映画『28年後…』ネタバレ考察!「ひどい」評価は本当?続編『白骨の神殿』やアルファの正体、ジェイミーの運命まで徹底解説!
こんにちは!YOSHIKIです!
みなさん、ついにこの時が来ました。
あの伝説から、文字通り「28年」の時を経て……。
2002年、映画界に革命を起こした「走るゾンビ(感染者)」の原点。
ダニー・ボイル監督 × アレックス・ガーランド脚本の黄金コンビが放つ、正統なる続編。
その名も、『28年後…』(原題:28 Years Later)を鑑賞しました!
「え、今さら続編? 思い出補正でしょ?」と思ったそこのあなた。
断言します。今回は本気度が違います。
なんと、今回のプロジェクトは単発の続編ではなく、「新たな3部作(トリロジー)」の第1章として始動しているんです!
しかも!
製作費約90億円(6000万ドル)という超大作でありながら、撮影には「iPhone 15 Pro Max」がメインで使われているという衝撃の事実!
もう、ダニー・ボイル監督、尖りすぎてて最高じゃないですか?
2025年6月20日(金)、日米同時公開!
伝説の「レイジ(怒り)ウイルス」が再び世界を覆う前に、絶対に知っておくべき「ヤバすぎる注目ポイント」を全力で解説します!
【このブログの楽しみ方について】
🟡映画『28年後…』基本情報!

あの『28日後…』のオリジネーター、ダニー・ボイル(監督)とアレックス・ガーランド(脚本)が完全復活!
しかも、今回の主演はキリアン・マーフィーではなく、アーロン・テイラー=ジョンソンやジョディ・カマーといった超実力派が集結しています。
キリアンは「製作総指揮」として参加していますが…本当に出演はないのか?そこも気になりますよね!
| 項目 | 詳細 |
| タイトル | 『28年後…』 (英題:28 Years Later) |
| 監督 | ダニー・ボイル (『スラムドッグ$ミリオネア』『28日後…』) |
| 脚本 | アレックス・ガーランド (『エクス・マキナ』『シビル・ウォー アメリカ最後の日』) |
| キャスト | ジョディ・カマー アーロン・テイラー=ジョンソン レイフ・ファインズ ジャック・オコンネル 他 |
| 上映時間 | 115分 |
| 公開日 | 2025年6月20日(金)日米同時公開! |
🔵公式予告編
🟡【ネタバレなし】公開前に知るべき!本作がヤバい3つの理由!
①「走るゾンビ」の元祖が描く、新たな恐怖「アルファ」
2002年、『28日後…』は「ゾンビ=のろま」という常識をぶち壊しました。
全力疾走してくる感染者たちの恐怖は、今でもトラウマ級ですよね。
そして28年の時を経て、ウイルスはさらに進化(あるいは変異)しているようです。
今作には、通常の感染者に加え、「アルファ」と呼ばれる進化した感染者が登場するという情報があります。
彼らは単なる凶暴な獣ではなく、ある種の「知性」や「社会性」さえ持っているかもしれない……。
人類に取って代わる「新人類」としての感染者。
この設定だけで、ただのパニックホラーでは終わらない予感がビンビンしませんか?
②まさかの全編「iPhone 15 Pro Max」撮影!
これ、冗談じゃありません。
予算約90億円(6000万ドル)という超大作映画なのに、ダニー・ボイル監督はメインカメラに「iPhone 15 Pro Max」を採用したんです!
もちろん、専用のアタッチメントやレンズは装着していますが、基本は僕らが持っているあのスマホです。
2002年の1作目では、当時の安価なデジタルビデオカメラを使って、粗い画質で「ドキュメンタリーのような生々しさ」を表現しました。
そして2025年、監督は「現代の目」であるスマホのカメラを選びました。
アクションシーンでは、複数のiPhoneを特殊なリグに取り付けて撮影した「見たことのないアングル」が飛び出すとのこと。
映画館の巨大スクリーンで観る「iPhoneの映像」は、一体どんな革命的な体験を僕らに与えてくれるのでしょうか?
③これは「3部作」の第1章!半年後にすぐ続編!?
ここが一番の驚きポイントです。
本作『28年後…』は、完結した物語ではありません。
なんと、新たな3部作(トリロジー)の第1章として設計されています。
しかも!第2部となる『28 Years Later Part II: The Bone Temple(白骨の神殿)』はすでに撮影済みで、本作の公開からわずか半年後の「2026年1月」に公開予定なんです!
つまり、この映画のラストはとんでもない「クリフハンガー(次へ続く!)」で終わる可能性が高いということ。
半年間、続きが気になって夜も眠れない日々を過ごす覚悟はできていますか?
この「お祭り」にリアルタイムで参加できることこそ、映画ファンの特権です!
🟡注目のキャスト&登場人物!

あのキリアン・マーフィー(ジム役)は「製作総指揮」に回っていますが…これって逆に怪しくないですか?
ファンの間では「第2部以降で重要な役割を果たすのでは?」と噂されています。
まずは今回の物語を動かす、新しい主人公たちをチェックしておきましょう!
隔離された島で育った12歳の少年。
外の世界を知らずに育つが、母を救うために初めて「地獄」と化した英国本土へ足を踏み入れる。物語の核となる少年。
スパイクの母親。
原因不明の重病に侵されているが、強い意志で家族と共に旅に出る。
演じるのは『フリー・ガイ』『最後の決闘裁判』の実力派ジョディ・カマー!
アイラの夫であり、スパイクの父。
家族を守る頼れる父親に見えるが、実はある秘密や道徳的な弱さを抱えている複雑なキャラクター。
本土の森の中で「人骨の神殿」を作り、隠遁生活を送る元医師。
スパイクたちに「死」と「愛」の哲学を説く謎めいた人物。
ヴォルデモート役でおなじみの名優が演じるだけで、もうタダモノじゃないオーラ全開です。
カルト集団「ジミーズ」を率いる冷酷なリーダー。
英国の実在の事件(ジミー・サヴィル事件)を暗喩した、非常に不気味でカリスマ性のあるヴィランとして描かれます。
🟡『28年後…』キャストとあらすじ!
『28年後…』【あらすじ】
「怒り(Rage)ウイルス」の蔓延から28年。
欧州大陸ではウイルスは根絶されたものの、島国であるイギリスはいまだに完全な隔離状態にあった。生存者たちは、潮の満ち引きで本土と分断される「リンディスファーン島」で、中世のような自給自足の生活を送っていた。
そこで暮らす12歳の少年・スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、外の世界を知らずに育った。
しかしある日、母のアイラ(ジョディ・カマー)が原因不明の重病に倒れる。
島には治療法がなく、父のジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、禁断の地である「英国本土」へ渡り、治療の手掛かりを探すことを決意する。家族を乗せた小さな船は、かつて文明を誇り、今は死と狂気が支配する廃墟のロンドンへと向かう。
そこで彼らを待ち受けていたのは、進化した感染者「アルファ」の群れと、崩壊した世界で独自のカルト社会を築いた人間たちの狂気だった。
少年スパイクは、母を救うための旅路の果てに、大人たちの欺瞞と世界の残酷な真実を知ることになる――。
🔴映画『28年後…』ネタバレなし感想
Amazon Prime Videoでレンタルが開始されたので、早速自宅で鑑賞しました!
結論から言います。「序盤の緊張感は最高! でも、中盤からは『賛否両論』の嵐かも!?」
まず、物語の始まり。
父親ジェイミーと息子スパイクが、禁断の地である「英国本土」に上陸するシーン。
あそこはもう、手汗が止まりませんでした。
静寂の中に響く物音、そして襲い掛かってくる感染者たち。
特に、今回登場する新種「アルファ」の絶望感と言ったら…!
「これだよこれ! 俺たちが観たかったのは!」と、テレビの前でガッツポーズした人も多いはずです。
……ですが!
そこから物語は、僕らが(そして恐らく皆さんが)想定していたのとは、全く違う方向へと舵を切っていきます。
中盤以降、「あれ? ゾンビ映画だよね?」と首をかしげたくなるような展開が続きます。
正直、「そこはどうなの?」というツッコミどころもいくつかありました(笑)。
序盤のような「全力疾走で逃げるパニック」を期待し続けると、肩透かしを食らうかもしれません。
特に終盤は、感染者に襲われる物理的な恐怖よりも、何というか…もっとドロドロした「人間そのものの怖さ(ヒトコワ)」へとシフトしていく予感がプンプンします。
感染者の脅威が薄れ、代わりに「狂った人間社会」の不気味さが浮き彫りになっていく。
これはこれでゾクゾクするんですが、「もっと暴れてくれよ!」と思う人もいるでしょう。
💡YOSHIKIの正直ポイント!
序盤の「アルファ」遭遇シーンは、シリーズファン納得の100点満点!
でも、そこから先は「ゾンビ映画」の枠を飛び越えて、かなりクセのあるドラマになっていきます。
この「方向転換」を受け入れられるかどうかで、評価が真っ二つに分かれる作品ですね。
これから観る方は、後半は「ヒトコワ展開」への助走だと思って観るのが正解かもしれません!
🔵『28年後…』各項目別10点満点評価とレビュー
| ストーリー 7/10 | 神話的だが、少し消化不良かも。 「怖がらせる」ことよりも、家族の絆や哲学を描くことに重きを置いています。噛めば味がする脚本ですが、中盤の会話劇が少し長く感じられる部分も。クリフハンガーな結末は、期待半分、モヤモヤ半分といったところ。 |
|---|---|
| 映像 8/10 | iPhone撮影の革命。だが粗も見える。 「映画的」な美しさと、「記録映像」的な生々しさが同居する不思議な体験。スマホならではの距離感や閉塞感は凄いですが、大画面だとやはりノイズや奥行きの浅さが気になる瞬間もありました。実験としては面白いです。 |
| 余韻 8/10 | 静かな衝撃が長く続く。 派手なカタルシスはありませんが、観終わった後にじわじわと来るタイプ。「あの選択は正しかったのか?」と、帰り道にふと考え込んでしまうような、重く静かな余韻が残ります。 |
| リピート率 7/10 | 考察のためならアリ。 エンタメとして何度も楽しむというよりは、画面の隅々や伏線を拾うために見返す作品。ただ、全体的にトーンが暗く精神的にカロリーを使うので、連続鑑賞はちょっとキツイかも(笑)。 |
| キャスト 7/10 | 演技は流石だが、感情移入は…。 ジョディ・カマーもレイフ・ファインズも素晴らしい演技力です。ただ、キャラクター自体が少し記号的というか、感情移入しきる前に物語がどんどん進んでしまう印象も受けました。 |
| 総合 7.4/10 | 「単なるゾンビ映画」を期待すると火傷しますが、現代社会の寓話として観れば見応えアリ。賛否両論も納得の野心作。3部作の序章として、次への期待を込めてこの点数で! |
🔴映画『28年後…』ネタバレあらすじ結末解説
衝撃のラスト、あの「謎の集団」の正体、そしてスパイクが選んだ結末まで詳細に記述します。
映画を未見の方は、絶対にスクロールしないでください。
真実を知る覚悟がある方だけ、先に進んでください!
①プロローグ:2002年、凍結された記憶
物語は現在ではなく、パンデミック初期の2002年から幕を開けます。
スコットランドの荒野にある一軒家。
そこで暮らす少年ジミーは、感染者の襲撃によって家族を皆殺しにされます。
死に際の父親から託されたのは、「逆さの金の十字架」のネックレス。
たった一人で地獄の世界へ放り出された少年ジミー。
この瞬間、彼の中の時間は2002年で止まり、歪んだ形で保存されることになります。
これが、後の狂気への入り口でした。
②通過儀礼:父の嘘と失望
時は流れ、28年後の2030年。
英国はNATOによって完全隔離され、生存者たちは本土と細い道で繋がる「リンディスファーン島」で暮らしていました。
主人公の少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、12歳ながら「成人の儀式」として、父ジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)と共に本土への遠征に向かいます。
島の人々に見送られ、期待を胸に足を踏み入れたイギリス本土。
しかし、そこで彼らを待っていたのは、進化した巨大な感染者「アルファ」の群れでした。
命からがら逃げ出し、干潮の土手道を全速力で走って島へ戻る親子。
背後まで迫るアルファの恐怖。
ギリギリのところで仲間の槍に救われます。
しかし、その後の祝いの席で、スパイクは信じられない光景を目にします。
父ジェイミーは「息子が何体もの感染者を倒した!」と話を盛り、英雄気取りで周囲に嘘をついていたのです。
さらに最悪なことに、スパイクは父が別の女性(ロージー)と浮気している現場を目撃してしまいます。
尊敬していた父の「情けない実態」を知り、スパイクは深く失望します。
③母との逃避行とエリックとの出会い
母アイラ(ジョディ・カマー)の頭痛は日に日に酷くなり、時には錯乱するほど悪化していました。
スパイクは島の老人サムから、本土に住むという伝説の「ケルソン医師」の話を聞き、母を救う唯一の希望を見出します。
浮気者の父とも喧嘩し、孤立感を深めたスパイクは、母を連れて二人だけでこっそりと島を抜け出します。
本土に渡った二人は感染者に追い詰められますが、危機一髪のところで一人の兵士に救われます。
彼の名はエリック。
スウェーデン軍の兵士でしたが、監視船が沈没し、仲間を感染者に殺され、たった一人で生き延びていたのです。
こうして、少年と病気の母、そして孤独な兵士の奇妙な旅が始まります。
④廃電車の悲劇:誕生と死
一行は廃電車の中で、衝撃的な出会いを果たします。
陣痛に苦しむ妊娠中の女性感染者です。
アイラは危険を顧みず出産を介助し、スパイクがへその緒を切ります。
生まれた赤ん坊は、母体が感染しているにもかかわらず、奇跡的にウイルスに感染していませんでした。
しかし、出産直後に襲いかかってきた母親をエリックが射殺。
その銃声を聞きつけ、巨大なアルファ(サムソン)が現れます。
このアルファは、殺された女性感染者の夫であり、赤ちゃんの父親だったようです。
怒り狂うアルファはエリックの頭部を掴み、脊髄ごと引き抜いて惨殺します。
絶体絶命のスパイクたちを救ったのは、モルヒネを塗った吹き矢でした。
現れたのは探していたケルソン医師(レイフ・ファインズ)。
彼は眠らせたアルファを放置し、スパイクたちを自らのアジトへと案内します。
⑤骨の寺院:残酷な真実と別れ
そこには、感染者の頭蓋骨を積み上げて作られた、異様で荘厳な「骨の塔」がありました。
ケルソンはエリックの死体を焼き、丁寧に清めた頭蓋骨を塔の一部として弔います。
そして、アイラへの診断が下されます。
彼女の病気はウイルスではなく、脳に転移した「末期癌」でした。
もはや助かる見込みはありません。
ケルソンはアイラの同意を得て、彼女を薬で安らかに眠らせます。
スパイクは母の頭蓋骨を受け取り、自らの手で塔の最上部に置きます。
その瞬間、朝日が昇り、塔は黄金色に輝きました。
それは、スパイクが「母の死」を受け入れ、少年時代と決別した瞬間でもありました。
⑥結末:新たな旅立ちと「ジミーズ」
スパイクは一度島へ戻ります。
しかし、それは定住するためではありません。
保護した「免疫を持つ赤ちゃん」を島の人々に託すと、彼は再び一人で本土へと戻ります。
「しばらく旅がしたい」
そう言い残し、荒廃した世界へ足を踏み入れたスパイク。
旅の途中、彼は再び感染者の群れに追い詰められます。
そこで彼を救ったのは、金髪に派手なトラックスーツを着た謎の集団でした。
リーダーの名はジミー(ジャック・オコンネル)。
かつてプロローグで家族を失ったあの少年が成長し、カルト集団のリーダーとなっていたのです。
ジミーはスパイクを仲間に誘い、物語はここで幕を閉じます。
スパイクは新たな「家族」を見つけたのか、それとも狂気の世界へ足を踏み入れたのか。
その答えは、半年後の続編へと持ち越されます。
🔴映画『28年後…』ネタバレあり考察

あのラスト、ポカーンとした人も多いんじゃないでしょうか?(笑)
「急にパワーレンジャーみたいな集団が出てきたぞ!?」って。
でも、あれこそがこの映画の「毒」であり「確信犯」的な演出だった気がします。
ここからは、僕なりに感じた「5つの謎」について、個人的な解釈全開で深掘りしてみたいと思います!
🔵考察①:父への失望がスパイクを変えた「父殺し」の物語?
今回の物語の裏テーマは、僕には「父殺し(父親超え)」のように思えてなりませんでした。
父ジェイミー(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、一見すると家族を守る頼れる男に見えましたよね。
しかし、物語が進むにつれて見えてきたのは、通過儀礼での武勇伝を盛って話す虚勢や、妻が病気の最中に別の女性と浮気をする弱さ……。
島という閉じた世界で「英雄」気取りでいることへの安住など、あまりにも人間臭く、そして情けない「大人のリアル」がそこにあったように感じます。
12歳のスパイクにとって、父は絶対的なヒーローだったはずです。
しかし、本土への遠征を通じて、その偶像は脆くも崩れ去ってしまったのではないでしょうか。
スパイクが母を連れて島を出たのは、単に治療のためだけではなく、「嘘つきな父」が支配する偽りの平穏に、もう自分の居場所はないと悟ってしまったからだと僕は解釈しました。
ラストで、せっかく助けた赤ちゃんを島(父のいる場所)に置いて、自分だけ旅に出たのも象徴的です。
「父さん、あんたはこの狭い世界で、その子を守って英雄ごっこでもしていればいい」
そんな皮肉すら聞こえてきそうな、痛烈な決別。
スパイクは父を否定することで、過酷でも真実がある「外の世界」を選び取る大人になった、そう言えるのではないでしょうか。
🔵考察②:衝撃の「ジミーズ」!彼らは2002年で止まっている?
旅の果てに現れたカルト集団「ジミーズ」。
彼らの奇抜なファッションは、英国の実在の司会者「ジミー・サヴィル」を模倣していると言われています。
サヴィルは死後に数百件もの性犯罪が発覚した稀代の悪党ですが、パンデミックが発生した2002年当時は、まだ「子供たちのヒーロー」として国民的人気を誇っていました。
プロローグで家族を失い、社会から隔絶された少年ジミー。
彼の中の時間は、あの日以来、2002年で完全に凍結してしまっているのではないでしょうか。
だからこそ、彼らは無邪気にサヴィルの格好をし、90年代の子供番組(テレタビーズやパワーレンジャー)のような動きで戦うのだと思います。
彼らにとって、それは「正義のヒーロー」の姿そのものだからです。
現代の我々から見れば「おぞましい悪魔のコスプレ」ですが、彼らにとっては純粋な信仰対象なのかもしれません。
「無知ゆえの純粋な悪」。
父という「古い権威」に失望したスパイクが、次に出会ったのがこの「狂った新しい権威(ジミーズ)」だったというのは、なんとも皮肉で残酷な展開に思えました。
ダニー・ボイル監督は、情報が断絶した世界で文化がいかに歪んで継承されるかを、このブラックジョークのような集団で表現したかったんじゃないかな、と僕は感じています。
🔵考察③:なぜ母は「感染」ではなく「癌」で死んだのか?
ゾンビ映画のお約束といえば、「親しい人が感染してしまい、泣く泣くトドメを刺す」という展開ですよね。
しかし本作で、母アイラ(ジョディ・カマー)を殺したのはウイルスではありませんでした。
彼女の命を奪ったのは、脳に転移した「末期癌」です。
アルファという怪物が徘徊し、常に死と隣り合わせの終末世界。
そんな異常な状況下であっても、人間は普通の病気になり、薬がなければ苦しみ、そしてあっけなく死んでいく。
この展開は、映画的なカタルシスやドラマチックな死を期待していた僕たち観客に、冷水のようなリアリズムを浴びせかける意図があったように思います。
「ウイルスよりも、抗えない病気の方がよっぽど絶望的だ」
そう突きつけられているような気分になりませんでしたか?
だからこそ、ケルソン医師が築いた「骨の神殿」の意味が重みを増します。
ただの死体処理ではなく、名もなき死者たちの「生きた証」を記憶として積み上げる行為。
スパイクが母の頭蓋骨を塔に置いた瞬間、彼は「理不尽な死」を受け入れ、それを背負って生きていく覚悟を決めた……僕にはそう見えました。
🔵考察④:なぜ「免疫を持つ赤ちゃん」を島に置いていった?
ここも大きな議論ポイントですが、僕なりの仮説を立ててみました。
せっかく見つけた人類の希望、「免疫を持つ赤ちゃん」。
普通なら、主人公がその子を守りながら旅をする…というのが王道ストーリーです。
しかし、スパイクはその子を島の人々に託し、単身で旅立ちました。
なぜか?
一つは、先述した「父への決別と皮肉」でしょう。
そしてもう一つは、「希望(赤ちゃん)が重荷すぎたから」ではないでしょうか。
スパイク自身、まだ12〜13歳の子供です。
母を亡くし、父と決別したばかりの彼に、人類の未来を背負う覚悟はまだなかったのかもしれません。
あるいは、島という「隔離された安全圏」に置くことが、赤ちゃんにとって最善だと判断したのかも。
しかし、これは同時に「巨大な火種」を島に置いてきたことにもなりますよね。
免疫を持つ子の存在を知ったジミーズやあるいは他の生存者グループが、あの島を襲撃する未来が容易に想像できてしまいます。
スパイクのこの選択が、次作でどのような悲劇(あるいは奇跡)を生むのか、非常に気になって仕方ありません。
🔵考察⑤:続編『白骨の神殿』へ!ジムはどこにいる?
さて、物語はまだ終わっていません。これは3部作の第1章です。
半年後の2026年1月には、第2部『28 Years Later: The Bone Temple(白骨の神殿)』が公開されます。
タイトルからして、今回登場した「骨の神殿」とケルソン医師が、物語の中心になることは間違いなさそうです。
そして最大の謎、第1作の主人公ジム(キリアン・マーフィー)の行方です。
今回は「製作総指揮」としての参加でしたが、ファンの間では「第2部でついに役者として復帰する」という説が濃厚らしいですね!
今回、スパイクが一人旅に出たことで、彼と遭遇する確率はグンと上がった気がします。
また、島に残された父ジェイミーが、赤ちゃんの危機に直面し、助けを求めてジムと出会う…なんて展開も熱いと思いませんか?
「嘘つきな父」ジェイミーと、「伝説のサバイバー」ジム。
この二人が出会った時、どんな化学反応が起きるのか。
そして、ジミーズに取り込まれそうになっているスパイクを、誰が救い出すのか。
このモヤモヤした結末は、すべての爆発を第2部に取っておくための「巨大な溜め」だったと信じて、新作を待ちたいと思います!
🔴映画『28年後…』【完全版】まとめ!
●アイラの死因:感染ではなく「癌」。終末世界における日常的な死の残酷さを表現。
●結末の選択:スパイクは赤ちゃんを島に託し、父とは違う道を歩むためにジミーたちと旅立つ。
いかがでしたでしょうか?
映画『28年後…』。
「ゾンビ映画」の皮を被った、少年の過酷な自立の物語だと僕は感じました。
賛否両論ある結末ですが、それも含めて「28年間の重み」を感じさせる野心作だったと思います。
物語はまだ終わっていません。むしろ、ここからが本番です。
半年後の『白骨の神殿』で、伝説の男ジムがどう絡んでくるのか。
YOSHIKIと一緒に、震えて待ちましょう!

最後まで読んでくれてありがとう!
みんなはあのラスト、どう感じた?
「ジミーズ」のダンスにドン引きした? それともワクワクした?
ぜひコメント欄で感想を教えてください!
次の記事でまた会いましょう!



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