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【海外の反応】『第10客室の女』はなぜ酷評?「退屈」「予測可能」と批判された3つの理由!

Netflix

【海外の反応まとめ】キーラ・ナイトレイは絶賛なのに、なぜ酷評?『第10客室の女』、賛否両論の真相!

 

キーラ・ナイトレイ主演の新作スリラー『第10客室の女』!

配信が開始された今、海外のメディアやファンの間では、絶賛と酷評の嵐が吹き荒れている。

YOSHIKI
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この記事では、そんな海外の「生の声」を徹底的にリサーチし、「なぜ、この映画は、これほどまでに物議を醸す問題作となったのか?」その核心に迫っていこうと思う。

🔴序論:傑作か、失敗作か。世界を二分した、Netflixの問題作!

この映画、一言で言うと「最高の部分と、最悪の部分が、一つの船に同乗している」みたいな、すごく不思議な作品なんです。
主演のキーラ・ナイトレイの演技は、もう神がかっている
でも、物語の脚本は、正直言って「え…?」って首をかしげたくなる部分が多い。
この、良いところと悪いところが極端な感じこそが、この映画を読み解く、最大の鍵なんだよね。

特に、原作小説から大きく変更された結末
これを、原作者は「見事だ!」って絶賛しているのに、多くの批評家や原作ファンからは「ご都合主義で、がっかりした」って笑われちゃってる。
すごい俳優と、面白い設定っていう、売れそうな部分を大事にしすぎて、物語の深さがなくなっちゃったのかもしれない。
そんな、現代の映画作りの難しさまで考えさせられる、興味深い一本なんです。

YOSHIKI
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この記事では、そんな本作の「絶賛の声」「批判の嵐」、その両方を公平に紹介しながら、「なぜ、こんなにも評価が割れてしまったのか?」という、この映画が抱える最大の謎に、みんなと一緒に迫っていきたいと思う。

🔴【絶賛の声】なぜ、一部の批評家は本作を高く評価したのか?

🔵嵐の中の揺らぎない錨:キーラ・ナイトレイの圧巻の演技

まず結論から言おう。

この映画を観る価値があるかと聞かれたら、僕なら「キーラ・ナイトレイの演技を観るためだけでも価値がある」と答える。
多くの批評家が手厳しい評価を下す中で、ほぼ全員が絶賛しているのが、彼女のパフォーマンスなんです。

The Hollywood Reporterは彼女の演技を

「緊迫感、誠実さ、そして唇を噛むほどの不安に満ちており、観る者を十分に惹きつける」

と称賛。Variety

「じわじわと込み上げるような彼女の演技が、増していくプレッシャーを見事に捉えている」

と述べている。
彼女の存在は、この物語を最後まで観られるものにしている、たった一つの支えだったように思う。

さらに強力なのが、原作者ルース・ウェア自身からの賛辞です。
原作者は、ナイトレイが主人公の「傷つきやすくも、根本的には信じられないほどタフで、執念深く、行動力のある人物像」を「完璧に」捉えていたと絶賛している。

原作者にここまで言わせるのだから、その演技の確かさは本物です。
監督のサイモン・ストーンも、本作を単なる「信頼できない語り手」の物語にはしたくなかったと語っている。「観客が最初から彼女を信じ、彼女の側について真実を解き明かしたくなるような、70年代のパラノイア・スリラーの主人公のように描きたかった」と。
ナイトレイの地に足のついた、それでいてカリスマ的な演技は、まさにその監督の意図を実現するための核となっていたんだと思う。

🔵ヒッチコックみたいな雰囲気:サイモン・ストーン監督のこだわり

脚本は厳しく批判された一方で、サイモン・ストーン監督が作り出した、ジメジメした、誰も信じられなくなるような雰囲気は、多くの批評家から高く評価されているんだと思う。

監督自身も、「昔のヒッチコック映画みたいな、疑心暗鬼に満ちたスリラーにしたかった」と語っている。
その言葉通り、映画全体の雰囲気は不安に満ちていて、常に水の中にいるかのような音響効果も、僕らの心をざわつかせる。
映画の映像は「不気味な気品がある」と評されていて、豪華客船の美術セットや、壮大な音楽も、すごく良いんです。
豪華なはずの客船が、最初は「憧れの対象」から、やがて「拷問具」や「水上の牢獄」へと変貌していく。
その、じわじわと首を絞められるような息苦しい緊張感の演出は、見事としか言いようがない。
ただ、この素晴らしい雰囲気作りも、物語の脚本が平凡先が読めてしまうものだったとしたら、ただ「退屈」で「陰鬱」にしか感じられない。
せっかくのスタイリッシュな映像が、物語の欠点を際立たせる結果になってしまったのかもしれないね。

🔴【批判の嵐】なぜ、多くの批評家は本作を「平凡な物語」と断罪したのか?

🔵予測可能な航路:脚本が抱えた根本的な問題点

そして、本作が批評家から厳しい評価を受けた最大の理由、それは脚本にある

多くのレビューで共通しているのは、本作が「型通りのスリラー」だという指摘です。
「決まりきった手順をなぞるだけ」「何も新しいものがない」といった言葉が並ぶ。
謎解きはあまりにも予測可能で、「誰が犯人かすぐにわかってしまう」ため、「あくびが出るような緊張感」しか生まないとまで言われている。
ミステリー映画としては、これは致命的だよね…。

また、物語の核となる「信じてもらえない女性の苦悩」といった現代的なテーマに触れてはいるものの、それらは物語を深くするためのものではなく、「素敵なインテリアや服、安っぽいスリルを見せるための口実」に過ぎないと厳しく批判されているんです。
せっかく「ガスライティング」という、現代社会を生きる僕らにとっても他人事じゃない、深掘りしがいのあるテーマを扱っているのに、すごくもったいない使い方をしているように感じたな。

こうした脚本の弱さは、特に現代のミステリー作品の潮流の中で際立ってしまっている。
ライアン・ジョンソン監督の『ナイブズ・アウト』シリーズが大成功を収めたことで、観客や批評家が「誰が犯人か」というジャンルに求める基準は格段に上がった。
鋭い社会風刺、気の利いた会話、そして本当に驚けるどんでん返し。
そうした要素を期待する中で、本作はあまりにも「平凡」に映ってしまったんだと思う。

🔵深みのない登場人物たち:「デッキの家具」のような脇役

豪華な俳優たちが演じる脇役たちも、キャラクターに深みや動機が欠けているため、完全に無駄遣いされていると見なされている。

Next Best Pictureは、ほとんどの乗客が

「デッキの家具のように感じられる。存在はしているが、掘り下げられていない」

という、痛烈な言葉で批判している。
つまり、「ただそこにいるだけ」で、物語にはほとんど影響を及ぼさない、背景の一部になってしまっている、ということです。

TheWrapも、

「これほど多くの優れた俳優を揃えて、ただ座って何もしないようにさせるなんて」

と、その奇妙さを指摘している。
ガイ・ピアースやハンナ・ワディンガムといった、とんでもない実力派俳優が出演しているのに、彼らの見せ場がほとんどない。
これじゃあ、せっかくの豪華キャストが宝の持ち腐れだよね。
ミステリーの面白さって、「こいつも怪しい、あいつも怪しい」って、登場人物全員が魅力的な容疑者であることから生まれると思うんだと思う。
でも、本作では、そのドキドキ感がほとんど感じられなかった。

🔴【YOSHIKI考察】この映画の、最も面白い「謎」!

🔵原作者の祝福 vs 批評家の呪い:不思議なすれ違い

さて、ここからがこの映画の最も面白い謎です。

なぜ、批評家たちがこぞって酷評する一方で、原作者のルース・ウェアは本作を手放しで絶賛しているのだろうか?
原作者ウェアは、特に原作から変更された結末について、一人称視点の小説を映像化するための

「本当に巧みな回避策だ」

と称賛している。

しかし、批評家たちはその結末を

「ご都合主義で物語が崩壊している」「メロドラマのようで、がっかりするほど空虚」

と酷評。
原作者が「巧み」と褒めたものが、なぜ批評家には「空虚」と映ったのか?

答えは、両者が見ている「レンズ」の違いにある。
原作者であるウェアは、「映画化のプロセス」を評価している。
彼女は、自分の小説の世界を、映画という全く違うメディアに変換した、その技術的な解決策に感銘を受けている。
小説家は「私の子供(小説)を、こんなにカッコよく映像にしてくれてありがとう!」って思ってるけど、批評家は「いや、そもそもこの子(映画)、一人でちゃんと物語として立ててないよ?」って見てる感じ。

一方、批評家たちは「独立した一本の映画作品」として評価している。
彼らは映画化の苦労には関心がない。
ただ、完成した映画がスクリーン上で面白いかどうかだけが問題です。
彼らの視点から見れば、その「巧みな回避策」は、物語的に説得力のない「ご都合主義な展開」にしか見えなかった。

この、創作者の視点と観客の視点の違いが生んだ、不思議なすれ違い
この背景を知ると、本作に対する評価の混乱も、一つの面白い物語として見えてこない?

▼『第10客室の女』本編のネタバレ感想・考察はこちらの記事で!

【ネタバレ感想】『第10客室の女』はつまらない?犯人と結末の評価|キーラ・ナイトレイは最高だった!
【感想】『第10客室の女』レビュー|キーラ・ナイトレイの無駄遣い!?最高の演技と、惜しすぎる脚本!2025年秋、Netflixが放つ待望の心理スリラー『第10客室の女』。主演にキーラ・ナイトレイを迎え、豪華客船という閉ざされた空間で繰り広げられる、息もつかせぬミステリーが描かれます。「彼女が見たものは、現実か、まぼろしなのか?」YOSHIKIこんにちは!YOSHIKIです。今回はこの注目の新作の魅力を、【ネタバレなし】と【ネタバレあり】に分けて、徹底的に語り尽くします!次の視聴作品を探している方も、原作ファンの方も、ぜひ最後までお付き合いください。【このブログの楽しみ方について】いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。ぜひ、この場所で、一緒に物語を深めていきましょう!🔴Netflix映画『...

🔴まとめ:結局、この映画は観るべきか、避けるべきか?

YOSHIKI
YOSHIKI

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
最後に、この複雑な映画をどんな人が観るべきか、僕なりの結論を伝えますね。

●キーラ・ナイトレイの熱狂的なファンへ
「絶対に見るべき。これは、惜しい脚本を一流の俳優がいかに格上げするかという、演技の授業のような映画です。彼女のためだけに観る価値がある。ただし、彼女が乗っている船自体には期待しすぎないで」

●原作小説のファンへ
「これは判断が難しい。原作者が絶賛した『巧みな回避策』を、学術的な好奇心で確認したいなら、興味深い体験になるかもしれない。でも、小説の持つ緊張感を忠実に再現した作品を期待しているなら、失望する可能性が高い」

●『ナイブズ・アウト』のような傑作ミステリーを求める人へ
「全力で回避してほしい。これは君が求める作品ではない。最近のすごいミステリーが持つ、ウィットや鋭い風刺、驚きのある捻りはここにはない」

●「ながら見」用の映画を探している、忙しいあなた
「この層には完璧かもしれない。批評家が言うように、これは『ながら見に最適な、そこそこのスリラー』です。
プロットは非常に分かりやすく説明されるので、スマホをいじりながらでも迷子になることはないだろう」

というわけで、『第10客室の女』は、手放しで「最高だった!」とは言えない、非常に複雑な魅力と欠点を持った作品だったんです。
キーラ・ナイトレイという最高の航海士がいながら、羅針盤である脚本が少し壊れていた…
そんな船旅だったのかもしれないですね。
でも、こういう映画こそ、観終わった後にみんなで「私はこう思った!」「いや、私はこう感じた!」って語り合うのが楽しいはず。
ぜひ、君自身の目でこの航海の真相を確かめて、感想を聞かせてほしい。
コメント欄で待ってますねーー!

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