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ネタバレ結末を解説『コンフィデンスマンKr』(最新4話まで更新)韓国ドラマ感想・あらすじ・|日本版との違いは?【随時更新】

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『コンフィデンスマンKr』レビュー!日本の傑作は韓国でどう進化した?

 

日本の大人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』が、豪華キャストを迎え韓国で待望のリメイク。
その名も『コンフィデンスマンKr』が、ついにベールを脱ぎました。
「目に見えるものが真実とは限らない」――このお決まりのセリフはそのままに、物語はよりスリリングで、よりダークな「Kケイパー(韓国流クライム・エンターテインメント)」へと大胆な進化を遂げています。

YOSHIKI
YOSHIKI

こんにちは!YOSHIKIです。
今回はこの注目のリメイク作の魅力を、【ネタバレなし】【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!
オリジナル版のファンはもちろん、本作で初めて「コンフィデンスマン」の世界に触れる方も、ぜひ最後までお付き合いください。

【このブログの楽しみ方について】
いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
ぜひ、この場所で、一緒に物語を深めていきましょう!

🔴韓国ドラマ『コンフィデンスマンKr』基本情報

YOSHIKI
YOSHIKI

まずはサクッと基本情報から。
監督が『ヴィンチェンツォ』と同じ系統のナム・ギフン監督!
もう面白さは確定ですよね!

項目詳細
作品名コンフィデンスマンKr (컨피던스 맨 KR)
配信Prime Video
配信日2025年9月6日
話数全12話
監督ナム・ギフン
キャストパク・ミニョン、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョク
ジャンルクライム・エンターテインメント、コメディ、復讐劇
原作フジテレビ系ドラマ『コンフィデンスマンJP』

🔴【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!本作がヤバい3つの理由

予告編あらすじ制作陣の情報から、僕が「これはヤバい!」と確信するに至った3つのポイントを紹介させてください!

①単なるリメイクではない。「Kケイパー」への大胆な進化

本作を語る上で最も重要なのが、オリジナルからのテーマの進化です。

日本の『コンフィデンスマンJP』が、ダー子たちの「詐欺師稼業そのものを楽しむ」軽快なコメディだったのに対し、韓国版はよりシリアスでドラマチックな「Kケイパー」へと生まれ変わっています。
監督も「なぜ彼らが詐欺を働くのか、その動機に集中した」と語っており、キャラクターの過去や背景に、韓国ドラマならではの重みを加えています。
特に、パク・ミニョンさん演じるリーダーには、彼女を詐欺の世界へと駆り立てる個人的な復讐の動機が設定されており、物語全体に一本の太い筋を通しています。

②豪華キャストが見せる、圧巻の”七変化”とチームの化学反応

コンフィデンスマンの真骨頂といえば、ターゲットを騙すための変装、すなわち”七変化”

本作では、その魅力がさらにパワーアップしています。
主演のパク・ミニョンさんは、客室乗務員から医者、セレブリティまで、予告編だけでも十数種類の姿を披露。
共演のパク・ヒスンさんやチュ・ジョンヒョクさんも、特殊メイクや女装にも挑戦するなど、その徹底ぶりには驚かされます。
観客は、作中でキャラクターたちが繰り広げる「騙しの演技」と、それを演じる俳優たちの「圧巻の演技」という二重のパフォーマンスを楽しむことができます。

③オリジナルへの敬意と、新たなる物語への期待感

リメイク作品でファンが最も気になるのは、オリジナルへのリスペクトですよね。

その点、『コンフィデンスマンKr』は完璧な答えを用意しています。
原作ドラマの脚本家である古沢良太さんは、「韓国版を製作していただくことは、日本版を作っている頃からの一つの夢でした」と、最大級の賛辞と期待を寄せています。
愛すべき詐欺師たちが繰り広げる痛快なコンゲームという核はそのままに、韓国ならではの映像美とテンポ、そしてオリジナル要素を加えて新たな物語を紡ぎ出す。
オリジナルファンも安心して、そして新鮮な気持ちでこの世界に没入できるはずです。

🔴ドラマ『コンフィデンスマンKr』キャストとあらすじ

●ユン・イラン (演:パク・ミニョン)
【頭脳】IQ165を誇るチームの絶対的リーダー。
全ての作戦を立案し、指揮を執る天才。

●ジェームズ (演:パク・ヒスン)
【変幻】百戦錬磨のベテラン詐欺師で、変装の達人。

●ミョン・グホ (演:チュ・ジョンヒョク)
【純真】お人好しで純粋な心を持つチームの最年少メンバー。

『コンフィデンスマンKr』【ネタバレなし あらすじ】

天才詐欺師ユン・イラン率いる「チーム・コンフィデンスマン」は、悪徳占い師をターゲットに、大規模なイカサマカジノ作戦を実行する。
作戦は成功するものの、その非情な手口に嫌気がさした心優しきメンバー、ミョン・グホはチームからの脱退を宣言。

しかし、そんな彼の平穏は長くは続かなかった。
ベテランのジェームズが、次のターゲットである闇金業界の伝説的帝王チョン・テスに単独で挑み、返り討ちにあってしまったのだ。

仲間が瀕死の重傷を負ったことを知ったグホは、復讐を決意。
再びイランと合流し、冷酷非道な巨悪を陥れるため、キャリア史上最も危険で、最も大胆不敵な詐欺計画に身を投じていく…。

【⚠️警告:この先は第1話の重大なネタバレが含まれます!未視聴の方はご注意ください!⚠️】

物語は、天才詐欺師ユン・イラン(パク・ミニョン)率いるチームが、信者を騙す強欲な祈祷師を、偽の違法カジノで破滅させる場面から始まる。

彼らが悪人からのみ金を奪う「義賊」であることが示された後、詐欺に嫌気がさしたミョン・グホ(チュ・ジョンヒョク)はチームを離れてしまう。

しかし、イランは次のターゲットである悪徳金融業者チョン・テスを騙すため、グホをチームに引き戻す計画を立てる。
彼女は、ジェームズ(パク・ヒスン)がテスに返り討ちにあって重傷を負ったという、手の込んだ「嘘」を演出し、仲間想いのグホをチームに復帰させることに成功する。

チームは、テスが裏金500億ウォンを海外へ密輸する計画を掴む。
イランは客室乗務員に、グホは財閥の隠し子に扮し、テスの専用機に潜り込む。
しかし、全てが計画通りに見えたその時、テスは突如グホのこめかみに銃口を突きつけるという、絶体絶命の状況で物語は幕を閉じる。

この韓国版を観た後、僕は原作である日本版の第1話を改めて観直してみました。
基本的な話の構成は、確かに一緒でしたね。
でも、正直に言ってしまうと、詐欺の“鮮やかさ”という点では、日本版の方が一枚上手だったように思います。

韓国版では、ターゲットは強欲な祈祷師一人で、偽カジノのクライマックスで駆けつけた警官役は、仲間であるジェームズでした。
もちろん、その方が無難で失敗のない作戦です。
でも、少しつまらないと感じてしまいました。

なぜなら、日本版では、駆けつけた警官役は、ダー子が目を付けた脱税常習犯の悪徳社長だったからです。
悪徳ホストクラブ経営者(※日本版のターゲット)も、この悪徳社長も、本物の警官が駆けつけたと信じたからこそ、お金を置いて逃げていったわけです。

ダー子たちは、その悪徳社長を「金を騙し取る話がある」と釣り上げ、偽の賭博場に駆けつける「警官役」を演じさせていました。
偽の賭博で使った1億円は、その悪徳社長自身に用意させたお金。
そして、主人公たちは悪徳ホストクラブ経営者から騙し取った1億円と、悪徳社長が出した1億円を、まとめて奪い取ってしまったわけです。

仲間を使うのではなく、別の悪党に悪党を演じさせるという、綱渡りのような“賭け”
そして、それが成功した時の「二重で騙していたのか!」という驚き。
このスリルとカタルシスは、はるかに日本版の方が勝っていました。

『コンフィデンスマン』の話自体は、面白さが保証されているようなものです。
だからこそ、韓国版には「原作を超えてくるんじゃないか?」という大きな期待をしていました。
原作のこの鮮やかな手口と比べてしまうと、少しがっかりしてしまったのも、正直な気持ちです。

それに、日本版がテンポ良く1話で完結させたこの話を、韓国版が2話まで持ち越したのも、少し気になりましたね。
もちろん、続きが気になる終わり方ではありました。
でも、『コンフィデンスマン』の魅力は、やっぱりテンポの良い鮮やかな騙し合いにあると思います。
この構成がどう影響するのか、まずは第2話のどんでん返しに期待したいですね!

🔴第2話:モレ財団

【⚠️警告:この先は第2話の重大なネタバレが含まれます!未視聴の方はご注意ください!⚠️】

第1話のラスト、ミョン・グホ(韓国版ボクちゃん)が銃口を突きつけられる。
テスは、SNSの写真で見た「財閥の隠し子」の肩にタトゥーがあったが、グホの肩にはないことを指摘。
しかし、グホが機転を利かせて「タトゥーは反対側の肩です」と説明し、タトゥーを見せ、その場を切り抜ける。

さらに、テスは偽の拉致事件を起こし、「忠誠心テスト」を仕掛ける。
グホは、ナイフで小指を切断されそうになってもテスの名前を決して口にせず、その覚悟を見せたことで、テスの絶対的な信頼を勝ち取ることに成功した。

信頼を得たユン・イラン(韓国版ダー子)は、テスに「現金を災害地域への救援物資と偽って輸送する」という、大胆な密輸計画を提案し、実行に移す。

帰りの専用機内で、計画はクライマックスを迎える。
イランは「エンジン故障」という緊急事態を演出し、「機体を軽くするため」と、現金500億ウォンが入った箱を次々と上空から投棄し始める。
自分の全財産が空に消えていく光景に絶望したテスは、金を追いかけ自らパラシュートを背負い、飛行機から飛び降りた。

しかし、これは全てチームの仕掛けた罠だった。
実際に投棄されたのは、ただの紙束が入った偽の箱。
本物の500億ウォンはチームが安全に確保し、全額、児童養護施設に匿名で寄付された。

そしてラスト。
全ての事件が解決し、チームが祝杯をあげる中、イランは一人、アジトの奥にある隠し部屋へ。
その部屋の壁一面には、ミョン・グホの幼少期の写真や、彼が過去に巻き込まれた「拉致事件」に関する膨大な調査資料が、びっしりと貼り付けられていた。

第2話まで見終えて、基本的なあらすじは、原作である日本版と同じでしたね。

でも、正直に言ってしまうと、テンポが悪すぎると感じました。
日本版がスピーディーに1話で終わらせた内容を、韓国版は2話分も使っているわけですから、仕方ないのかもしれませんが…。
もし、あの名作である日本版を知らなければ、それでも十分に楽しめるんだと思います。
でも、知っているからこそ、このテンポの悪さを感じずにはいられませんでした。

もちろん、くすっと笑ってしまうコメディ部分は面白いところもあるんです。
それに、日本版にはなかった飛行機の気圧問題の説明(突然ドアを開けても大丈夫だったのは、低空飛行をしていたから)など、「なるほど!」と思わされる、韓国版ならではの良さもありました。

ラストの、イランの隠し部屋のシーンも、確かに興味はそそられます。
でも、ここまで感じてきた物語のテンポへの不信感もあって、手放しで「脚本家、天才だ!」とは言えないのが正直なところです。
これからどうなっていくのか、期待よりも、少し不安なスタートだと感じてしまいました。

🔴第3話:デジャブ!

物語は、ミョン・グホの知人ボラが、スター芸術評論家ユ・ミョンハンからセクハラ被害を受けたことをきっかけに動き出す。
当初、ユン・イランは事件の規模の小ささから乗り気ではなかったが、ユ・ミョンハンの裏の顔—贋作の制作・売買、文化財の違法取引、政財界への裏資金提供—を知り、彼の巨悪を暴くため、チームに合流する。

イランは、世界的なオークション会社の購買責任者「オリビア・キム」を名乗り、豪華なドレスをまとってVIPパーティへ潜入。
ジェームズはジャズ歌手、グホは財閥3世に扮し、見事なチームプレーでワイングラスから指紋を、会話から金庫のパスワード情報を盗み出す。

そして、チームは贋作師の協力を得て、偽のエルカソ作品を仕掛ける作戦に突入。
大邸宅のオーナーに変装したグホが、ミョンハンに鑑定を依頼すると、彼は「偽物ではない」と完全に信じ込み、取引成立寸前まで進む。

しかし、作戦成功を確信したのも束の間、協力者である贋作大家が警察に連行される場面に遭遇。
その直後、ミョンハンが3人へ全てを見透かしたような鋭い視線を送り、計画が完全に露見したかのような、スリリングな状況で物語は幕を閉じた。

🔴第4話:ゴーストキャッスル

第一幕:二重の罠と、USB奪取作戦

第3話のラスト、協力者である贋作大家が逮捕されたのは、ユン・イランたちが仕掛けた壮大な罠の始まりだった。
この一件で名声をさらに高めた悪徳美術商ユ・ミョンハンは、完全に油断していた。
イランたちの真の狙いは、彼が政財界の要人と繋がる「裏金リスト」。
そのデータが入ったUSBを手に入れるため、チームは彼が主催する慈善オークションに潜入する。

ジェームズは、ゲスト歌手とそのマネージャー(特別出演:ロウン)を睡眠ガスで眠らせ、自らがジャズ歌手に変装してステージへ。
一方、イランはオークション会社の責任者「オリビア・キム」、グホは財閥3世として会場に潜入。
イランがミョンハンを執務室へ誘惑している隙に、隠しカメラで金庫のパスワードを入手。
ボーイに変装したグホが、見事USBを奪取することに成功する。
USBの中には、裏金リストだけでなく、ミョンハンが新人画家のボラたちを暴力と薬物で支配し、偽造画を描かせていた映像まで記録されていた。

第二幕:偽りの天才画家と、50億ウォンの罠

全ての証拠を手に入れたイランたちは、仕上げのコンゲームに入る。
まず、グホがミョンハンに、所蔵する美術品の鑑定を依頼。
その中で、ミョンハンは無名の画家「チョン・ミョンシン」の作品「海の風景」に目を付け、オークションにかけることに。
オークションでは、イランがサクラとして高値でその絵を落札し、ミョンハンの欲を刺激する。

完全に罠にはまったミョンハンは、他の「チョン・ミョンシン」作品を探し出し、田舎の老人に変装したジェームズと接触。
ジェームズが「チョン・ミョンシンは亡き伯母だ」と説明すると、ミョンハンは大喜びで、50億ウォンで全ての作品を買い取ってしまう。

第三幕:公開処刑と、完全なる破滅

ミョンハンは、「新星発見」と大々的にアピールするオークションを開催。

しかし、そこに真実を突きつける人物が現れた。
被害者ボラの母が「私がチョン・ミョンシンです」と名乗りを上げ、「天才ではなく、ただの商店主だ」と暴露する。
さらにボラも現れ、スクリーンにはミョンハンの悪行を記録した映像
が流される。
偽造の実態、暴行、醜態の全てを暴かれ、ミョンハンは「誘拐監禁、脅迫、麻薬販売罪」で、その場で逮捕された。

いやー、今回の「アート界編」、面白かったですね!
友人のために、純粋な正義感から悪党に立ち向かおうとするグホの姿に、まず心を掴まれました。

そして、VIPパーティへの潜入シーン。
イランはカリスマバイヤー、ジェームズはジャズ歌手、グホは財閥3世と、それぞれが別人に成りすましてターゲットを騙していく様子は、見ていてワクワクしましたね。

第3話のラスト、協力者が逮捕されて、計画が全部バレたんじゃないか!?
とハラハラさせられたのも、見事な演出でした。

そして第4話、あの絶望的な状況が、全てイランが仕掛けた「二重の罠」だったと分かった瞬間!
「やられたー!」と、気持ちよく騙されました。
オークション会場で、悪党の悪事が全て暴かれ、社会的にも破滅していくラストは、見ていてスカッとしましたね。
こういう、知略で悪を討つ展開こそ、コンゲームの醍醐味だと思います。

ただ、全てが終わった後、一人涙を流すイランの姿。
彼女が背負う過去の謎が、この物語の、もう一つの重要な軸になっていく。
ただの痛快な詐欺ドラマではない、その深みのある余韻も、なかなかに良かったです。

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