【海外の反応】『死霊館 最後の儀式』はなぜ賛否両論?「怖くない」と酷評の嵐 vs「最高の卒業式」とファンが号泣する理由!
僕が公開前から熱狂していた、『死霊館 最後の儀式』!

公開が開始された今、海外のメディアやファンの間では、絶賛と酷評の嵐が吹き荒れている。
この記事では、そんな海外の「生の声」を徹底的にリサーチし、「なぜ、この映画は、これほどまでに物議を醸す問題作となったのか?」その核心に迫っていこうと思う。
🔴序論:これはホラー映画か、感動ドラマか?12年間のサーガ、その“最後の答え合わせ”!
『死霊館 最後の儀式』は、現代ホラー映画における、一つの大きな「謎」を僕らに突きつけてきた。
それは、「批評家とファンの評価は、なぜここまで真逆になってしまうのか?」という、根源的な問いです。
この映画は、批評家からは「シリーズで最も期待外れ」と酷評されながら、公開されるやいなや、世界中で記録的な大ヒットとなった。
この、あまりにも極端な評価の分裂。
その背景には、一体何があるんだろうか?
この記事では、単に「面白かった」「つまらなかった」という感想を語るんじゃなく。この壮大な「謎」の答えを、みんなと一緒に探していきたい。
さあ、始めようーーーー!
🔴【数字が語る真実】批評家スコアは50%台、なのに観客は熱狂。この“評価のねじれ”の正体とは?

まず、言葉の前に、数字という動かぬ証拠を見てみよう。
大手レビューサイト「Rotten Tomatoes」における、本作のスコアです。
●批評家スコア: 衝撃の「57-59%」(腐敗=Rotten)
●観客スコア: 驚異の「79%」(新鮮=Fresh)
これ、すごくない!?っていうか、異常事態でしょ!
批評家からは「観る価値なし」と切り捨てられた一方で、観客からは圧倒的な支持を得ている。
でも、公開初日の観客の満足度を測る「CinemaScore」では、シリーズ最低の「B」評価!
これは、
「ウォーレン夫妻の最後を見届けるために劇場には行ったけど、ホラーとしては、正直、物足りなかった…」
という、ファンの複雑な本音が見え隠れしている。
この“評価のねじれ”こそが、この物語を解き明かす、最大の鍵なんだと思います。
🔴【絶賛の声】ファンが「号泣した」3つの理由 ― 僕らが本当に観たかったのは、これだった!
🔵「12年間ありがとう」ウォーレン夫妻の“愛の物語”が、ついに完結したことへの感謝!
肯定的なレビューのほぼ全てが、ホラー要素を通り越して、ウォーレン夫妻の感動的な締めくくりを称賛している。
Screen Rantは、「ウォーレン夫妻への別れとして、恐怖と心温まる要素を見事に両立させている」と評価。
Colliderも、「本作が最も正しく描いているのは、その家族の力学だ」と、シリーズ全体を貫くテーマが見事に結実したと称賛しています。
そう、僕らが愛したのは、悪魔の恐ろしさじゃなく、どんな闇の中でも、お互いだけを信じ続けた、エドとロレインの「愛」なんです。
本作は、ホラーとしての側面を少し後退させてでも、この二人の物語を、そして彼らの家族の物語を、丁寧に描き切ることを選んだんだと思う。
それこそが、ファンへの、最大の誠意だったんだよね。
🔵「最高のファンサービス!」ラストの結婚式と、懐かしい“あの人たち”のカメオ出演!
そして、ファンを号泣させたのが、ラストの結婚式のシーンです。
招待客の中には、シリーズのファンなら誰もが涙するであろう、懐かしい顔ぶれが揃っていた。
『死霊館』第1作のペロン一家や、『死霊館 エンフィールド事件』のホジソン一家など、かつて夫妻が救った家族たちが、彼らの門出を祝福するために集結していた。
あるレビューでは、このシーンを「感情的な勝利の周回(emotional victory lap)」と表現していたけど、まさにその通り。
12年間の戦いの歴史が、全て報われた瞬間だった。

▼待って!「ペロン一家」や「ホジソン一家」って、誰だっけ?
「『最後の儀式』を観る前に、12年間の歴史を復習したい!」 そんな人のために、「死霊館ユニバース」全作品の繋がりと、最速で最終章に追いつくための“復習方法”**を、こちらの記事で徹底的に解説しているよ!
🔴【批判の嵐】なぜ批評家は「怖くない」「長すぎる」と切り捨てたのか?その3つの理由!
🔵致命的な欠点:「ホラー映画なのに、怖くない」
その一方で、否定的なレビューは、その主要な批判点においてほぼ満場一致している。
それは、本作が単純に「怖くない」という点です。
「退屈で、長すぎて、全く怖くない」
「恐怖という要素は早い段階で祓われてしまっている」
「怖い瞬間が一つもなかった」
と、ホラー映画としては、これ以上ないほど手厳しい言葉が並ぶ。
「もはや全てが陳腐に感じられ、監督は新鮮さや活気をほとんどもたらすことに失敗している」
と、創造性の枯渇を指摘している。
僕らのように、12年間このシリーズの恐怖を浴び続けてきたファンにとっては、本作の恐怖演出は、どこか「あ、これ、前も観たことあるな」と感じてしまう、予測可能なものが多かったのも事実です。
ウォーレン夫妻の感動的なフィナーレを描くことに力を注ぐあまり、ホラー映画として最も重要な「観客を本気で怖がらせる」という部分が、少しだけお留守になっていたのかもしれない。
🔵元ネタ「スマール家事件」の、あまりにも雑な扱い
脚本の焦点が定まっていない点も、大きな批判の対象となった。
本作は、ウォーレン夫妻の個人的な物語に焦点を当てるあまり、本来の題材であるはずの「スマール家事件」の扱いが、あまりにも雑になってしまっている。
思い出してほしい。
ウォーレン夫妻が、なかなか事件の現場に足を踏み入れない展開に、やきもきしなかった?
あるレビューでは、
「映画が描くべき対象であるはずのスマール家を、雨の中に立つ『栄光あるエキストラ』同然にドアの外へ押しやっている」
と、痛烈に批判されていた。
僕らも、ウォーレン夫妻がスマール家でどんな恐ろしい悪魔祓いをするのかと期待していたのに、物語の中心は、いつの間にか「ジュディの結婚」と「ウォーレン家の内輪話」になってしまっていた。
「実話ベース」という、このシリーズ最大の武器を、自ら手放してしまった…
そう感じた批評家が多かったのも、無理はないと思う。
🔵「世代交代」は失敗?ジュディとトニーに向けられた、厳しい視線
本作は、ジュディ・ウォーレンと婚約者トニーを、次世代の主人公として明確に位置づけている。
エドがトニーへ、あの「呪いの博物館」の鍵を手渡すシーンは、まさに「世代交代」の象徴だった。
しかし、この試みに対するファンの反応は、圧倒的に否定的で冷ややかでした。
「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)方式で、無理やりフランチャイズを延命させようとしている」と、スタジオ主導の強制的な試みだと見なされている。
あるファンが言うように、映画はジュディに焦点を当てているが、「私たちのほとんどは彼女に興味がない」。
僕らが愛しているのは、エドとロレインなんです。
この感動的なフィナーレは、意図せずして、シリーズの未来にとって、少し高すぎるハードルを設けてしまったのかもしれない。
「この二人以上の夫婦が、この先、登場するとは思えない」。
そんな、ファンの熱すぎる愛が、次世代へのバトンタッチを、素直に喜べないムードにさせているんだと思う。

▼じゃあ、YOSHIKI自身は、この映画をどう観たのか?
批評家とファンの意見は分かった。
でも、僕自身の「魂の感想」と、衝撃のラストシーンまでの、より詳しいネタバレあらすじ。
その全てを、こちらのメイン記事で語り尽くしているぜ!
🔴ポストクレジットシーンの意味!12年越しの“本当のタイトル”が明かされた瞬間!
そして、最後の最後に、この映画の、いや、このシリーズ全体の意味をひっくり返す、とんでもないサプライズが用意されていた。
エンドクレジットの後、スクリーンに映し出されたのは、一枚の古い写真。
現実のエド・ウォーレンが、本作に登場したあの鏡の隣に立っている写真です。
そして、テキストが、この鏡の正体を明かす。
霊を「召喚(conjure)」するために使われる儀式の道具、その名も「霊を呼び出す鏡(a conjuring mirror)」である、と。
この瞬間、12年前に公開された第1作のタイトル『The Conjuring(死霊館)』が、まったく新しい意味を帯びて僕らの前に立ち現れる。
そう、この長大なシリーズのタイトルは、もしかしたら最初から、この忌まわしき「霊を呼び出す鏡」のことを指していたのかもしれない。
監督によれば、これは最初から計画されていた伏線ではなく、「幸運な偶然」だったという。
でも、その偶然が、ウォーレン夫妻の「最初(ジュディの死産)」と「最後(スマール家事件)」の事件を、この鏡という一つのアイテムで繋ぎ、12年越しの物語に、完璧な円環構造をもたらした。
これ以上に、美しい結末があるだろうか?
この「後付け設定」こそが、このシリーズを、単なるホラー映画の寄せ集めではない、一つの壮大な「運命の物語」へと昇華させた、最高の一手だったと、僕は思う。
🔴まとめ:この記事で伝えたかったこと!

さて、長々と語ってきたけど、最後にこの記事のポイントを、分かりやすく箇条書きでまとめておこう!
●この記事は、映画『死霊館 最後の儀式』が、なぜ批評家からは酷評され、ファンからは熱狂的に絶賛されるのか、その賛否両論の理由を徹底的に解説したものです。
●批評家スコアは50%台と振るわなかったが、観客スコアは79%と高く、その“評価のねじれ”こそが、この映画の本質だった。
●【絶賛の声】は、ウォーレン夫妻の「愛の物語」と、「感動的なフィナーレ(結婚式やカメオ出演)」に集中していた。
●【批判の声】は、ホラー映画として「怖くない」ことや、元ネタの「スマール家事件」の扱いが雑である点に集中していた。
●そして、ポストクレジットシーンで明かされた「霊を呼び出す鏡」の存在が、シリーズ全体のタイトル『The Conjuring』に、12年越しの完璧な意味を与えていたことを考察した。
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