Netflixドラマ『ラ・パルマ』ネタバレ感想!迫りくる自然の脅威と家族の絆が描かれる!

Netflix

今回、紹介する作品は『ラ・パルマ』です。

作品解説

『ラ・パルマ』ってどんな作品?
🔸美しい自然が広がるカナリア諸島のラ・パルマ島を舞台に、クリスマスのバカンスを楽しむノルウェー人の一家が、突然の火山噴火の危機に直面する物語!
🔸美しい自然の中に潜む危険、それを目の当たりにした人々の葛藤や絆が描かれるぞ!
🔸Netflixで2024年12月12日配信開始!
この記事では、Netflixドラマ『ラ・パルマ』のネタバレ感想を紹介しています。
YOSHIKI
YOSHIKI

『ラ・パルマ』は、どんな人にお薦め?
🔸自然災害を題材にした作品が好きな人!
🔸家族ドラマが好きな方には特におすすめ!
🔸予想が付かない展開をみせる作品が好きな方!

タイトル ラ・パルマ
制作国 ノルウェー
配信日 2024年12月12日
配信時間 約50分✖4話
ジャンル ヒューマンドラマ/ディザスター
監督 不明
キャスト イングリッド・ボルゾ・ベンダル/アンドレス・バースモ
アルマ・ギュンター/ベルナルド・ストーム・ラガー

ざっくりあらすじ

カナリア諸島の美しい島、ラ・パルマ。
クリスマスのバカンスを楽しむノルウェー人の一家は、のどかな日々を送っていた。
しかし、その平穏は突如として崩れ去る。ある若き研究者が、この楽園に潜む危険な兆候を察知。それは、火山噴火の予兆だった。

最初は小さな異変だったが、次第にその規模は拡大し、島全体を飲み込む勢いを見せる。
美しい風景は、一転して恐怖と絶望に満ちた光景へと変わっていく。
家族は、迫りくる自然の脅威にどう向き合い、生き残るのか。限られた時間の中、彼らはそれぞれが抱える葛藤と決断を迫られる。

火山灰が空を覆い、溶岩が大地を焼き尽くす。
美しい海岸線は、津波の危険にさらされる。
楽園は、いつしかサバイバルの場へと変わっていく。
家族の絆は試され、人間の本性が露わになる。

ネタバレなし感想

個人的評価

10点満点中/7

いやぁ、これね、凄い作品でしたよ!
美しい自然が広がるカナリア諸島のラ・パルマ島を舞台に、クリスマスのバカンスを楽しむノルウェー人の一家が、突然の火山噴火の危機に直面する物語でね、迫り来る自然の脅威と家族の絆が描かれる訳なんですけど、自然災害の恐ろしさをこれでもかってくらいに味わえました( ;∀;)

火山の噴火の徴候としてガスの大量発生から火山灰の発生、そこから大地に亀裂が入り、巨大津波を引き起こす。
この映像力がすごく魅力でもあり、恐怖でもありました!
この迫力あるシーンを観るためだけにでも鑑賞してみるのをお勧めしたくなるくらいです!

人間ドラマの部分に関しては、ご都合主義的な部分と感動する部分が入り混じっていて個人的には、感動8:興覚め2って感じでした。
そういう部分に関しては、あまり気にしないで鑑賞するのが良いのかもしれませんね!

約40~50分✖4話と尺の短めなドラマとなっている分、テンポがGOOD!
それでいて、登場する人物の心理描写は割と丁寧。
イッキ観しちゃうタイプの作品だったので、ぜひね、おすすめしたくなる作品でしたよ!

ここからネタバレ感想について話していきますので、ネタバレ無しで鑑賞したい方は、注意してお読みください。

ネタバレあり/あらすじ/感想/考察

余計な演出に興ざめ

火山が噴火し、人々が慌ててラ・パルマ島からの脱出を試みる中、最終便の船に乗り込みテネリフェ島の飛行場へ向かおうとする一家。
しかし、船に乗り遅れた父親フレデリック。
母ジェニファー、娘サラ、弟のトビアスは、父親とはぐれた後、テネリフェ島へ到着する。
テネリフェ島から脱出できる最後のチャンスである飛行機に乗り込む際、娘サラがチャーリーを連れてくると言い出し、母ジェニファーと自閉症の弟トビアスと離れる事になる。
サラは、父親の搭乗リストバンドをチャーリーに渡し、飛行機に搭乗するが、母と弟は、離陸まで残り数分となっても搭乗してこない娘を探すため、飛行機から降り、親子はすれ違う。

船に乗り遅れた父親フレデリックは、研究者のマリアとその弟エリックと合流し、エリックのボートを使ってラ・パルマ島からの脱出を試みる。
ビーチまで辿り着くが、マリアと同じ拘留所に居た男に銃でボートを渡すように脅される。
もみ合いになった挙句、エリックは男に銃殺される。
男をなんとか制圧したフレデリックとマリアは、ボートを使ってラ・パルマ島から脱出し、テネリフェ島へ向かう。

YOSHIKI
YOSHIKI

鬼気迫った中で狂気的になる人間って演出は今作は少なめで、唯一この銃で脅した男だけだった。この中途半端な演出の為に弟が死ぬって設定は1つ目の興ざめPOINTでした!
はじめから警笛を鳴らし続けている研究者のマリアなのに、過去に津波で両親を亡くし、今回、弟まで失うなんて納得できないよ。

妻 RINA
妻 RINA

人間が狂気になるっていうちょっとしたシーンの為に弟エリックが死に、父親フレデリックは、赤ちゃんを抱えた母親に船の席を譲るくらいに良い人だったのに人を殺める事となった。
エリックの遺体すら回収できなかったのは、本当に残念。この演出要らなかったと思う。

その後、ジェニファーの兄である外務省で働くイェンスがテネリフェ島に津波が来ない可能性がある安全な場所がある事を強引に発表する。
責任を追えない上層部は、安全な場所がある可能性を知りながら公表を避けるが、イェンスは、クビを覚悟に公表に踏み切ったのだ!
安全な場所は、SNSで拡散され、父フレディリックや離れ離れになった母ジェニファーにも情報が行きわたる。
その情報を元にテネリフェ島の安全な場所への向かう面々。
娘の搭乗した飛行機は、津波が迫る中、滑走路を加速するが、路面が沈下し、飛行機が止まってしまい、横からものすごい勢いの津波にさらされてしまう。
テネリフェ島の安全地帯でなんとか再会したフレデリックとジェニファー、弟トビアスだが、飛行機が飛びたてなかった事を知り落胆する。
そこにヘリが降り立ち、元気な姿のサラとチャーリーがやってくる。
感動的な家族の再会を果たし物語は完結する。

YOSHIKI
YOSHIKI

僕的には、ここに2つ目の興ざめPointを感じるんですよね。
飛行機があれだけの津波に飲まれたのに生還している娘のサラ。隣に座っていたチャーリーも心肺蘇生の果てに生還。そこまでご都合的に奇跡を起こすくらいなら悲劇の死として扱った方が良かった。あるいは、飛行機がギリギリで飛び立っていた演出の方が良かったと思う。
奇跡的な家族の再会の傍で1人マリアが画面に映るだけで胸が苦しかったなー!

娘サラの謎行動の理由

謎行動①家族で食事をしている際、しきりに隣のテーブルに座っているチャーリーを気にしている様子のサラ。
謎行動②SNS投稿に自分が映っている事を知ったチャーリーは投稿した男の子と口論になる。それを目にしたサラは、泣き部屋に籠ってしまう。
謎行動③マドリード行きの飛行機から直前になって降りる。

YOSHIKI
YOSHIKI

はじめは、家族で食事をする際、しきりに隣のテーブルに居るチャーリーを気にしている様子のサラを見て僕は、弟が自閉症で変わった行動を取った事を見られたくなくて気にしているのかと思ったんだけど、違ったよね!
きっとその時、チャーリーを見て一目ぼれをしたんだと思う。

妻 RINA
妻 RINA

なるほど!チャーリーがSNS投稿に自分が映っている事に激怒したのも両親に内緒で来ていたからバレたく無かったからだったよね!それを知っててSNSに挙げた男の子と口論する様子を見て、きっと彼氏だと思ったんだろうね、サラは!

YOSHIKI
YOSHIKI

うん!飛行機が離陸する寸前にチャーリーから「昨日はごめん、あなた好きよ」ってメールが来て、直前になって飛行機から降りた理由もはじめは分からなかったけど、好きな人には彼氏が居た絶望…。それに、これまでサラには、自閉症の弟トビアスが居て、両親の前でもずっと真面目で感情を殺してきたんだと思う。旅先での両親の喧嘩を目の当たりにして自分の感情の行き場が無くなってマドリードに逃げようとしたんだよね!
だから、このメールは、サラの勘違いを解いてくれたし、死ぬかもしれない体験から何でも完ぺきにやらなきゃ駄目だって考えはやめると勇気を出し、チャーリーに告白出来たんだよね。

妻 RINA
妻 RINA

そうだね!このサラの成長は、この作品の中で1番腑に落ちたし、好きなシーンだったなぁ!

火山の噴火や津波を演出する映像力は、すごく迫力があって本当に恐怖を感じました。
その反面、人間ドラマに行き過ぎた演出が興ざめしてしまうって思った部分もあったけど、素敵なシーンも多くあり、この内容を4話でまとめた脚本は素晴らしいと思いました。
サクッと濃厚なディザスターヒューマンドラマを楽しめるし、きっと鑑賞後も誰かと共有したくなる作品だと思うので、Netflixに加入しているならぜひ、おすすめしたい1本です。

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