Netflix映画『GTMAX』ネタバレ感想と魅力を語る‼

Netflix

今回紹介する作品は、『GTMAX』です。

作品解説

『GTMAX』ってどんな作品?
🔸元モトクロス王者がプロの強盗団の犯罪計画に巻き込まれるアクション映画!
🔸犯罪に巻き込まれるきっかけは家族を守るため?家族愛も描かれる!
🔸パリを舞台にバイクを使ったスリリングなカーチェイスが展開!
🔸Netflixオリジナルのフランス映画!
この記事では、Netflix映画『GTMAX』のネタバレ感想を紹介しています。
YOSHIKI
YOSHIKI

フランス産のカーアクション映画って良質なもの多いイメージがあり、僕は、特に『TAXI』が好きで何度も鑑賞しています!
今作はその中でもバイク絞ったアクションであり中々に見ごたえがありましたよー!

タイトル GTMAX(原題:GTMAX)
制作国 フランス
配信日 2024年11月20日
上映時間 100分
ジャンル カーアクション/家族愛
監督 オリヴィエ・シュニーデル
キャスト アヴァ・バヤ、ジャリル・レスペール、ジェレミー・ラウールト、
チボー・エヴラール、リアド・ベライシュ、ジェラール・ランヴァン
ここからネタバレ感想について話していきますので、ネタバレ無しで鑑賞したい方は、注意してお読みください!

ネタバレ感想/考察

 最大の魅力であるはずのバイクアクション!

今作最大の見どころ/魅力と言えばパリの街中で繰り広げるバイクを使用したカーアクションだろう。
パリの街中を激しいカーアクションで魅せるフランス映画と言えば思い浮かぶのが『TAXI』『トランスポーター』あたりだろう。
今作は、それらと異なりバイクが主役である事が売りの1つ。

この魅力となるバイクアクションに関して言えば、どうやってこんな街中でバイクを縦横無尽に走らせるアクションが撮れたのか…す、すごい!

そんな満足感に包まれる演出があり、ちゃんと見せ場として成立していました。

やっぱりフランスのカーアクションって良いなぁー!

しかし、不満は大いにある。

途中ね、いくつかの改造バイクが出て来て、その特徴を紹介する場面があるんだけど、
バイクアクションにその特徴があまり反映されていないんですよね!
そこに関しては、改造バイクの解説シーンを入れるならその特徴を捉えたアクションシーンに繋げると更に個性あるバイクアクション映画になったろうに。

紹介された改造バイクは3つあって、T-クロス(障害物に強い)/ネイキッド(俊敏性とパワーが売り)/ターボ(時速230キロを維持できるスピード)、それぞれの特徴に合わせたアクションが観てみたかった。
主人公が乗っていたT-クロスは、ジャンプや階段も走行しており、見どころは多少あったが、他の2台はほぼ皆無。
バイクアクションに一定の満足感はあるけど、目新しさは無かったかな。

ソエリが強盗団に協力する動機

主人公ソエリは、元モトクロス王者。
母をガンで亡くし、悲しさから無茶なバイク運転をきっかけに事故を起こす。
怪我から復帰してバイクに乗っても事故の恐怖に苦しみ現在は、現役選手である弟ミカエルの整備士を担っている。
ソエリが現役を退き、変わりに現役選手として奮闘する弟ミカエルはレースで勝てず、スポンサーが離れ、ソエリの家族は借金返済のために母の形見であるバイクを売るしかない状況にあり、何とかお金を工面する必要があった。
弟ミカエルがお金を工面しようと強盗団の計画に巻き込まれ、結果、射殺犯にされてしまうかもしれない。
母の形見のバイクを守りたい、弟を助けたい…
そんな想いから事故の恐怖というトラウマに向き合っていく…
この強盗団に協力するしかないという動機付けのしっかりしたストーリーラインは、めちゃめちゃ感動的って訳では無いけど、なかなか良い話に感じましたね!

才能への嫉妬/焦り、そして確執

弟ミカエルがレースで勝てず、スポンサーが離れる事となり、借金問題に頭を抱える父親。
弟ミカエルは、元モトクロス王者だった姉ソエリの才能に嫉妬心があり、そして、勝てない自身への焦りを抱えている。
そして、父親も同様にソエリが引退した事で借金を持つようになった事への苛立ちから弟ミカエルへの期待感が薄い。

2人は口論となり、確かな確執が生まれた…
はずだった…

はずだったのに、ラストではいつの間にか和解しているじゃあーりませんか。

家族愛をサブテーマとするならここの描写はもっと丁寧に描いて欲しかったなぁ。
姉ソエリが自身のトラウマと向き合い、再びバイクに乗り、強盗団に協力する場面にも弟は参戦しなかったし、抱えていた姉の才能への葛藤に向き合うシーンが一切なし。

なのに、ラストでは、父親と笑顔で過ごしている。
どういう心理なのか?
諦め?妥協?受け入れ?
父親も弟ミカエルじゃなくて、ソエリがバイクに復帰するだけで満足なのか?
ミカエルには、元々、期待していなかった?

これじゃ、形だけの家族だよ。
もっとそれぞれに向き合った描写が観てみたかった。

全ては終盤のバイクアクションの為の繋ぎだったのかもしれない。
アクション映画にそんな事求めるのは野暮なのかもしれない。

でも、名作と呼ばれるアクション映画は、キャラクターへの感情移入も高く、そこが作品を名作へと昇華させたと思っている。

今作では、家族愛は十分に描かれていなかったけれど、バイクを使用したアクションが一定の良さがあったからこそ、家族愛がしっかり描かれていれば、『GTMAX』もフランス映画の名作アクション映画だと言われていたかもしれない。

個人的評価

10点満点中/6

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