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映画『This is I』評価と口コミ感想!はるな愛の実話?ラスト結末ネタバレ考察‼【Netflix】

Netflix
 

Netflix映画『This is I』評価と感想口コミ!はるな愛の実話?衝撃ラスト結末までネタバレ考察‼

こんにちは!YOSHIKIです!

みなさん、心の準備はいいですか?
2026年、Netflixがバレンタインシーズンに世界へ放つ、あまりにも美しく、そして壮絶な「愛」と「闘い」の物語がついに解禁されました。

その名は、Netflix映画『This is I』(ディス イズ アイ)。

「私、アイドルになりたいんです」
その純粋な夢を叶えるために、昭和・平成の日本社会の「偏見」や「法律」という巨大な壁に命がけで挑んだ一人の少女と、彼女を救おうとした孤高の医師の物語。
実はこの作品、あのはるな愛さんの壮絶な半生や、実在した医師の手記をベースに描かれた、魂のヒューマンドラマなんです。

「エアあやや」の裏側にこんなドラマがあったなんて…。
主演は、100名以上のオーディションから選ばれた驚異の新人・望月春希
そして彼を支える医師役に、斎藤工

ただのキラキラした成功物語だと思って観ると、火傷します。
いや、号泣して立ち上がれなくなります。
配信直後から「Rotten Tomatoes 86%」を記録し、世界中が熱狂している本作。
その「ヤバさ」の正体を、YOSHIKIが徹底解説していきます!

【このブログの楽しみ方について】

いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
この記事は、公開後に【ネタバレなし感想】、【ネタバレあらすじ結末解説】、【ネタバレあり考察】と段階的に更新していきます。
ぜひ、この記事をブックマークして、映画館に行く前、そして観終わった後にもう一度訪れてください!
この場所で、作品の感動を語り合い、一緒に物語の「終い」を見届けましょう!
 

    1. 【このブログの楽しみ方について】
  1. 🟡Netflix映画『This is I』基本情報!
    1. 🔵公式予告編
  2. 🟡ここがヤバい!『This is I』を観るべき3つの理由!
    1. ①口パクが「魂の叫び」に変わる!革命的ジャンル「エアミュージカル」
    2. ②「神の領域」に挑んだ医師と患者…実話ベースの重厚な人間ドラマ
    3. ③新星・望月春希 × 斎藤工!魂を削り合う演技合戦
  3. 🟡注目のキャスト&登場人物&あらすじ紹介!
    1. 🟡『This is I』ネタバレなしあらすじ紹介!
  4. 🔴『This is I』ネタバレなし感想:医師・和田先生の覚悟に涙…でも、一つだけ言わせて!
    1. 🔵『This is I』各項目別10点満点評価とレビュー
  5. 🔴ネタバレあらすじ結末解説:成功物語ではなく「喪失と感謝」の物語
    1. ①起:東京での再会と、揺らぐアイデンティティ
    2. ②承:医師の葛藤と、アイの魂の鼓舞
    3. ③転:栄光の裏で訪れた「悲劇」
    4. ④結末:墓前での誓い
  6. 🔴ネタバレあり考察:YOSHIKIが震えた「5つの真実」を徹底解説!
    1. 🔵考察①:和田先生の「死」は絶望ではなく、究極の「救済」だったのでは?
    2. 🔵考察②:タクヤとの別れの真相…母が放った「笑顔が減る」という呪い
    3. 🔵考察③:なぜ「口パク」なのか?「エアあやや」に隠された孤独
    4. 🔵考察④:ラストシーンの笑顔の宛先は?「世界」への飛翔と覚悟
    5. 🔵考察⑤:タイトル『This is I』が示す、もっと深い「愛」の正体
  7. 🔴【完全版】まとめ!主要キャラのその後は?

🟡Netflix映画『This is I』基本情報!

YOSHIKI
YOSHIKI

上映時間はなんと130分!
アイドルの伝記映画としては異例の長尺ですが、これは主人公が味わった「地獄」と、そこから這い上がる「栄光」を描き切るために絶対に必要な時間だったんです。

項目詳細
タイトル『This is I』(ディス イズ アイ)
(英題:This Is I)
ジャンル伝記ドラマ / エアミュージカル / ヒューマンドラマ
監督・脚本監督:松本優作(『Winny』)
脚本:山浦雅大(『ブレイブ 群青戦記』)
企画・プロデュース:鈴木おさむ
キャスト望月春希、斎藤工、木村多江、中村獅童、中村中、吉村界人、MEGUMI 他
上映時間130分(TV-MA / 17歳未満不適切)
配信開始日2026年2月10日(火)
Netflix世界独占配信!

🔵公式予告編

 

🟡ここがヤバい!『This is I』を観るべき3つの理由!

ただの伝記映画じゃない!「魂のエアミュージカル」を目撃せよ!
YOSHIKIがリサーチして震えた、本作の「ヤバすぎる(良い意味で)」3つのポイントを解説します!

①口パクが「魂の叫び」に変わる!革命的ジャンル「エアミュージカル」

ミュージカル映画って、急に歌い出すと「え、なんで?」って冷めちゃうことありませんか?
でもこの映画は違います。
松本優作監督が発明した新ジャンル、その名も「エアミュージカル」

主人公の武器は「エアあやや」に代表される口パク。
松田聖子、中森明菜、渡辺美里、プリプリ…。
昭和・平成の名曲たちの歌詞が、主人公の「言いたくても言えない本音」と完全にリンクして、日常会話からシームレスにパフォーマンスへと繋がっていくんです。
主演の望月春希さんは、なんとはるな愛さん本人から直々に「エア芸の極意」を伝授されたそう。
「3階席の奥まで届けるマインド」で演じられるそのパフォーマンスは、口パクなのに生歌以上に魂が聞こえてくる…そんな奇跡の映像体験が待っています!

②「神の領域」に挑んだ医師と患者…実話ベースの重厚な人間ドラマ

本作のベースになっているのは、はるな愛さんの自伝『素晴らしき、この人生』と、実在の医師による手記『ペニスカッター』。
タイトルからして衝撃的ですが、描かれているのは1990年代の日本の「現実」です。

当時は、性別適合手術がタブー視され、法整備も追いついていなかった時代。
「死んでも女になりたい」と願う主人公アイと、医師としてのキャリアを捨ててでもその願いを叶えようとした和田医師(斎藤工)。
二人の関係は、医師と患者を超えた「戦友」であり、社会システムという巨大な敵に立ち向かう「バディ」でもあります。
警察からの監視、世間からのバッシング…。
単なる感動話ではなく、命がけのサスペンスとしても超一流の仕上がりになっています。

③新星・望月春希 × 斎藤工!魂を削り合う演技合戦

主人公・アイを演じるのは、100名を超えるオーディションから選ばれた新人・望月春希さん。
斎藤工さんが「才能の塊、センスの塊」と絶賛するほどの逸材です。
予告編で見せる、あどけない少年の顔から、妖艶なショーパブのスター、そして手術への恐怖に震える姿まで、その振り幅は鳥肌モノ。

対する斎藤工さんも、過去のトラウマを背負った影のある医師を熱演。
さらに、アイを追い詰める刑事に中村獅童さん、葛藤する母親に木村多江さんと、脇を固めるキャストも盤石の布陣。
特に中村獅童さんの「国家権力の象徴」としての圧は、画面越しでも胃が痛くなるレベルです(笑)。
この重厚なアンサンブルが、物語のリアリティを極限まで高めています。

 

🟡注目のキャスト&登場人物&あらすじ紹介!

YOSHIKI
YOSHIKI

物語のカギを握る主要キャラクターを整理しました。
特に、ショーパブの仲間たちや、アイの運命を変える医師との関係性に注目してください!

  • ケンジ / アイ(演:望月春希
    幼い頃から「女の子のアイドル」を夢見る少年。
    身体と心の不一致に苦しみながらも、ショーパブの世界で「アイ」として覚醒する。
    はるな愛さんの半生がモデルとなっている主人公。
  • 和田耕治(演:斎藤工
    医療界から異端視されている孤高の外科医。
    過去のトラウマを抱えているが、アイの「死んでもなりたい」という覚悟に触れ、当時の日本ではタブーだった性別適合手術の執刀を決意する。
  • タクヤ(演:吉村界人)
    アイが働くショーパブの男性ダンサー。
    アイと惹かれ合うが、肉体的な関係が進むにつれてアイの性別違和(ディスフォリア)を刺激してしまう、切ない恋の相手。
  • 鶴久(演:中村獅童)
    和田医師をマークする刑事。
    「法」と「秩序」の番人として、アイと和田の前に立ちはだかる最大の壁。
  • アキ(演:中村中)
    孤独なケンジを拾い、ステージに立たせたショーパブのママ。
    自身もトランスジェンダーであり、厳しくも温かい「夜の街の母」としてアイを導く。
  •  

🟡『This is I』ネタバレなしあらすじ紹介!

【あらすじ】

「私、アイドルになりたいんです」
幼い頃からその夢を抱き続けてきた少年・ケンジ(望月春希)。
彼は母親(木村多江)のアクセサリーを隠れて身につけ、アイドルの真似事をすることに喜びを感じていましたが、それは周囲からの壮絶ないじめと、家族との不和を招く原因となっていました。

居場所を失ったケンジがたどり着いたのは、煌びやかな夜のショーパブ。
そこでママのアキ(中村中)や仲間たちと出会い、彼は「アイ」という名を与えられ、水を得た魚のようにステージで輝き始めます。
しかし、男性ダンサー・タクヤ(吉村界人)との恋をきっかけに、アイは自身の「男性としての肉体」に対する嫌悪感に耐えきれなくなってしまいます。

「このままじゃ生きられない。本当の自分になりたい」
切実な願いを抱えたアイが出会ったのは、医療界の異端児・和田医師(斎藤工)でした。
1990年代半ば、当時の日本では性別適合手術は法的なグレーゾーンであり、実施すれば医師生命はおろか、社会的抹殺さえ免れないタブー中のタブー。
しかし、和田はアイの命がけの覚悟に、自らの医師としての信念を重ね合わせます。

「正直、神の領域だよ。君の命を奪うかもしれない」
警察の執拗な監視、世間のバッシング、そして手術に伴う命の危険。
それでも二人は、巨大な社会システムに抗い、「あるべき自分」を取り戻すための戦いに挑みます。
これは、日本のエンタメ史に残る、愛と尊厳の実話です。

 

🔴『This is I』ネタバレなし感想:医師・和田先生の覚悟に涙…でも、一つだけ言わせて!

配信開始直後、再生ボタンを押して一気に完走しました。
「今の時代よりずっと厳しい90年代。その『空気』の描き方がリアルすぎて胸が苦しくなりました。」

まず、主人公・アイ(ケンジ)が抱える「内面と外見のギャップ」。
周りの理解が今ほど進んでいない時代だからこそ、その孤独と焦燥感が痛いほど伝わってきました。
そんな彼女を救おうとする斎藤工さん演じる和田先生が、とにかく最高なんです
「患者の『心』を救いたい」
その信念を貫く姿を見て、医療ドラマとして見ても超一級品だと感じました。
正直、現実の病院でここまで患者の人生に踏み込んでくれるお医者さんって、どれだけいるんでしょうか?
(もちろん、制度や忙しさの問題はあると思いますが…)
だからこそ、和田先生の「異端」なまでの優しさが、ファンタジーではなく「希望」として輝いて見えました。

そして、個人的に一番刺さったのが「手術シーン」の映像表現!
初めての全身麻酔。あの「フッと時間が切り取られたような感覚」や、幽体離脱して自分を見ているような不思議な浮遊感。
何が起きているか分からないカオスな映像から、目が覚めたら「明確に女性になっている」という真実へ着地する演出。
あそこは鳥肌モノでしたね。映像としての「痛み」と「生まれ変わり」の説得力が凄まじかったです。

ただ……正直に言っちゃいます。
「ミュージカルシーン、もうちょっと弾けても良かったんじゃない!?」
心情表現としての「エアミュージカル」はすごく合っていたんです。
でも、なんかこう…演出が「こじんまり」していたというか、少し中途半端な印象も受けちゃいました。
どうせやるなら、『ラ・ラ・ランド』や『ロケットマン』くらいド派手に、画面から飛び出すくらいの勢いでやり切ってほしかった!
そこだけが少し惜しい!でも、それを補って余りあるキャストの熱演でした。

 

🔵『This is I』各項目別10点満点評価とレビュー

ストーリー
8/10
時代の「痛み」がリアル。
今よりもずっと偏見が強かった90年代。自身の内面と外見のギャップに苦しむ主人公の描写が丁寧で、その苦悩が物語の駆動力になっていました。
映像・演出
7/10
麻酔シーンは圧巻!でも…
全身麻酔の「時間の欠落」や幽体離脱的な表現は素晴らしかった!ただ、肝心のミュージカルシーンが少し中途半端でこじんまりしていた印象。もっとド派手にやり切ってほしかった!
余韻
9/10
手術後の「真実」に震える。
手術が終わった瞬間の、「明確に女性になった」という事実が突きつけられるラストの余韻が凄い。和田先生の想いとアイの覚悟が、観終わった後もずっと胸に残ります。
キャスト
10/10
斎藤工演じる和田先生が最高。
「患者の心を救う」という信念を持つ医者が、現実にどれだけいるだろうかと考えさせられるほどの名演。もちろん主演の望月春希さんの「痛み」の表現も満点です。
リピート率
8/10
医療従事者にも観てほしい。
エンタメとしても面白いですが、医療倫理や患者との向き合い方を問う作品として、何度も噛み締めたくなる深さがあります。
総合
8.4/10
ミュージカル演出に少し物足りなさはあるものの、それを補って余りあるストーリーの強度とキャストの熱演。特に手術シーンの映像表現と、和田先生のキャラクターは必見です。
 

🔴ネタバレあらすじ結末解説:成功物語ではなく「喪失と感謝」の物語

⚠️【警告:ここから先はネタバレ全開です!】
衝撃のラストシーン、和田先生の悲劇的な最期、そしてアイの「誓い」まで全て書き記しています。
この映画は「真実を知らずに観て、最後に涙する」ことが最大の楽しみですので、未見の方は絶対にスクロールしないでください。
覚悟が決まった方だけ、真実の愛の世界へお進みください!

①起:東京での再会と、揺らぐアイデンティティ

物語の終盤、和田医師による決死の性別適合手術を乗り越え、身体的にも「アイ」として生きることを選んだ主人公。
彼女は希望を胸に東京での新生活をスタートさせていました。
しかし、現実は甘くはありません。手術をしたからといって、魔法のように全てが解決するわけではないのです。
社会的な偏見、経済的な困窮、そして「アイドルになる」という夢と現実のあまりに大きなギャップ。
出張で上京していた和田医師と再会した際、アイは弱音を吐露してしまいます。
「私の光は、もう燃え尽きてしまったのかもしれません」
あれほど強く望んだ身体を手に入れたのに、いざ夢を追う段になって襲ってくる虚無感。アイは自身のアイデンティティを見失いかけていました。

②承:医師の葛藤と、アイの魂の鼓舞

しかし、苦しんでいたのはアイだけではありませんでした。
和田医師もまた、深い闇の中にいたのです。
彼はアイに、自身のクリニックで起きた別の患者の医療事故について告白します。
当時の法律や医学界からは「違法行為」「傷害罪」と指弾され、和田は「自分の信念はただのエゴだったのか? 間違っていたのか?」という強烈な自責の念に押し潰されかけていました。

そんな和田を見て、アイの目つきが変わります。
彼女は、自身の迷いを捨て去り、命を懸けて手術をしてくれた恩人を強く肯定します。
「先生がしてくれたことは、何一つ間違っていません」
「私たちは下を向いてちゃいけない。輝き続けなきゃいけないんです!」
それは、迷える恩人を奮い立たせる言葉であり、同時にアイ自身への強烈な「誓い」でもありました。
私たちは命がけでこの道を選んだ。だからこそ、その証明として輝いて生きなければならないのだと。

 

③転:栄光の裏で訪れた「悲劇」

アイの言葉に背中を押された二人は、それぞれの戦場へと戻ります。
アイは、常連客の何気ない「口パク面白かったよ」という言葉をきっかけに、得意の「エア芸(のちのエアあやや)」を武器に、徐々に世間の注目を集め始めます。
しかしその一方で、和田医師を待っていたのはあまりにも過酷な運命でした。

和田は一人、新聞の片隅にある記事を見つめていました。
『ニューハーフ、闇の性別適合手術の失敗により死亡』
もし自分が執刀していなければ、アイもまた、この劣悪な闇手術の犠牲になっていたかもしれない。
和田は、アイにはその残酷な現実(恐怖)を知らせることなく、彼女が「生き残った光」であることを一人噛み締め、その重責を背負い続けます。

その後、過去の医療事故をめぐり、書類送検された和田。
連日のように続く裁判、世間からの激しいバッシング、そして「医師としての良心」を否定される屈辱。
心身ともに限界を迎えた彼は、重度の不眠症に苦しむようになります。
そしてついに、精神的に追い詰められた和田は、自ら命を救うために使っていたはずの「麻酔薬」を過剰に摂取し、帰らぬ人となってしまったのです。
恩人の突然の訃報。アイが受けたショックは計り知れないものでした。

④結末:墓前での誓い

和田医師の死という深い喪失を抱えながらも、アイはある決断を下します。
それは、トランスジェンダーの世界一を決めるコンテスト『ミス・インターナショナル・クイーン』への出場でした。
悲しみに暮れて立ち止まるのではなく、和田先生が命を懸けてくれたこの身体で、世界の頂点を目指すこと。
それこそが、彼への最大の恩返しだと気付いたからです。

ラストシーン。
アイは和田医師のお墓の前に立っていました。
その表情にもう迷いはありません。
「私、これからも自分らしく、好きなことを続けていくよ」
彼女は墓前でそう誓います。
この映画は、単なるアイドルの成功物語ではありませんでした。
かけがえのない恩人を失い、その痛みを抱きしめながら、それでも「私(This is I)」として生きていくことを選んだ、「喪失と感謝の物語」として幕を閉じるのです。

 

🔴ネタバレあり考察:YOSHIKIが震えた「5つの真実」を徹底解説!

YOSHIKI
YOSHIKI
レビューサイトを見ると「スコア3.0」という評価も見かけます。
「思っていたサクセスストーリーじゃなかった」という声も。
でも断言します。
この「モヤモヤ」こそが、この映画の真価なのではないでしょうか?
きれいごとの成功物語じゃない。
社会の理不尽、親の呪縛、そして孤独。
物語の裏にある「5つの真実」について、僕なりの視点で考察してみたいと思います。

🔵考察①:和田先生の「死」は絶望ではなく、究極の「救済」だったのでは?

和田先生の死因が、事実上の自殺に近い「麻酔薬の過剰摂取」だったという点。
ここに、この映画の最も残酷で、最も深いメッセージが隠されているような気がしてなりません。
彼の背景を思い出してください。
彼はかつて外科医でした。
そこで「ただ心臓を動かすだけで、その人の尊厳を守れない医療」に絶望し、メスを置いた過去があります。
彼にとって「生きる」とは、ただ呼吸をすることではなく、「その人がその人らしく輝くこと」だったのではないでしょうか。

1995年という時代、性別適合手術はタブー中のタブーでした。
彼は、法や医学界という巨大なシステムに「個人の信念」だけで挑み、そして敗北しました。
しかし、アイの手術だけは成功させた。
彼にとって麻酔薬による死は、敗北からの逃避ではなく、内科医時代から抱え続けた「何も救えなかった自分」への決着(救済)だったのではないかと僕は感じました。
「自分の命と引き換えに、アイという希望を世に放った」。
彼が最期に感じたのは、絶望ではなく、医師としての使命を全うした静かな安堵だったのかもしれません。
彼が遺したものは、単なる手術痕ではなく、「私の命を懸けて、君の存在を肯定した」という絶対的な承認の証だったように思えるのです。

 

🔵考察②:タクヤとの別れの真相…母が放った「笑顔が減る」という呪い

多くの視聴者が胸を締め付けられたのが、タクヤとの別れのシーンです。
実がハッとしたのが、彼らが別れた直接の原因がタクヤ本人ではなく、「タクヤの親族(母親)」の介入だったという点です。

タクヤが「親族に紹介したい」とアイを実家に連れて行った際、彼が席を外した隙に、母親がアイに土下座して頼み込むシーン。
そこで母親が放った言葉は、あまりにも残酷で、そして逃げ場のないものでした。
「タクヤは子供が好き。だけど、あなたは子供を産めないでしょう?だから、あなたと居るとタクヤの笑顔が一つ減ってしまう」

実家という「家族」の象徴のような場所で言われたこの言葉。
「普通の幸せ」という抽象的な言葉よりも、「タクヤの笑顔が減る」と言われたことが、アイにとっては何よりも鋭利な刃物となって突き刺さったのではないでしょうか。
だって、アイは誰よりもタクヤの笑顔を願っていたはずですから。

ここでアイが見せた行動が凄まじいと思います。
彼女は、タクヤに「お母さんに言われた」とは一言も言いませんでした。
代わりにわざと冷たく振る舞い、自分が悪者になってタクヤを突き放しました。
これは「愛ゆえの嘘」だったと僕は思います。
もしあのまま一緒にいても、タクヤはいずれ「子供が欲しいという本能」と「アイへの愛」の板挟みで苦しむことになる。
彼を解放してあげることこそが、今の自分にできる精一杯の愛情表現だったのかもしれません。
この家父長制の介入と生物学的な壁、そしてそれを受け入れたアイの自己犠牲。
この別れがあったからこそ、彼女は「誰かに愛されて幸せになる」という依存を捨て、一人で荒野を歩く「戦士」へと覚醒せざるを得なかったのだと感じました。

 

🔵考察③:なぜ「口パク」なのか?「エアあやや」に隠された孤独

なぜ、彼女の武器は生歌ではなく「口パク(エア芸)」だったのでしょうか?
映画を観る前は「コメディ要素かな?」と思っていましたが、深く考えると、これは彼女の人生における「生存戦略」そのものだった気がします。

幼い頃の賢示は、「自分の声」で歌うことを許されませんでした。
ありのままの自分を出せば、社会(学校)から「オカマ」と蔑まれ、暴力を受ける。
「自分の声=トラウマ」になっていたのかもしれません。
そんな彼女が社会と繋がるために選んだのが、「完璧な女性アイドル(松田聖子や松浦亜弥)」の声を借りて、その歌詞に自分の心を憑依させることでした。
彼女は道化(ピエロ)」になることで、世間の偏見という壁をすり抜けたのではないかと。

「笑われているんじゃない。笑わせているんだ」。
そう自分に言い聞かせながら、他人の声で踊り狂う彼女の姿。
スポットライトが明るければ明るいほど、その足元には「誰にも本当の声を聞いてもらえない」という漆黒の孤独広がっているように見えました。
「エアあやや」は、単なるモノマネ芸ではありません。
声なきマイノリティが、マジョリティ社会で生き延びるために編み出した、悲しくも美しい「魂の叫び」だったのではないでしょうか。

 

🔵考察④:ラストシーンの笑顔の宛先は?「世界」への飛翔と覚悟

墓前での誓いの後、彼女が見せたあの晴れやかな笑顔。
あれは一体、誰に向けられたものだったのでしょうか?
僕は、あの笑顔こそが、亡き和田先生への「完了報告」であり、同時に「出発宣言」だったのではないかと考察します。

史実として、彼女はこの後、タイで開催される「ミス・インターナショナル・クイーン」に挑戦し、日本人初の優勝を果たします。
なぜ日本ではなく、タイ(世界)だったのか?
それは、和田先生を死に追いやった「日本の閉鎖的な社会システム」の中では、彼女の本当の美しさは証明できないと悟ったからではないでしょうか。
「先生、見ててね。日本が認めなかった私たちが、世界で一番美しいって証明してくるから」。
ラストカットの笑顔には、そんな決意が込められていたように思います。

そして何より、あの笑顔には「もう私は被害者じゃない」という強烈なプライドを感じました。
和田先生の死を「悲劇」として終わらせるのではなく、彼が命を賭して作り上げた「私」という作品を、世界一の舞台で輝かせること。
それこそが、先生への最大の恩返しであり、弔いになると確信した笑顔だった気がするんです。
彼女はもう、守られるだけの患者ではありません。
和田先生の魂を連れて世界へ羽ばたく、誇り高きサバイバーとして、あの場に立っていたのではないでしょうか。

 

🔵考察⑤:タイトル『This is I』が示す、もっと深い「愛」の正体

最後に、タイトルの『This is I』について、もう少し深く考えてみたいと思います。
直訳すれば「これが私だ」。自分自身の存在証明です。
でも、映画を最後まで観ると、この「I」にはもっと重層的で、温かい意味が込められていることに気づかされます。

一つはもちろん、「I(私)」=「愛(Ai)」
「これが愛(はるな愛)という人間だ」という宣言。
そしてもう一つ、僕が強く感じたのは、この物語が「一人きり」で作られたものではないという点です。

偏見の中で居場所をくれたママのアキ。
「子供」という残酷な現実を突きつけながらも、痛みを伴う恋を教えてくれたタクヤ。
そして、医師生命と自らの命を賭して、彼女の存在を肯定してくれた和田先生。
彼女の「私(I)」というアイデンティティは、決して彼女一人の力でできたものではありません。
他者から受け取った無数の「愛(Ai)」、そして別れの「痛み」の集合体でできているんです。

つまり、このタイトルは「俺を見ろ!」というエゴイスティックな主張ではなく、
「これが、私たちが紡ぎ上げてきた愛(物語)の結晶です」
「これが、先生たちが命懸けで守ってくれた私の姿です」
という、関わった全ての人々への感謝と肯定のメッセージなのではないでしょうか。

和田先生の死も、タクヤとの別れも、決して無駄ではなかった。
その全ての痛みや喜びが混ざり合って、「はるな愛」という奇跡を形作っている。
そう思うと、この『This is I』というシンプルなタイトルが、どんな詩よりも雄弁に、人間同士の絆と「愛」を語っているように思えてなりません。
皆さんは、あのラストシーンに何を感じましたか?

 

🔴【完全版】まとめ!主要キャラのその後は?

YOSHIKI
YOSHIKI
最後まで読んでくれてありがとう!
『This is I』。
観終わった後、和田先生のことを思ってしばらく動けませんでした。
でも、テレビで元気にはるな愛さんを見るたびに、これからは心の中で「和田先生、見てますか?」と話しかけてしまいそうです。
辛いけど、観てよかった。心からそう思える名作でした。
皆さんも、ぜひ感想をコメント欄で教えてくださいね!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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