆さん、いかがでしたでしょうか?ぜひ、皆さんの感想もコメント欄で教えてくださいね!
映画『ロングレッグス』おわり
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