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『殺人予言配信』Netflix感想と評価口コミ!面白い?ラスト結末ネタバレ考察【台湾ドラマ】

Netflix
 

Netflix台湾ドラマ『殺人予言配信』感想口コミ評価は面白い?衝撃のラスト結末まで完全ネタバレ考察!

こんにちは!YOSHIKIです!

みなさん、スマホを手に取るとき、少しだけ背筋が凍るような感覚を味わったことはありますか?
本日紹介するのは、Netflixが放つ、2026年最大の問題作となるかもしれない台湾ドラマ……

『殺人予言配信』(原題:百萬人推理)です!

100万人のフォロワーを抱える人気インフルエンサーたちが、謎の預言者によって次々と死を宣告され、それが現実になっていく――。
「これ、本当にフィクションなの?」と疑いたくなるような不穏なリアリティが、配信直後からネット上を騒然とさせています。

製作は、あの傑作『華燈初上 -夜を生きる-』のチーム!
さらに主演は、香港映画界のレジェンド・イーキン・チェン(鄭伊健)
デジタル世代の闇に、アナログなベテラン刑事がどう立ち向かうのか?

「結局、面白い? つまらない?」
「魔女のババの正体は誰?」
「ラストはどうなるの?」

そんな気になるポイントを、YOSHIKIが徹底予習&最速レビュー!
配信開始ホヤホヤの本作、その「ヤバさ」を徹底解説していきます!

【このブログの楽しみ方について】

いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
この記事は、公開後に【ネタバレなし感想】、【ネタバレあらすじ結末解説】、【ネタバレあり考察】と段階的に更新していきます。
ぜひ、この記事をブックマークして、配信を見ながら、そして観終わった後にもう一度訪れてください!
この場所で、100万人の一人として一緒に「真実」を推理しましょう!
 

    1. 【このブログの楽しみ方について】
  1. 🟡Netflix台湾ドラマ『殺人予言配信』基本情報!
    1. 🔵公式予告編
  2. 🟡ここがヤバい!『殺人予言配信』を観るべき3つの理由!
    1. ①「魔女のババ」が予言する100%の死…犯人は超能力者かハッカーか?
    2. ②アナログ刑事 vs デジタル世代!イーキン・チェンの渋すぎる熱演
    3. ③現実のトップYouTuberが本人役で登場!崩壊するドラマと現実の境界
  3. 🟡注目のキャスト&登場人物!
  4. 🟡『殺人予言配信』あらすじ解説!
  5. 🔴『殺人予言配信』ネタバレなし感想:SNSの闇を覗き込む覚悟はいいか?タイワニーズ・ノワールの最高傑作!
    1. 🔵『殺人予言配信』各項目別10点満点評価とレビュー
  6. 🔴ネタバレあらすじ結末解説:二人の「魔女」と、トランクから始まった再生
    1. ①起:100万人のフォロワーが目撃した「死の予言」
    2. ②承:復讐に狂った医師の暴走と、娘の救出
    3. ③転:もう一人の犯人…警察内部に潜む「薬物と銃弾」の闇
    4. ④結:ライブ配信の罠、そして父への歌
  7. 🔴ネタバレあり考察:YOSHIKIが震えた「4つの真実」
    1. 🔵考察①:「魔女のババ」というアイコンが奪われた意味
    2. 🔵考察②:ホ刑事という「情報の支配者」が作り上げたアルゴリズム
    3. 🔵考察③:ジアレンが「トランク」から娘を救い出した瞬間の重み
    4. 🔵考察④:ラストの「歌」が提示した、百万人の喧騒へのカウンター
  8. 🔴【完全版】まとめ!デジタル社会で「本当の声」を聞くために

🟡Netflix台湾ドラマ『殺人予言配信』基本情報!

YOSHIKI
YOSHIKI

全8話という一気見に最適なボリューム!
「SNSの闇」という現代的なテーマに、王道の本格ミステリーが融合した、まさに今の僕たちが観るべき一作です。

項目詳細
タイトル『殺人予言配信』
(原題:百萬人推理 / 英題:Million-Follower Detective)
ジャンル犯罪スリラー / ミステリー / サスペンス
監督・脚本スー・ウェンシェン(蘇文聖)
キャストイーキン・チェン、ロウ・ジュンシュオ、リー・ペイユー、ケント・ツァイ、ワン・ボージエ 他
話数全8話(各話約50〜60分)
配信開始日2026年2月12日
Netflix世界独占配信!

🔵公式予告編

予告編だけでこの緊張感…。
100万人に見守られながら殺される恐怖、伝わってきますか?

 

🟡ここがヤバい!『殺人予言配信』を観るべき3つの理由!

あなたの指先も、共犯者かもしれない。
ただの刑事ドラマじゃない。
SNS時代の「集団心理」の恐ろしさを抉り出す、本作のヤバい3つの注目ポイントを解説します!

①「魔女のババ」が予言する100%の死…犯人は超能力者かハッカーか?

物語の鍵を握るのは、ネット上に突如現れた仮面の占い師「魔女のババ(巴巴女巫)」。
彼女がタロットで特定の有名インフルエンサーの死を予言すると、それが次々と現実になっていくんです。
単なるハッキングによる予告なのか、それとも目に見えない運命の力なのか?
全8話を通じてこの「魔女のババ」の正体を追いかけるスリルは、ミステリー好きにはたまりません!

②アナログ刑事 vs デジタル世代!イーキン・チェンの渋すぎる熱演

僕ら世代にとってのヒーロー、イーキン・チェンが台湾ドラマに本格参戦!
彼が演じるのは、射撃の腕はピカイチだけどSNSの仕組みには疎い、一匹狼のベテラン刑事ジアレン。
「ネットの噂なんて無視しろ」と言いながらも、娘や世間からの「晒し」に苦悩する彼の姿は、現代社会におけるアナログ世代の切実な戦いを体現しています。
渋いイーキンの新境地、必見です!

③現実のトップYouTuberが本人役で登場!崩壊するドラマと現実の境界

本作の最高にニクい演出が、台湾で実際に絶大な人気を誇るYouTuberたちがゲスト出演していること!
「100万人のフォロワーを持つ彼ら」が、劇中で予言のターゲットになったり、事件の目撃者になったりします。
現実のネット社会とドラマの世界がシームレスに繋がっている感覚……。
「次はあの人がターゲットかも?」という、現実のSNSを覗いているような錯覚に陥ること間違いなしです!

 

🟡注目のキャスト&登場人物!

YOSHIKI
YOSHIKI

世代を超えた豪華キャストが集結!
特にイーキン・チェンと、若手スターのロウ・ジュンシュオが築くデコボコなバディ関係に注目です!

  • チェン・ジアレン(演:イーキン・チェン
    ベテランの一匹狼刑事。
    ネットを信じない古いタイプの人間だが、ある発砲事件の動画を晒されたことで「悪徳警官」としてネット私刑の標的に。
    泥臭い執念で真実を追う。
  • リン・ティンヨウ / 柚子(演:ロウ・ジュンシュオ
    100万人のフォロワーを持つトップインフルエンサー。
    相棒が事件に巻き込まれたことを機にジアレンに協力するが、常にスマホを手放せないデジタルネイティブ。
  • リー・シンピン(演:リー・ペイユー)
    サイバー捜査班の新人警察官。
    データ分析のプロとしてジアレンを支える。
    アナログなジアレンにとっての「デジタルの目」となる重要な役割。
  • チェン・ユージェ(演:チェン・イェンフェイ)
    ジアレンの娘。父とは長年冷戦状態。
    彼女自身の悩みやSNSでの行動が、ジアレンをさらに追い詰めていくことに…。
  •  

🟡『殺人予言配信』あらすじ解説!

【あらすじ】

スマホの画面が血に染まる――。
オンライン上で「魔女のババ(巴巴女巫)」と名乗る仮面の占い師が現れ、人気インフルエンサーたちの死をタロットで予言し始めます。
当初は悪質なエンタメだと思われていたその予言ですが、ターゲットが予言通りに次々と惨殺されていくことで、台北の街はパニックに包まれます。

ベテラン刑事のチェン・ジアレン(イーキン・チェン)は捜査に乗り出しますが、皮肉にも捜査中の一瞬の行動を動画で切り取られ、「悪徳警官」としてネット上で個人情報を特定され、大炎上してしまいます。

社会的信用を失い、逃げ場のない「100万人の視線」に晒されるジアレン。
彼はサイバー捜査班のシンピン(リー・ペイユー)、興奮し自らも100万人のフォロワーを持つ柚子(ロウ・ジュンシュオ)と共に、顔の見えない殺人犯「魔女のババ」を追い詰めるべく潜入捜査を開始します。

果たして犯人の目的は何なのか?
「100万人の推理」は、真実を暴く正義の光か、それとも無実の人間を焼き尽くす火なのか。
デジタル時代の新たな恐怖が、今、幕を開けます。

 

🔴『殺人予言配信』ネタバレなし感想:SNSの闇を覗き込む覚悟はいいか?タイワニーズ・ノワールの最高傑作!

いやー、正直に言います。
「寝る前に観るんじゃなかった……!」(笑)

再生ボタンを押した瞬間から、あの台湾ドラマ特有の「じっとりとした湿度の高い恐怖」が画面から溢れ出してきて、一気に引き込まれてしまいました。
最近の台湾クライムサスペンスの進化、本当にどうなってるんですか!?

YOSHIKI
YOSHIKI
「よくあるSNSスリラーかな?」なんて思っていた自分を殴りたいです。
これは単なる犯人探しじゃありません。
「承認欲求という名の怪物」に支配された現代社会そのものを、鋭いメスで切り裂くような、極めて誠実で、かつ残酷な人間ドラマでした。

序盤はテンポ良く進みつつも、正直、「この警察もインフルエンサーも、自分勝手でイライラするな……」って思っちゃう場面もあるかもしれません。
実は僕も最初、そこが気になって視聴を止めるか一瞬迷ったんです(笑)。
でも、ちょっと待って!そこを乗り越えた第5話あたりから、物語のギアがガツンと上がります!

バラバラだった点が繋がり始め、加速していく展開。
クライマックスかと思いきや、そこから「もう一捻り」加えてくる構成が見事で、物語の深みが一気に増していくんです。
ネット社会の利便性と、その裏に潜む逃げ場のない毒。今の時代だからこそ作られた、リアルな社会派サスペンスだと感じました。

細かいツッコミどころはゼロではありませんが、それを補って余りある没入感と、観終わった後の突き抜けるようなスッキリ感。
タイワニーズ・ノワールの「今」を体感できる一本です!

🟡こんな人にオススメ!
●最初はイライラしても、後半の大逆転を楽しめる粘り強いミステリーファン
●SNSの「バズり」や「承認欲求」の裏側に恐怖を感じたい人
●イーキン・チェンの渋すぎる演技に酔いしれたい人
●単なる事件解決だけでなく、物語の「捻り」を求めている人

 

🔵『殺人予言配信』各項目別10点満点評価とレビュー

ストーリー
9/10
5話からの加速と「もう一捻り」が秀逸!
ネット配信と殺人を絡めた現代的なテーマ。序盤のイライラ感を伏線に変え、クライマックスからさらにもう一段階面白さを深める構成力に脱帽です。
映像・演出
9/10
これぞタイワニーズ・ノワールの美学。
台北のネオンと闇の対比が美しい。SNS画面の使い方もリアルで、自分が事件の傍観者になっているような不気味な没入感を演出しています。
余韻
8/10
ネットの光と影を考えさせられる幕引き。
ツッコミどころはあれど、最後はスッキリと終わるのが心地よい。現代社会の病理を突きつけられつつも、エンタメとして成立している見事な着地でした。
キャスト
10/10
イーキン・チェン×若手の熱演が熱い。
アナログな刑事を演じるイーキン・チェンの渋さは圧巻。最初は鼻につくインフルエンサーたちも、物語が進むにつれて人間味が見えてくる変化が素晴らしかったです。
リピート率
8/10
伏線を確認するためにもう一度。
ラストの「捻り」を知った上で、序盤の点と点がどう繋がっていくかを再確認したくなります。中盤以降の勢いは何度観ても飽きません。
総合
8.8/10
中盤からの爆発力が凄まじい、現代SNSサスペンスの決定版。キャラへの不満を面白さで塗り替える、ドラマとしての底力を感じさせる一作です!
 

🔴ネタバレあらすじ結末解説:二人の「魔女」と、トランクから始まった再生

⚠️【超重要:ここから先は結末のネタバレ全開です!】
真犯人の正体、警察内部の闇、そして父ジアレンが娘ヨウジエを救い出すまでの全貌を、どこよりも詳しく記しています。
この衝撃のどんでん返しを自分の目で確かめたい方は、ここでブラウザバックを!

①起:100万人のフォロワーが目撃した「死の予言」

物語の標的となったのは、100万人以上のフォロワーを誇る4人組の超人気インフルエンサーたち。
謎の予言者魔女のババ」がライブ配信で彼らの死を次々と予告し、ネット社会は狂乱に包まれます。

科学技術犯罪捜査隊(科技捜)はIPアドレスから配信場所を特定し、一人の女を拘束。
しかし、彼女は犯人ではありませんでした。
彼女はチェン刑事(ジアレン)の娘・ヨウジエの友人で、同居人だったのです。
彼女は、1週間前から姿を消したヨウジエが拘束されている動画を送りつけられ、「ヨウジエの命が惜しければ、魔女のババを演じて予言を行え」と何者かに脅迫されていました。

②承:復讐に狂った医師の暴走と、娘の救出

脅迫動画から、ヨウジエが病院の廃墟に監禁されていると突き止めたジアレン。
捜査線上に浮かんだのは、最初の被害者ウェイ・イェンを担当していた医師、グオ・ダーフーでした。

【1年前の事故とグオの動機】
幸せの絶頂にいたグオ医師は、4人のインフルエンサーの悪ふざけ運転による事故で、出産間近の妻と子を亡くしていました。
通報もせず逃げ去った彼らへの復讐のため、彼は音楽を志して家を出ていたヨウジエを拉致。
彼女たちが作った「魔女のババ」というチャンネルを乗っ取り、殺人ショーを演出していたのです。

グオは新たな配信で、インフルエンサーのイベント中にヨウズーを殺すと予言。
ヨウズーは囮として警察に協力しますが、現れたグオに刺されてしまいます。
逃走を図るグオの車をジアレンが執念で追い詰め、激突して停車。
ジアレンは激しいもみ合いの末、ついに車のトランクから、拘束されていた愛娘ヨウジエを自らの手で無事に救い出したのです。

 

③転:もう一人の犯人…警察内部に潜む「薬物と銃弾」の闇

病院で拘束されたグオ医師は、妻の形見に仕込んだ薬で自殺を図ります。
しかし、事件はまだ終わりませんでした。
「魔女のババ」が再び配信を開始したのです。
「犯人はもう一人います。あと一人死にます」

事態の裏側には、科学技術犯罪捜査隊のホ刑事による恐るべき隠蔽工作がありました。
1年前、ホ刑事は情報提供の見返りに薬物を流していた中毒者、チャオ・グアオンが自分との会話を録音していることに気づき、彼を追跡。
もみ合いの最中にホ刑事が放った弾丸が、グオ医師の車のタイヤを撃ち抜いてしまったのです。

ホ刑事は自身の不祥事と薬物ルートの発覚を恐れ、事故の混乱によりチャオ・グアオンを窒息死させました
さらにチャオ・グアオンの口元に薬物を塗り、薬物中毒死として処理して機密扱いに。
グオ医師のドライブレコーダーを回収・隠滅しましたが、現場に居合わせたウェイ・イェンのスマホに、ホ刑事とチャオ・グアオンの姿が映り込んでいました。
ホ刑事は、動画の流出を恐れて警察の権力を利用。グオの復讐心を利用してインフルエンサーたちを抹殺させようと、裏で全ての糸を引いていたのです。

④結:ライブ配信の罠、そして父への歌

病室でのウェイ・イェン暗殺シーンは、実はジアレンたちが仕掛けた「おとり」のライブ配信でした。
ウェイ・イェンは生きており、スマホを通じてホ刑事の犯行は100万人の視聴者に晒されたのです。
ホ刑事はヨウズーを人質に逃走を試みますが、ジアレンの銃弾によって拘束。
すべての真実が明るみに出ました。

ラストシーン。
ライブハウスのステージには、音楽の夢を再び歩み始めたヨウジエの姿が。
父への想いを込めた歌を歌う娘。
その姿を、客席から笑顔で見守るジアレン。
長く険しい「親子が壊れていた時間」を乗り越え、二人はようやく新しい絆を刻み始めたのでした。

 

🔴ネタバレあり考察:YOSHIKIが震えた「4つの真実」

YOSHIKI
YOSHIKI
いやー、まさか犯人が二人いたなんて……!
正義の味方であるはずの「科学技術犯罪捜査隊」に潜んでいた闇、そして「利用された少女」の悲劇。
情報を整理していくうちに、この物語の本当の「ヤバさ」が見えてきました。
僕なりの考察を深掘りしていきたいと思います!

🔵考察①:「魔女のババ」というアイコンが奪われた意味

物語の象徴であった「魔女のババ」。

当初は彼女たちが自分たちの夢を叶えるために作ったキャラクターだと思っていましたが、結末を知ると、このアイコンがいかに残酷な形で「利用されただけ」だったかが浮き彫りになります。
ヨウジエとその友人が作り上げたのは、あくまで音楽活動や自分たちの表現、そして孤独な心を癒すための「避難所」だったはずです。
しかし、そこにグオ医師という復讐鬼と、ホ刑事という汚職警官の悪意が入り込んだ瞬間、彼女たちの純粋な発信は「死の宣告」へと書き換えられてしまいました。

ここで注目したいのは「ババ(巴巴)」という名前の響きです。
中国語で「パパ」を連想させるこの呼称は、酒に溺れ、自分を見てくれない父ジアレンへの、彼女の無意識下の「気づいてほしい」という切実な叫びだったのかもしれません。

しかし、その「父への手紙」のような場所を最悪の犯人たちに乗っ取られ、殺人ショーの舞台にされたことは、彼女にとって自分のアイデンティティを汚されるに等しい、殺害以上の暴力だったと感じました。
彼女が「監視者(魔女)」になることで父の関心を引こうとした小さな願いが、結果的に父を窮地に追い込む最悪の道具にされる……。
この「利用された悲劇」の構造こそが、タイワニーズ・ノワールが描く、逃げ場のない現代の恐怖を象徴していたのではないでしょうか。

現代はSNSを通じて誰もが誰かを監視できる、いわば「24時間見張られている刑務所」のような監視社会です。
そんな中で、一人の少女の孤独から生まれた「魔女」が、他者の悪意によって本当の怪物に変えられていく過程は、SNSの「光」を目指そうとした若者たちが、いつの間にか「闇」に飲み込まれていくという、デジタル時代の若者の脆弱性をこれでもかと見せつけられた気がします。

 

🔵考察②:ホ刑事という「情報の支配者」が作り上げたアルゴリズム

真犯人のホ刑事。

彼は単なる暴力的な悪人ではなく、「情報を操作し、大衆の心を意のままに操るデジタル時代の怪物」そのものでした。
1年前の自らの薬物汚職と暴発という致命的な失態を隠蔽するために、彼はあえてインフルエンサーたちの動画をネットに放流しました。
これは、単なる愉快犯的な行動ではなく、グオ医師の復讐心を特定のターゲット(インフルエンサー)へと誘導するための、極めて計算高い「心理的なスイッチ」だったといえます。
警察という「正義の権力」を使い、ネット上の憎悪をまるでAIのアルゴリズムのようにコントロールして、目障りな証人たちを始末させる。
この手法の狡猾さには、背筋が凍る思いでした。

さらに恐ろしいのは、彼が所属していた「科学技術犯罪捜査隊(科技捜)」が持つ「機密化」の権限です。
正当な捜査の名目でドラレコを回収し、それを組織的に封印することで、真実を闇に葬り去る。
現代社会において、警察が「デジタル証拠」を独占したとき、いかに簡単に「真実」が塗り替えられてしまうか。

ホ刑事は、情報屋チャオ・グアオンを窒息死させた際も、即座に「薬物中毒死」として偽装しました。
検死報告書さえも自分の都合の良いように書き換えることができる、組織的な隠蔽工作の闇。
この「デジタルの壁」に阻まれて真実が見えなくなっていた絶望的な構造こそが、本作が突きつけた「百万人の推理」という大衆の目では決して暴けない、プロフェッショナルな悪の正体だったのではないでしょうか。
ネットで騒ぐ群衆を笑いながら、裏で全ての情報をコントロールしていたホ刑事の姿は、現代の「情報の支配者」の怖さを如実に物語っています。

 

🔵考察③:ジアレンが「トランク」から娘を救い出した瞬間の重み

クライマックス、ジアレンが逃走車のトランクを開け、監禁されていたヨウジエを助け出すシーン。

ここは本作で最も感情が揺さぶられるシークエンスでした。
トランクという閉鎖的で暗黒の空間。
これは心理学的には「死」や、新しい生命が生まれる「胎内」を連想させる場所です。
酒に溺れ、過去のトラウマに囚われていたジアレンにとって、あのトランクから娘を救い出す行為は、自分自身の魂を暗闇から引き摺り出し、再び「父親」として生きるための「再誕生」の儀式だったのだと僕は思います。

SNSという世界では、指先一つで誰かを攻撃し、スマホの画面越しに「他人の死」さえもコンテンツとして消費されます。
そんなネット社会の「軽さ」に対する強烈なメッセージとして描かれたのが、ジアレンの泥臭い戦いでした。
車を激突させ、息を切らし、物理的な痛みを感じながら娘の身体を力強く抱き抱える。
この「生身の人間としての肉体的な質感」の描写こそが、デジタルな虚構の世界で一度は死んでいた二人の絆を、再び現実の「生」へと繋ぎ止める大切な楔になったのでしょう。
母(妻)を救えなかったあの日から、酒という霧の中で止まっていたジアレンの時間が、娘の温もりを感じた瞬間にようやく動き出した……。
トランクが開いた瞬間のイーキン・チェンの表情、それこそが一人の男が「警察の正義」よりも大切な「家族」という真実を取り戻した、本当の勝利の瞬間であったと感じ、涙が止まりませんでした。

 

🔵考察④:ラストの「歌」が提示した、百万人の喧騒へのカウンター

物語の最後、ライブハウスでヨウジエが歌い上げたバラード「能不能 陪我説話(私と話してくれないか)」。

この歌詞には、本作のすべてが凝縮されていました。
百万人のフォロワーが熱狂し、匿名の人々が「正義」の名の下に石を投げ合うSNS社会。
その喧騒の中で、誰もが心の奥底で求めていたのは、「画面越しの評価(いいね)」ではなく「たった一人の人間との、嘘のない誠実な対話」でした。
ヨウジエの歌声は、その剥き出しの孤独を癒すための、最も原始的で切実な祈りだったのではないでしょうか。

ドラマの演出中、スマホの操作画面や流れるコメントが現実の映像に重なるような、いかにも「デジタルなUI(操作画面の見た目)」が強調される手法が何度も繰り返されました。
それが最後、一切の加工がない「生の歌声」という極めてアナログな表現で終わった点。
これこそが、製作陣が提示した唯一の救いです。

ネットで何百万回も動画にアクセスしたりコメントしたりするよりも、たった一度、目の前の人と向き合って話をすること。
ネットリンチに加担した「百万人の傍観者」たちも、あるいは復讐に走ったグオ医師も、本当はただ誰かに「自分の心の声を聞いてほしかった」だけなのかもしれません。
客席で娘の歌を優しく見つめるジアレンの笑顔は、デジタルの闇から解放され、ようやく一対一の「人間」に戻れたことの証でした。
SNSの光の中に潜む魔女を倒す唯一の武器は、結局のところ、こうした泥臭い「人間同士の信頼」なのだと、僕は深く噛み締めました。

 

🔴【完全版】まとめ!デジタル社会で「本当の声」を聞くために

YOSHIKI
YOSHIKI
最後まで読んでくれて本当にありがとうございます!
『殺人予言配信』。
SNSの狂気、警察の腐敗、そして親子の絆……。
二転三転する展開に振り回されながらも、最後は清々しい感動に包まれる、タイワニーズ・ノワールの歴史に残る一作だったと思います!
皆さんは、あのホ刑事の「一発の弾丸」の真相、気づけましたか?
感想や考察を、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
それでは、また次の記事でお会いしましょう!

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