これは、日本の『クイーンズ・ギャンビット』か。Netflix『MISS KING/ミス・キング』が描く、美しき頭脳戦!
2025年秋、NetflixとAbema TVが共同で放つ新たなオリジナルドラマ『MISS KING/ミス・キング』が、ついに配信を開始します。
主演に俳優・アーティストののんを迎え、日本の伝統文化である「将棋」を舞台に、一人の女性の壮絶な復讐劇を描く本作。

こんにちは!YOSHIKIです。
今回はこの注目の新作の魅力を、【ネタバレなし】と【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!
この記事を読めば、『MISS KING/ミス・キング』を120%楽しめること間違いなしですよ。
🔴Netflixドラマ『MISS KING/ミス・キング』基本情報!

まずはサクッと基本情報から。
主演がのんさん、そして脇を固めるのが藤木直人さん、倉科カナさん、中村獅童さん…。
この豪華キャストだけでも、観る価値がありますよね!
🔴【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!本作がヤバい3つの理由!
①女優・のんが見せる新境地。「ダークヒーロー」への変貌
本作を語る上で欠かせないのが、主演・のんさんのキャリア史上最も影のある役への挑戦です。
彼女自身が「私自身、こんなにも不幸な役は演じたことがない」とコメントしている通り、主人公・飛鳥は壮絶な人生を歩みます。
これまでの明るさや純粋さとは対極にある、憎しみに満ちたキャラクターを演じることは、大きな挑戦であったに違いありません。
監督も「黒く濁る目も、反骨の怒りを宿した眼力も、なにもかもが新鮮で、強烈な印象を受けた」と語っており、彼女がこの役で新たな扉を開いたことが分かります。
②将棋盤は人生の縮図。憎しみを燃やす美しき頭脳戦
『MISS KING/ミス・キング』は将棋を題材にしていますが、ルールを知らなくても全く問題ありません。 なぜなら、本作における将棋は単なるゲームではなく、「人生の選択」そのもののメタファーとして描かれているからです。一手一手が過去のトラウマや未来への渇望と結びつき、盤上は登場人物たちの感情がぶつかり合う戦場と化します。 このアプローチは、チェスをテーマにしながらも普遍的な人間ドラマで世界的な大ヒットを記録した『クイーンズ・ギャンビット』とも通じます。日本の伝統文化である将棋の様式美を背景に、誰もが共感できる野心、嫉妬、そして再生の物語を紡ぐことで、本作は国境を越えて多くの視聴者の心を掴むポテンシャルを秘めているんです。
③豪華キャストが織りなす、二つの「家族」の対立構造
物語の深みを増しているのが、実力派キャストが演じるキャラクターたちの複雑な関係性です。
本作の対立軸は、単に「娘 vs 父」というだけではありません。
それは、彰一に捨てられた飛鳥と母という「消された家族」と、彰一が新たに築き上げた権威ある「結城家」という、二つの家族の物語の衝突なんです。
飛鳥の復讐心に火をつけた決定的な出来事は、父・彰一がテレビのインタビューで、自らの原動力を新しい「家族」だと語り、飛鳥たちの存在を完全に抹消したことでした。
この瞬間、「家族」という言葉は、彰一にとっては成功の象徴であり、飛鳥にとっては最も深い裏切りの象徴となります。
🔴Netflixドラマ『MISS KING/ミス・キング』キャストとあらすじ!
主人公。
天才棋士の父・彰一に捨てられ、貧困と孤独の中で生きる女性。父への底知れぬ憎しみを抱えている。
飛鳥の父であり、物語の最大の敵。
勝利のためなら全てを犠牲にする冷酷な天才棋士。
飛鳥の前に現れる謎の元棋士。
彼もまた彰一に対して深い因縁を持っており、飛鳥の師となる。
藤堂の恋人。
復讐心に囚われた飛鳥と藤堂にとって、唯一の安らぎとなる温かい存在。

ABEMAより引用
『MISS KING/ミス・キング』【ネタバレなし あらすじ】
物語は、主人公・国見飛鳥の幸せだった幼少期の記憶から始まります。
天才棋士の父・彰一、優しい母と過ごした穏やかな日々。
しかし、勝利への執着に心を蝕まれた彰一は、ある日突然、妻子を捨てて家を出てしまいます。それから23年。母は病で亡くなり、飛鳥は貧困と孤独の中でただ息を潜めるように生きていました。
そんな彼女の目に飛び込んできたのは、テレビの中で国民的英雄として称賛を浴びる父の姿でした。
そして、インタビュアーに成功の原動力を問われた彰一は、現在の妻と息子の名を挙げ、「家族です」と微笑みます。自分と母の存在が、父の歴史から完全に消し去られた―。
その事実が、長年心の奥底に押し殺してきた悲しみを、燃え盛るような憎悪へと変貌させます。
抑えきれない殺意を胸に、飛鳥は父がいる対局会場へと向かうのでした。
そこで彼女を待ち受けていたのは、運命を大きく変える出会いでした。
🔴『MISS KING/ミス・キング』最終話12話まであらすじ解説【ネタバレ】
🔵第1話:クソみたいな世界【あらすじ解説】
第一幕:絶望の土台と、最後の願い
清掃業者として働く国見飛鳥(のん)は、母と自分を捨て、今やカリスマ棋士として世間にもてはやされている実父・結城彰一(中村獅童)のことを許せずにいた。
胃がんで入院中の母・桂子は、未だに彰一のことを想っている。
飛鳥は、母のために彰一のサイン会へ行き、一目会ってやってくれと頼もうとするが、彰一の現在の妻・香に冷たく追い返されてしまう。
第二幕:憎悪の引き金
まもなく、母・桂子は死亡。母の遺品の中に、彰一が書いた自伝「THE END ジ・エンド」を見つけた飛鳥。
しかし、その本の中に自分と母親の存在が一切登場しないことを知り、怒りに狂う。
父の歴史から完全に存在を消されたという事実が、彼女の悲しみを、燃え盛るような憎悪へと変貌させた。
第三幕:復讐の幕開け
飛鳥は、彰一が名人戦で対局している隙を狙い、彼の屋敷に侵入し、刺し殺そうとする。
しかし、その寸前、謎の男・藤堂成悟(藤木直人)に止められる。
藤堂もまた、彰一に復讐したいと告白。
そして、「殺しても、彰一が神格化されるだけで何も変わらない。真の意味で復讐は果たされない」と、飛鳥を諭す。
その言葉に、飛鳥は観覧席の将棋盤を使い、彰一の勝ち筋を無意識に予想し始める。
そして、彰一はスクリーンの中で、全く同じ手で勝利を収めた。
飛鳥の天賦の才を見た藤堂は、彼女を使って「将棋で、彰一を殺す」という、本当の復讐を果たすことを決意する。

▼【1話ネタバレ注意】配信直後の「話題」を先に知りたい?
「え、フルポン村上出てたの!?」
「のんちゃんの、あの豹変シーンがヤバい!」
SNSを騒がせている、第1話の小ネタや裏話、視聴者のリアルな反応をまとめた、こちらの「バズまとめ記事」も、ぜひチェックしてみてくれよな!
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