今回、紹介する作品は『晴れたらいいね』です。
作品解説
🔸現代の看護師である高橋紗穂が、ある出来事をきっかけに1944年のフィリピン・マニラにタイムスリップし、従軍看護婦として戦火を生き抜く物語!
🔸2025年1月10日よりAmazonprimeにて配信開始!
![YOSHIKI](https://www.yoshiki5291-movie-selection.com/wp-content/uploads/2024/11/cropped-FB_IMG_1682828441634-1.jpg)
『晴れたらいいね』は、どんな人にお薦め?
🔸ヒューマンドラマ好きの方: 戦争という過酷な状況の中で、人々がどう生き、支え合っていくのかを描いた感動的な物語だぞ!
🔸歴史ドラマに興味がある方: 史実に基づいた物語で、戦時下のフィリピン・マニラの様子や、従軍看護婦の生活を知ることができぞ!
🔸タイムスリップもの好きの方: 現代から過去へとタイムスリップする主人公の視点を通して、異なる時代を体験でるぞ!
ざっくりあらすじ
現代の看護師が戦時中にタイムスリップ
現代の看護師である高橋紗穂は、仕事にやりがいを感じられず、ある日、病院で知り合った元名誉婦長の雪野サエに悩みを打ち明けていました。しかし、突如発生した地震により、紗穂は意識を失います。
目を覚ますと、そこは1944年のフィリピンのジャングル。紗穂は、なぜか雪野サエとして扱われ、戦時中の野戦病院で働いていることに気づきます。そこで出会った仲間たちとともに、過酷な戦争の中で看護師として奮闘することになります。
主な登場人物
- 高橋紗穂(永野芽郁): 現代の看護師。タイムスリップし、戦時下の雪野サエとして生きる。
- 雪野サエ(倍賞美津子): 現代の病院に入院している元名誉婦長。過去では、紗穂がタイムスリップした人物。
- 藤原美津(芳根京子): 戦時下の野戦病院で働く看護婦。紗穂の良き友人となる。
- 菅野富貴子(江口のりこ): 戦時下の野戦病院で働く看護婦。サバサバした性格。
- 佐治誠(稲垣吾郎): 戦時下の野戦病院で働く軍医。紗穂に優しく接する。
ネタバレ感想
個人的評価
10点満点中/5点
![YOSHIKI](https://www.yoshiki5291-movie-selection.com/wp-content/uploads/2024/11/cropped-FB_IMG_1682828441634-1.jpg)
感動的なヒューマンドラマとしての要素もありつつ、歴史ドラマとしてのリアリティや、物語の深みに物足りなさも感じる作品でした。
特に、戦争という重いテーマを扱っているにも関わらず、その悲惨さが十分に表現されていない点が残念だった。
ネタバレあらすじ!
現代と過去の交錯
令和の夏、墨田区桜丘総合病院に勤務する看護師、高橋紗穂は、日々の業務に追われ、どこかやる気を失っていた。
そんなある日、病院で出会った元名誉婦長の雪野サエに、自身の悩みを打ち明ける。
しかし、突如発生した大地震により、紗穂は意識を失い、戦火の渦巻く1944年のフィリピンへとタイムスリップする。
戦場の看護婦として
目を覚ますと、紗穂は若き日の雪野サエの姿で、フィリピンの野戦病院にいた。
そこは、物資が乏しく、死と隣り合わせの過酷な環境だった。
そこで出会った仲間たち、特に足に怪我を負い、紗穂の看病を受ける青年、今井章一朗との交流は、紗穂の心を大きく揺さぶる。
次第に二人は互いに惹かれ合い、心の支えとなる。
タイムスリップの秘密と友情
しかし、紗穂が現代から来たことを見抜いた仲間の看護婦、美津。
紗穂は、仲間たちに未来から来たことを打ち明け、自身の体験を語る。
そして、仲間たちと親睦を深め、共に困難を乗り越えていく。
特に、ドリカムの楽曲「晴れたらいいね」を皆で歌うシーンは、希望を失いかけた彼らの心に、温かい光を灯した。
別離と決意
やがて、戦況が悪化し、日本への帰還を余儀なくされる。
仲間たちと別れを惜しみつつ、ジャングルを移動する道中、食料は尽き、看護婦長は倒れる。
しかし、紗穂は仲間たちを励まし、互いを支え合い、海岸を目指す。
しかし、海岸に到着した直後、敵の攻撃に遭い、紗穂は意識を失ってしまう。
現代への帰還と新たな決意
再び意識を取り戻すと、紗穂は現代の病院のベッド上にいた。
数日間、意識不明だったという。
仲間たちは、紗穂が撃たれそうになった瞬間に意識が入れ替わり、全員無事に日本へ帰国していた。
しかし、多くがすでに他界しており、生き残っていたのは雪野サエと美津だけだった。
その後、紗穂は今井の故郷を訪れ、彼の手紙を見つける。
今井は戦後、音楽教師になっていた。
その手紙を読みながら、紗穂は自分の使命に気づき、看護師としての誇りを新たにする。
『晴れたらいいね』の世間の声&個人的感想!
肯定的な評価
- 感動を呼ぶヒューマンドラマ: 戦争という過酷な状況下における人間ドラマに感動したという声が多く、特に主人公の成長や人々の絆を描いた部分が評価されている。
- 俳優たちの熱演: 永野芽郁さんをはじめ、各キャストの熱演が光り、特に感情表現の豊か。
- 普遍的なテーマ: 生きる意味や希望といった普遍的なテーマを深く掘り下げており、考えさせられる作品だと評価。
否定的な評価
- リアリティの欠如: 戦争の悲惨さや、当時の生活様式が十分に描かれていないという指摘が多数。
特に、衣装やメイク、セットなどにリアリティが欠けているという意見が目立ちつ。 - ストーリーの薄さ: タイムスリップという設定の割に、ストーリー展開が薄く、伏線回収や意外性が不足。
- テーマの扱いの浅さ: 戦争という重いテーマを扱っているにも関わらず、その深さが足りず、表面的な描写にとどまっている。
- 現代との関連性の薄さ: タイムスリップという設定ながら、現代社会との関連性が薄い。
- ポリコレ要素への違和感: 現代の価値観を過去の物語に持ち込むことに違和感を感じる。
個人的感想
正直、期待はずれでした。
タイムスリップものってもっとワクワクするはずなのに…
でも、このドラマはなんか物足りなかった。
まず、戦争のシーンが全然リアルじゃなかったのが気になった。
衣装とかメイクとか、もっと戦時中である生活感やリアルを出してほしかったなって思う。
あと、ウジ虫とか、もっとグロテスクに描いてほしかった。
せっかくの題材なのに、美化しすぎてる感じがして感情が動かない時間がダラダラと続くって感じがした。
ストーリーも残念。
タイムスリップの理由とか、もっと深掘りしてほしかった。
あと、紗穂がみんなとすぐに仲良くなっちゃうのも、なんか急すぎる気がするし、もっと葛藤とか、人間関係のドラマを期待してたんだけどなー。
特に、美津に「看護婦じゃなくて看護師」って説明するシーンは意味不明だった。
命がけの状況でそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!(笑)
あと、ラストも、紗穂が普通に現代に戻って、みんなが普通に生きてるって、ちょっと安易すぎない?もっと衝撃的な結末を期待しちゃうよね、普通。
明るい感じのドラマで最後は少し感動的でもあったけど、個人的にはもっと深みのある作品を観たかったなっていうのが本音かな。
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