今回、紹介する作品は『ミッシング・ユー』です。
作品解説
🔸11年前に父親の殺害と婚約者の失踪という悲劇が起こった女性刑事。女性刑事は、マッチングアプリで失踪した婚約者を見つけ、過去の真相に迫る!
🔸過去の事件の謎、登場人物たちの裏の顔、そして隠された真実など、謎解き要素が盛り込まれてる作品!
🔸2025年1月1日17時よりNetflixにて配信開始!
『ミッシング・ユー』は、どんな人にお薦め?
🔸サスペンスやミステリー好きには持ってこいの作品だぞ!
🔸考えさせられるドラマを楽しみたい方!
ドラマ『ミッシング・ユー』あらすじ
ニューヨーク市警察の刑事カット・ドノヴァンは、11年前の父殺害事件と婚約者の失踪という二つの未解決事件の影を払拭できずにいた。
ある日、彼女は出会い系アプリ上で、失踪した婚約者と酷似した人物を発見。
この偶然の出会いが、彼女を父の殺害事件の真相へと導き、長年封印されていた過去の闇を暴き出す契機となる。
ネタバレなし感想
個人的評価
10点満点中/6点
今作は、世界中で数多くのファンを抱えるハーラン・コーベン原作の作品!
ハーラン・コーベンは、現代を代表するスリラー小説作家の一人で、巧妙なプロットと予測不能な展開で知られ、特に人気だったのが『偽りの銃弾』!
僕も大好きでした!
だから、Netflix配信作品に原作ハーラン・コーベンと書いてあるのを見て楽しみにしていた作品でした!
ハーラン・ベーコン作品って同時に複数の出来事が起きて、複雑に絡み合っていく展開が魅力なんですが、今作も同時に3つの大きな事件が展開していきます。
ざっくりあらすじはこうだ↓↓↓
11年前、父親の殉職と婚約者ジョシュの失踪による突然の別れという二重の悲劇に見舞われた失踪者捜索課のドノヴァン警部は、心の奥底に深い傷跡を抱えていた。
ある日、出会い系アプリのプロフィール欄に、かつての恋人ジョシュの名を発見。
その直後、父親の殺害犯が病に倒れ、余命わずかと知らされる。
規則を無視し、刑務所を訪れたドノヴァンは、父親殺害の動機を問いただす。
しかし、返ってきたのは、自身が冤罪で逮捕されたという、予想外の告白だった。
大きな3つの出来事とは、
①警官だった父親殺害の真犯人は?
②婚約者ジョシュの失踪に理由は?
③現在起こっている行方不明事件
これらを捜査していく内に全てが繋がっていくという展開をみせる作品なんです!
特に第1話はめちゃめちゃ興味を引く展開を魅せてくれるし、良かったです。
絡み合った事件の真相は、僕的には、物足りなさを感じましたけど、大どんでん返しを期待しなければそれなりに楽しめる作品かなって印象はありますので、興味があれば視聴して観ても損はしないと思います。
ネタバレ感想/考察
警官だった父親殺害の真犯人は?
カット・ドノヴァンの父親である警官のクリント・ドノヴァンを殺してしまったのは、失踪していた婚約者のジョシュだった。
父親であるクリント・ドノヴァンは、警官であるという表の顔の他に闇組織のボスであるカリガンと取引をする仲だった。
また、奥さんや娘であるカットに対して秘密でパーカーという男性と関係があった。
その秘密の関係をカットの友人であるアクアに目撃され、クリントはアクアを脅迫する。
ジョシュが駆け付け、アクアにナイフを持ち襲い掛かるクリント・ドノヴァンを止めようと割って入るが、ナイフはクリント・ドノヴァンの腹部に刺さる。
クリント・ドノヴァンが死ぬ間際に言い放った「カットには言うな。警察にも言わないで欲しい」という言葉通り、カットの上司であるスタッガーは、痕跡を隠蔽した。
既に2件の殺人で終身刑が確定しているモンティー・リバーンに自白するように手回しを行った。
はじめ突然、現れたジョシュをカットを始め、アクア、ステイシーが受け入れている様子に違和感があった。だって父親が殺害されてどん底に居るカットを放って居なくなったやつだよ。11年の間に娘まで居るし。
アクアは、ジョシュが助けようと割って入り、誤ってカットの父親を刺してしまった事を知っていた訳だし、ステイシーもジョシュはカットにトラウマを与えた憎いやつだと思っていたはず。父親殺害の真相が分かった後なら突然帰って来たジョシュを受け入れるのも分かるけど、真相が明らかなになる前にみんなでお酒を飲んで楽しんでいる描写は確かに違和感だったね。
それに、スタッガーが痕跡を消したって言っていたのに凶器からジョシュの指紋が出てくるってめちゃめちゃ矛盾。カットの父親クリントも性格設定がおかしい。妻と子に見せる理想の父親の顔とアクアにパーカーとの関係を目撃された後の過剰な行動は、かけ離れ過ぎている。
マッチングアプリのジョシュの写真もなりすましが勝手に使っていたって設定は、強引に過去の父親殺害とジョシュを繋げようとしているって印象もあるよね。
主人公であるカットに対して周りは隠し事が多すぎるよね。
隠していた理由も「愛」や「友情」といった感情を理由に正当化されているが、その動機が常に明確とは言い難いんだよね。主人公カットを事件に巻き込んむ為の展開に巧妙さを欠いているって感じが強いよねー!
ハーラン・ベーコン作品って面白いけど、今作は、ちょっとイマイチだったかな。細かいところを気にしないで鑑賞するのがお勧めだね!
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