この記事のポイント!
この記事を読むと、
●Netflix映画『ライフリスト』の基本情報
●あらすじ(ネタバレなし)
●Filmarksでの評価●ネタバレなし感想
●映画の核心に触れるネタバレ伏線やテーマについての考察
が丸分かりです。
観るかどうか迷っている方はもちろん、観終わって内容を深く理解したい方も必見です。
『ライフリスト』ってどんな映画?基本情報をサクッと解説!
まずは、『ライフリスト』がどんな映画なのか、基本的な情報をまとめてご紹介します。
●上映時間:125分
●ジャンル:ロマンティックコメディ
●監督:アダム・ブルックス
●脚本:アダム・ブルックス
●配給:Netflix
きっと観たくなる!『ライフリスト』のあらすじ
「毎日がなんだか物足りない…」 そう感じているあなたへ贈る、人生が輝き出す物語。
主人公アレックスの元に届いたのは、亡き母からの最後の願い――それは、子供の頃に描いた「やりたいことリスト」を全部かなえること!
「え、今さら!?」戸惑いながらも、アレックスは忘れかけた夢に向き合い始める。
リストをクリアするたびに、驚きの家族の秘密が明かされ、ドキドキする新しい恋が訪れ、そして、本当の自分が少しずつ見えてくる。
彼女の不器用だけど一生懸命な姿に、あなたはきっと笑い、時にホロリと涙し、そして心が温かくなるはず。
さあ、アレックスと一緒に、最高の未来を探す感動の旅へ!
見終わったあと、きっとあなたも一歩踏み出したくなる。忘れられない物語が、ここにあります。
Filmarksユーザーの評価は?気になるみんなの声まとめ!

映画レビューサイトFilmarksでは、『ライフリスト』に対してどのような意見が寄せられているのでしょうか。
公開直後のレビューから、ユーザーのリアルな声を見ていきましょう。
絶賛の声多数!Filmarksユーザーが語る『ライフリスト』の魅力!
配信直後から、Filmarksでは肯定的な意見が多数見られました。
●「ネトフリのラブストーリー常連になってきたけど、今までで一番いい脚本でした!」
●「亡くなった母の遺言は13歳の時に作ったライフリストを1年以内に達成すること。人生の目標を達成するのはそう簡単じゃないけど、目標に向かって努力することで新しい発見や変化が訪れる」
●「10代の頃に書いた『やりたいことリスト』を叶えていく女性の物語…こういう前向きな気持ちになる映画何気に好き😊」

これらのレビューからは、主演のソフィア・カーソンの魅力や、脚本の完成度の高さ、そして何よりもストーリーが持つ前向きなメッセージが多くの人に支持されていることが伺えます。
子供の頃の夢を追いかけるという普遍的なテーマが、共感を呼んでいるのかもしれません。
厳しい意見も…Filmarksユーザーが指摘する『ライフリスト』の課題点

一方で、否定的な意見や、少し気になる点もいくつか見られました。
「定番な感じのラブストーリーと人生ドラマ。気楽に観れるのは良いが少し長かった」という感想も見られ、ストーリー展開が予測可能であったり、上映時間が長く感じられたりしたユーザーもいたようです。
●主人公の部屋の装飾や愛読書などの描写が強調されすぎて、個人的には少し抵抗があったという意見もありました 。

これらの意見からは、恋愛要素の描き方や物語のテンポ、そして主人公のキャラクター設定の一部が、一部の視聴者には合わなかったという意見もあるみたいです。

『ライフリスト』のネタバレ無し感想!
『ライフリスト』気になる点数は?
Filmarksの評価を踏まえつつ、僕が『ライフリスト』を観て最初に思ったことをお伝えします。
個人的な評価としては、10点満点中6.5点です!
全体を通して、とても心温まる素敵な映画でした。
子供の頃に抱いた夢や目標を大人になってから改めて追いかけるというストーリーは、誰の心にも響く普遍的なテーマだと思います。
主演のソフィア・カーソンのチャーミングな魅力も相まって、ついつい彼女の頑張る姿を応援したくなります。
脚本についても、Filmarksのレビューにもあったように、ラブコメ要素とヒューマンドラマ要素のバランスが良く、飽きさせない展開でした。
ただ、一部のレビューにもあったように、物語の展開がやや都合の良い方向に進みすぎると感じる部分も否めません。
特に、恋愛要素については、もう少し丁寧に描かれていたら、より感情移入できたかもしれません。
それでも、全体的には観終わった後に爽やかな気持ちになれる、おすすめの1本です。
【ネタバレ注意!】『ライフリスト』の衝撃的な展開を徹底解説!
物語のあらすじ:母が遺した「人生のリスト」が導く、再生物語
物語は、30代になったばかりのアレックス・ローズから始まる。
彼女は、亡くなったお母さんが経営していた化粧品会社で働いていますが、心の中では「なんだか私の人生、このままでいいのかな?」と、ちょっとした停滞感を感じています。
昔は先生になりたいという夢があったけれど、それも諦めてしまった状態。
今の彼氏との関係も、どこか表面的な感じで、満たされない気持ちを抱えています。
そんなある日、大好きだったお母さんが癌で亡くなってしまいます。
悲しみに暮れるアレックスでしたが、お母さんの遺言を聞いてさらに驚くことに!
なんと、遺産を相続するための条件は、「アレックスが13歳の時に書いた『やりたいことリスト(ライフリスト)』の項目を、全部達成すること」だったのです。
弁護士のブラッドさんが、その挑戦を見守り、リストを一つクリアするたびに、お母さんが遺したメッセージDVDを渡してくれることになりました。
このちょっと変わった遺言が、アレックスの人生を大きく動かすきっかけとなります。
リストの項目は、「人前でお笑いをやってみる」「タトゥーを入れる」「難しい本『白鯨』を読み切る」など、本当に様々。
アレックスは戸惑いながらも、一つずつ挑戦を始めます。
でも、この挑戦は、ただリストをこなすだけではありませんでした。
その過程で、アレックスは今まで知らなかった家族の秘密を知ることになります。
一番の衝撃は、「お父さんだと思っていた人が、実は本当の父親ではなかった」という事実。
お母さんには秘密の過去があり、実の父親は別の男性だったのです。
この事実に打ちのめされながらも、アレックスは今の家族との絆の大切さを改めて考え直すようになります。
恋愛面でも変化が訪れます。
今の彼氏フィンとは別れ、新しくイギリス人の同僚ギャレットと付き合い始めますが、彼は自分の考えを押し付けるタイプで、結局うまくいきません。
一方で、ずっとアレックスの挑戦をそばで支え続けてくれたのが、弁護士のブラッドでした。
彼は、アレックスが先生になる夢を思い出すきっかけをくれたり、実のお父さんに会う手助けをしてくれたりと、仕事を超えて親身になってくれます。
そんなブラッドの優しさに触れるうちに、二人の間には特別な気持ちが芽生えていきます。
また、アレックスは、お父さんとの関係も長い間ギクシャクしていました。
お兄さんとも、お母さんを取られたような気持ちからどこか壁がありました。
でも、ライフリストに挑戦する中で、お父さんやお兄さんとも、少しずつ心を通わせ、関係を修復していくことができるようになります。
ちなみに、お母さんが遺した「遺産」が具体的に何なのかは、物語の最後まで明かされません。
それはきっと、アレックスがお金のためではなく、リスト達成という経験そのものを通して成長し、自分自身を見つめ直してほしいという、お母さんの深い願いが込められていたのでしょう。
この一年間の挑戦を通して、アレックスは人生の停滞感を抜け出し、忘れていた夢や、家族との温かい絆、そして新しい愛を見つけ、本当の自分らしさを取り戻していくのです。
アレックスが13歳の時に書いた『ライフリスト』詳細
リスト項目 | 物語への影響 |
素晴らしい教師になる | 女性シェルターで教えることで、アレックスは教師への情熱を再燃させる。 |
お父さんと仲直りする | 父との長年の確執に向き合い、和解へと導き、実父の秘密が明らかになる。 |
「月の光」を弾けるようになる | 子供の頃に諦めたピアノに再び挑戦し、努力を示す。 |
人々を助け、社会に貢献する | 教師として働くことを通して達成される曖昧な目標。 |
スタンドアップコメディに挑戦する | 自身の殻を破り、自信を高める経験となる。 |
タトゥーを入れる | 若気の至りの象徴であり、自己表現の一環となる。 |
モッシュピットで思い切り楽しむ | ブラッドとのコンサート体験を通して、自由と楽しさを味わう。 |
眠らずに「白鯨」を読み通す | 知的な挑戦であり、忍耐力を養う。 |
運転を覚える | ニューヨーク在住のアレックスにとって必要ではないが、自立心を養う。 |
本当の愛を見つける | 物語全体の主要な目標であり、ギャレットとの関係を経てブラッドへと辿り着く。 |
パトリック・ユーイングに会う | 恋人ギャレットの紹介で実現する、子供の頃の夢。 |
『ライフリスト』ネタバレ感想&考察
『ライフリスト』を最後まで観て、僕が最も印象に残ったのは、アレックスがリストの項目を達成していく過程で、単に目標をクリアするだけでなく、内面的に大きく変化していく姿でした。
子供の頃の夢を追いかけるというシンプルな設定の中に、家族の秘密や過去との向き合い、そして新たな恋といった要素が巧みに織り込まれており、単なるロマンチックコメディに留まらない深みがありました。
特に、母親がアレックスにリストの達成を託した理由が、単に子供の頃の夢を叶えてほしいというだけでなく、アレックスが自分自身と向き合い、成長するためのきっかけを与えたかったからだと考えると、母親の深い愛情を感じずにはいられません。
また、父親との再会は、アレックスにとって大きな心の葛藤をもたらしましたが、最終的にはそれを受け入れ、新たな関係を築いていく強さに感動しました。
母が遺した「真実の愛」を見つける『4つの質問』
アレックスのお母さんが娘に遺した「真実の愛」を見つけるための4つの質問。
これは、ただロマンチックなだけじゃなく、本当に幸せなパートナーシップを築くための、とても実践的で深い問いかけなんです。
相手の性格、コミュニケーションの取り方、お互いの成長、そして二人の未来について、しっかり考えるきっかけをくれるんですよ。
アレックスは物語の中で、フィン、ギャレット、ブラッドという3人の男性と出会います。
✅フィンは、最初はすごく「甘くて魅力的」に見えました。
でも、彼の優しさは表面的なもので、アレックスのことを心から理解し、大切にしてくれているかというと、ちょっと疑問が残ります。
本当の優しさって、ただニコニコしているだけじゃなくて、相手への深い感謝や、困った時に支えてあげる気持ちが含まれるものですよね。
フィンの態度は、その基準には少し足りなかったようです。
✅ギャレットも「魅力的」で、最初はアレックスの夢を応援してくれるように見えました。
でも、だんだん彼の行動は支配的になってきて、アレックスの個性や考えを尊重しているとは言えなくなってきます。
本当の優しさって、相手を自分の思い通りにしようとするんじゃなくて、違いや境界線をきちんと尊重すること。
ギャレットのやり方は、それとは違う方向でしたね。
✅一方、ブラッドは、物語を通してずっとアレックスに協力的で、親切で、心から彼女を気遣っていました。
自分の時間やお金を使ってでも、アレックスを助けようとします。
彼の行動は、見返りを求めない無償の愛、まさに「真の優しさ」を表していると言える。
一貫して思いやりを持って行動できるかどうかが、本物の優しさの証ですね。
心を開いて、何でも正直に話せる関係って、すごく大切ですよね。
✅フィンとの間には、知的な会話や深い心の交流が足りませんでした。
アレックスは結局、彼には本当の自分を見せられないと感じてしまいます。
安心して本音を話せる雰囲気がないと関係は深まりません。
✅ギャレットは支配的な性格なので、彼を前にすると、アレックスは「こんなこと言ったらどう思われるかな」「プレッシャーをかけられるかも」と、本音を言うのをためらってしまうかもしれません。
相手をコントロールしようとする人の前では、なかなか素直になれませんよね。
それでは本当の繋がりは生まれません。
✅ブラッドは、アレックスと知的なレベルでもしっかり向き合い、彼女の情熱を応援してくれていました。
二人のやり取りを見ていると、正直に、オープンに話せる心地よい空気感が伝わってきます。
ブラッドは、アレックスが安心して弱い部分も見せられるような、信頼とサポートの環境を作ってくれている。
これこそ、真実の愛に欠かせない要素ですね。
本当に良いパートナーは、お互いを高め合い、より良い自分になるための成長を応援してくれる存在のはずです。
✅フィンは少し未熟なところがあって、アレックスの成長や夢を積極的に後押ししているようには見えません。
一緒にいて楽だったり、便利だったりするかもしれませんが、アレックスが自分の可能性を最大限に引き出すための刺激を与えてくれる存在とはちょっと違うようです。
✅ギャレットは、最初は協力的に見えても、結局はアレックスを自分の人生の型にはめようとしているように見えます。
相手をコントロールしたり、変えようとしたりする人は、あなたが「最高の自分」になるのを邪魔してしまうかもしれません。
本当のサポートとは、相手の自主性を尊重し、その人らしい成長を応援することだと思います。
✅ブラッドは、アレックスが教師になるという夢を追いかけるのを一貫して励まし、彼女の「ライフリスト」達成の旅全体をサポートしていました。
彼のおかげで、アレックスは過去と向き合い、自分自身の新たな一面を発見することもできました。
ブラッドは、アレックスが自分らしく輝けるように、積極的に後押ししてくれる、まさに「最高の自分にしてくれる」パートナーと言えると思う。
将来、家族を持つことを考えたとき、相手がどんな父親になるか、という視点も大切になります。
✅フィンの未熟さを考えると、父親としての責任をしっかり果たせるだろうかという心配が生まれるかもしれません。
成熟していること、責任感があることは、父親として大切な資質なはず。
✅ギャレットの支配的な性格は、子育てにおいても過保護になったり、厳しくなりすぎたりする可能性があると思う。
良い父親は、子どもが安心して自分らしさを探求できるようにサポートし、励ます存在であるべき。
ギャレットの傾向は、それとは少し違うかもしれません。
✅ブラッドが見せる優しさ、サポート力、そしてアレックスや家族への真摯な関心は頼りがいがあり、協力的で、共感力のある良い父親像と重なる。
彼の一貫したサポートや優しさ、そして感情的な安定感は、彼が思いやり深く、頼りになる父親になる可能性を強く感じさせる。
これら4つの質問を通して考えてみると、アレックスにとって、そして僕たちにとっても、真実の愛とは何か、どんなパートナーが本当に大切なのかが見えてきますね。
ブラッドのような存在が、お母さんの教えに最も近いのかもしれません。
ブラッドとのロマンス:唐突な展開への疑問
物語の中で、アレックスと母親の遺言弁護士であるブラッドとの間にロマンスが生まれます。
しかし、ブラッドにはニーナという恋人がおり、特に不仲であったという描写もないまま、突然二人が別れてアレックスと急接近する展開には、やや唐突な印象を受けました。
●母親の遺言という特別な繋がり:アレックスとブラッドの間には特別な繋がりがあるものの、恋愛感情に発展する過程がもう少し丁寧に描かれていれば、より感情移入できたかもしれません。
しかし、全体として、『ライフリスト』は、子供の頃の夢を大切にすること、そして人生には予期せぬ出会いや発見があることを教えてくれる、心温まる作品でした。
アレックスの成長物語を通して、観る人もまた、自分の過去や未来について考えるきっかけをもらえるのではないでしょうか。
まとめ:『ライフリスト』観る価値あり?なし?
結局、『ライフリスト』は、過去の夢を再発見し、新たな自分を見つけるための、心温まるロードムービーでした!
この映画の魅力は以下の3点に集約されると思う。
- 子供の頃の夢を追いかけるという、誰にとっても共感しやすいテーマ。
- 主演ソフィア・カーソンの明るくチャーミングな演技が、観る人を元気づけてくれる。
- 単なる夢の実現だけでなく、家族の秘密や新たな恋、自己成長といった要素が盛り込まれた、奥深いストーリー。
Netflixで配信中の『ライフリスト』。
疲れた心を癒し、前向きな気持ちになりたい時に、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
きっと、あなたの心にも温かい光が灯るはずです。
Netflix映画『ライフリスト』ネタバレ感想おわり
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