当サイトは一部プロモーションを含んでおります。
当サイトは一部プロモーションを含んでおります。

映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレあらすじ感想と考察!キャスト降板理由や水嶋ヒロ吹替、2025年新作への伏線を解説!

MARVEL / MCU
 

映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレあらすじ結末と感想!エドワード・ノートン降板の真相やレッドハルク・リーダーへの伏線、水嶋ヒロ版の評価まで徹底考察

こんにちは!YOSHIKIです!

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェイズ1の旅。
『アイアンマン』の次に待っているのは、実はこの映画なんです。

2008年公開、MCU第2作目。
『インクレディブル・ハルク』(原題:The Incredible Hulk)。

正直に言います。
この作品、「アベンジャーズでハルク役の人が違うから(マーク・ラファロじゃないから)」という理由で、スルーしていませんか?
あるいは「MCUの黒歴史」なんて噂を信じていませんか?

それは、とんでもない損失です!!

今、この映画の重要度は爆上がりしています。
なぜなら、2025年公開の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、実質的に「この映画の17年越しの続編」と言われているからです!

主演は、名優エドワード・ノートン
彼が演じた「悲しき逃亡者」としてのブルース・バナーは、今のハルクとは全く違う魅力に溢れています。
今回は、MCUのミッシングリンク(失われた環)とも言える本作を、今のうちに予習しておくべき「ヤバい理由」と共に解説します!

【このブログの楽しみ方について】

いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
この記事は、公開後に【ネタバレなし感想】、【ネタバレあらすじ結末解説】、【ネタバレあり考察】と段階的に更新していきます。
ぜひ、この記事をブックマークして、映画館に行く前、そして観終わった後にもう一度訪れてください!
この場所で、作品の感動を語り合い、一緒に物語の「終い」を見届けましょう!

🟡映画『インクレディブル・ハルク』基本情報!

YOSHIKI
YOSHIKI

MCU第2作にして、最大の問題作!?
主演はエドワード・ノートン。
日本では「水嶋ヒロさんの吹き替え」でも話題になりました(賛否両論ありましたが…歴史的資料として必聴です!)。
ユニバーサル配給のため長らく配信がありませんでしたが、今はDisney+で観られますよ!

項目詳細
タイトル『インクレディブル・ハルク』
(原題:The Incredible Hulk)
公開年2008年
監督ルイ・レテリエ
(『トランスポーター』『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)
キャストエドワード・ノートン
リヴ・タイラー
ティム・ロス
ウィリアム・ハート
日本語吹替水嶋ヒロ(ブルース・バナー役)
※現在配信されているDisney+版もこのVerです
上映時間112分

🔵公式予告編

🟡【視聴前】なぜ今見るべき?本作が「最重要」である3つの理由!

これは「過去の映画」ではありません。「未来の予言書」です。
なぜ15年以上前の作品が、今になって再評価されているのか?
2025年のMCUを100倍楽しむために、絶対に知っておくべき「ヤバいポイント」を解説します!

①2025年『キャプテン・アメリカ4』に直結!伝説の敵が帰ってくる

これが最大の理由です。
2025年公開予定の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。
この映画の主要キャラクターが、なんと『インクレディブル・ハルク』の登場人物たちなんです!

本作でバナーの協力者として登場するサミュエル・スターンズ(ミスター・ブルー)
彼が本作のラストでどうなったか……その「続き」が17年の時を経て描かれます。
さらに、ハルクを執拗に追うロス将軍も、ハリソン・フォード(ウィリアム・ハートの後任)が演じる形で、なんと米国大統領として再登場!
「レッド・ハルク」への変貌も噂される彼らの因縁は、ここから始まっています。
今見ておかないと、2025年に置いてけぼりになりますよ!

②エドワード・ノートン版ハルクの「悲哀」と「恐怖」

現在のアベンジャーズのハルク(マーク・ラファロ)は、理知的でユーモアもある「スマート・ハルク」ですよね。
でも、この映画のハルクは違います。
「制御不能な怪物」「心拍数が上がったら終わりの逃亡者」です。

主演のエドワード・ノートンは、脚本にも口を出すほどのこだわりで、ブルース・バナーの孤独と悲劇を演じきりました。
筋肉繊維が裂けるような変身シーンや、ホラー映画のようなモンスター描写は、今の明るいMCUでは絶対に見られない「ダークな迫力」があります。
「これぞハルク!」と推すファンが多いのも納得の、ヒリヒリするような緊張感を味わってください。

③伝説の「水嶋ヒロ」吹き替え版を知っているか?

これは日本ならではのトピックですが(笑)。
2008年当時、話題作りのために俳優の水嶋ヒロさんが主人公ブルース・バナーの吹き替えを担当しました。
声優専門ではないため、公開当時は賛否両論(というか議論の嵐)を巻き起こしましたが、なんと現在のDisney+配信版でも、このバージョンが採用され続けています!

ある意味、2000年代の日本の映画宣伝文化を象徴する「歴史的資料」です。
食わず嫌いせずに聞いてみると、繊細なバナーの役柄に意外とハマっている……かも?
ぜひご自身の耳で確かめてみてください!

🟡『インクレディブル・ハルク』キャストとあらすじ!

YOSHIKI
YOSHIKI

MCUイチの演技派キャストが集結!
主演エドワード・ノートンの神経質な演技が、「怪物になってしまう男」の恐怖を見事に表現しています。
そしてヒロインのリヴ・タイラーが美しすぎる……。ハルクが彼女の前だけで落ち着くシーンは必見です。

●ブルース・バナー/ハルク(演:エドワード・ノートン)
優秀な科学者だが、実験の失敗により、怒りを感じると緑色の巨人「ハルク」に変身してしまう体質に。
軍から追われる身となり、治療法を求めて世界中を放浪する。
「現代のプロメテウス」とも称される悲劇の主人公。
●エリザベス(ベティ)・ロス(演:リヴ・タイラー)
細胞生物学者で、バナーの元恋人。
ハルクを「怪物」としてではなく、愛するブルースとして見つめ続ける唯一の理解者。
彼女の存在が、暴走するハルクの唯一のブレーキとなる。
●エミル・ブロンスキー/アボミネーション(演:ティム・ロス)
ロシア生まれの最強兵士。
ハルクの圧倒的な力に魅了され、自らもスーパーソルジャー血清を打ち、さらにはバナーの血液を取り込んで怪物「アボミネーション」へと変貌する。
力に溺れた男の成れの果て。
●ロス将軍(演:ウィリアム・ハート)
ベティの父であり、ハルクの力を軍事利用しようと執拗に追う軍人。
後のMCU作品でも国務長官として登場し続ける重要人物。
娘への愛と軍人としての義務の狭間で揺れる複雑なキャラクター。

『インクレディブル・ハルク』【あらすじ】

科学者のブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、かつて実験中に大量のガンマ線を浴びた影響で、怒りを感じると制御不能な緑の巨人「ハルク」に変身してしまう体になっていた。
愛する恋人ベティ(リヴ・タイラー)を傷つけてしまった彼は、彼女の前から姿を消し、ブラジルのリオデジャネイロに潜伏していた。

感情を制御する修行をしながら、インターネットで協力者「ミスター・ブルー」と共に治療法の研究を続けるバナー。
しかし、ふとしたミスから居場所がバレてしまい、ロス将軍(ウィリアム・ハート)率いる米軍の特殊部隊に包囲されてしまう。
追い詰められたバナーはハルクへと変身し、部隊を壊滅させて逃亡する。

治療データを取り戻すため、アメリカへ戻ったバナーはベティと再会。
しかし、最強の兵士ブロンスキー(ティム・ロス)が、ハルクに対抗するために自らの肉体を強化し、執拗に追いかけてくる。
やがてブロンスキーは、力への渇望から禁断の実験に手を染め、ハルクをも凌ぐ最凶の怪物「アボミネーション」へと変貌してしまう。
暴走する怪物を止めるため、バナーは自らヘリから飛び降り、ハルクへの変身を試みるが――。

🔴『インクレディブル・ハルク』ネタバレなし感想

正直に言います。
「黒歴史」なんて言ったの誰ですか?
これ、とんでもない「傑作」じゃないですか!!

今のMCUの「明るくて楽しいハルク」に見慣れていると、良い意味で裏切られます。
ここにあるのは、底なしの「孤独」「恐怖」
エドワード・ノートン演じるブルース・バナーは、ヒーローになろうなんて微塵も思っていません。
ただひたすら、自分の中の怪物に怯え、世界から隠れるように生きている。
その悲壮感が、アクション映画なのに胸を締め付けるほど切ないんです。

そして、ハルクの描写が「ガチで怖い」。
変身する時、骨がミシミシと鳴り、皮膚の下で筋肉が暴れまわる……。
スーパーパワーの覚醒というより、まるで「ホラー映画のモンスター誕生」です。
でも、だからこそクライマックスで彼が「咆哮」した時のカタルシスが半端ない!
車を引っこ抜いて真っ二つにし、ボクシンググローブみたいにして戦うシーンなんて、男の子なら絶対にテンションが上がるはず!

💡YOSHIKIの正直ポイント!
「アベンジャーズ」のようなチームワークやジョークを期待すると、空気が重すぎて窒息するかもしれません(笑)。
でも、「怪獣映画のような迫力」「逃亡サスペンスの緊張感」を求めている人には、今のMCUでは味わえない最高のご馳走です。
2025年の新作に繋がる重要キャラもバンバン出てくるので、食わず嫌いは絶対に損ですよ!

 

🔵『インクレディブル・ハルク』各項目別10点満点評価とレビュー

ストーリー
6/10
シンプルな逃亡劇。
「逃げる→戦う」の繰り返しで、展開に大きなひねりはありません。アクション映画としては標準的な出来ですが、ドラマパートが少し重く、テンポを重視する人には中だるみに感じるかもしれません。
映像
8/10
肉弾戦の迫力は十分!
CGの質感など、今のMCU作品と比べると少し古さを感じる部分はあります。しかし、破壊描写の重量感や「怪獣映画」としての迫力は健在で、十分に楽しめます。
余韻
7/10
切ないけれど、後味は悪くない。
悲恋の結末には胸が痛みますが、物語としてはひと段落してスッキリ見終われます。「孤独なヒーロー」の哀愁を感じつつ、次の作品へ気持ちを切り替えられるバランスです。
リピート
7/10
予習用として見る価値あり。
映画単体として何度も見るほどではないかもしれませんが、2025年の『キャプテン・アメリカ4』のためには必須の教材。「ここから繋がるのか!」という発見のために見返すのが吉です。
キャスト
9/10
演技力が光る。
やはりエドワード・ノートンは素晴らしい。彼の繊細で神経質な演技が、単調になりがちな物語に深みを与えています。リヴ・タイラーの美しさも作品の品格を上げています。
総合
7.4/10
傑作とまでは言えませんが、堅実な怪獣アクション映画。MCUの歴史を知るための資料的価値は高く、見て損はありません。

🔴映画『インクレディブル・ハルク』ネタバレあらすじ結末解説

⚠️【警告:ここから先はネタバレ全開です!】
物語の結末、幻のオープニング、そしてエンドロール後の「あのシーン」まで詳細に解説します。
まだ映画を見ていない方は、ここでストップしてください!

①逃亡者バナーと「ミスター・ブルー」

ブラジルのリオデジャネイロに潜伏していたブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、怒りを制御する修行を続けながら、インターネットを通じて協力者「ミスター・ブルー」と治療法の研究を行っていました。
しかし、工場での事故により血液が混入したジュースが出荷され、それを飲んだ消費者が被害に遭ったことから、軍に居場所を特定されてしまいます。
ハルク化して軍を撃退したバナーは、治療データを取り戻すためにアメリカへ帰国。
かつての恋人ベティ(リヴ・タイラー)と再会し、ついに「ミスター・ブルー」ことサミュエル・スターンズ(ティム・ブレイク・ネルソン)の元へたどり着きます。

②アボミネーションの誕生とハーレム決戦

スターンズは治療の可能性を見出しますが、同時にバナーの血液サンプルを大量に培養し、「人類の進化の鍵だ」と興奮していました。
そこへロス将軍率いる軍隊が突入。
バナーは拘束されますが、最強の兵士ブロンスキー(ティム・ロス)は、さらなる力を求めてスターンズを脅迫。
スーパーソルジャー血清を打った肉体にバナーの血液を注入し、異形の怪物「アボミネーション」へと変貌してしまいます。

ニューヨークのハーレム地区で暴れまわるアボミネーション。
彼を止められるのはハルクしかいません。
バナーはヘリから自ら飛び降り、ハルクへと変身。
激しい肉弾戦の末、ハルクはチェーンを使ってアボミネーションを絞殺寸前まで追い込みますが、ベティの叫び声で理性を一瞬取り戻し、トドメを刺さずに踏みとどまります。
雄叫びを上げて勝利したハルクは、追跡の手を逃れて闇へと消えていきました。

③ラストシーン:制御か、受容か

事件からしばらく経った後。
カナダのブリティッシュコロンビア州の山小屋で、バナーが一人瞑想をしています。
彼がカッと目を見開くと、瞳が緑色に輝き、口元には不敵な笑みが……。
かつては恐怖でしかなかったハルクへの変身を、彼が「制御」し、あるいは「受け入れた」ことを示唆して、物語は幕を閉じます。

④エンドロール後:トニー・スタークの登場

エンドロールの直前、バーで飲んだくれるロス将軍の元に、スーツ姿の男が現れます。
『アイアンマン』のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)です。
「兵士を作ろうとしたら怪物ができたそうだな」と皮肉を言いつつ、彼はこう告げます。
「我々は、極秘のチームを編成中だ」

この一言で、本作が『アイアンマン』と同じ世界線(ユニバー)にあることが確定しました。

🔴『インクレディブル・ハルク』ネタバレあり考察

YOSHIKI
YOSHIKI

さあ、ここからが本番です。
15年以上前の映画ですが、今だからこそ話せることが山ほどあります。
2025年の『キャプテン・アメリカ4』にどう繋がるのか?
ラストシーンのトニーの言葉の「本当の意味」とは?
MCUを追い続けてきたYOSHIKIが、5つの衝撃考察でその全貌を解き明かします!

🔵考察①:17年越しの伏線回収!「リーダー」と「レッド・ハルク」の帰還

これが本作を今見るべき最大の理由です。
2025年公開の『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は、実質的に「ハルクの精神的続編」と言っても過言ではありません。

まず、ラストでバナーの血液が頭に滴り落ち、頭蓋骨がボコボコと脈打ち始めていたサミュエル・スターンズ(ミスター・ブルー)
彼は原作コミックにおけるハルクの宿敵、ガンマ線によって超知能を得たヴィラン「リーダー」として覚醒します。
彼が姿を消していた17年間(劇中設定でも約16年間)、一体どこにいたのか?
最新情報によると、彼はロス将軍によって極秘施設に拘束され、その知能を軍事利用されていた可能性が高いのです。
長年の幽閉による恨み、そして歪んだ選民思想が爆発し、『キャプテン・アメリカ4』のメインヴィランとして世界を混乱に陥れます。

そして、ハルクを執拗に追い回していたロス将軍
彼は『シビル・ウォー』以降、国務長官としてアベンジャーズを管理する側に回っていましたが、新作ではなんとアメリカ大統領に出世して再登場(演じるのはハリソン・フォード!)。
原作では彼自身も赤い巨人「レッド・ハルク」に変身するのですが……。
「緑(静かな怒り)」のハルクに対し、「赤(燃え盛る激怒)」のレッド・ハルク。
因縁のキャラクターたちが、10年以上の時を超えて大集結し、MCUの政治バランスを一変させることになりそうです!

 

🔵考察②:幻のオープニングと「自殺未遂」が示すバナーの絶望

実はこの映画、劇場公開版ではカットされたものの、MCUの正史として扱われている「幻のオープニング」が存在します。
絶望したバナーが誰もいない北極の氷原へ行き、拳銃自殺を図るシーンです。
震える手で引き金を引いた瞬間、防衛本能でハルクに変身してしまい、口の中の弾丸をペッと吐き出す……というあまりにも衝撃的で悲しい内容。

このシーン自体はカットされましたが、実は「出来事としては正史(カノン)」になっています。
『アベンジャーズ』(2012)のヘリキャリア内で、マーク・ラファロ演じるバナーがこう語っているからです。
「どん底まで落ちた時、銃を口に突っ込んだが、もう一人の奴が弾を吐き出した」
そう、あのセリフの元ネタは、この映画の削除シーンだったのです。
ハルクはバナーにとって「呪い」であると同時に、どんなに死にたくても死なせてくれない「絶対的な守護者」でもある。
この複雑な関係性が、最初期から設定されていたことに驚かされます。

さらに!
この幻のシーンでハルクが怒りに任せて氷棚を砕く際、なんと一瞬だけ「氷漬けになったキャプテン・アメリカの盾」が映り込んでいるんです!
「ここでキャップを発見させよう!」という、MCU初期スタッフたちの遊び心と執念が垣間見える、伝説のイースターエッグです。

 

🔵考察③:「チームを編成中だ」の嘘と真実(ワンショットによる修正)

ラストシーンでトニー・スタークが「極秘のチーム(アベンジャーズ)を編成中だ」とロス将軍に語りかけました。
これを見て、「トニーがロス将軍をスカウトに来た」と思った人も多いはず。
しかし、後の『アイアンマン2』でトニーは不適格とされ、さらに『アベンジャーズ』本編にロス将軍はいません。
「あれ? あのシーンは何だったの?」と矛盾を感じますよね。

この矛盾を解消するために作られたのが、Blu-ray特典の短編映像(マーベル・ワンショット)『相談役(The Consultant)』です。
実はこの時、世界安全保障委員会は「ハルクを止めた英雄」として、なんとあの怪物ブロンスキー(アボミネーション)をアベンジャーズに入れたがっていたのです。
それを阻止したいS.H.I.E.L.D.のコールソン捜査官たちは、あえて「世界一仲の悪そうなトニー」を交渉役に派遣する奇策に出ます。
予想通りトニーがロス将軍を激怒させ、交渉を決裂させることで、アボミネーションの採用を白紙にした……というのが真相でした。
つまり、あのクールなラストシーンはスカウトではなく、トニーを使った「妨害工作」だったのです(笑)。

 

🔵考察④:アボミネーションの数奇な運命と「改心」

軍に拘束されたブロンスキー(アボミネーション)。
彼はその後、長らく消息不明でしたが、ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』でまさかの再登場を果たしました。
かつての殺戮兵器としての面影はなく、ダメージ・コントロール局の超人刑務所内で「7人のソウルメイト」を見つけ、ハイク(俳句)を嗜む穏やかな性格に更生(?)していたのです。

そして最後は、魔術師ウォンの手引きでカマー・タージ(ドクター・ストレンジたちの拠点)へ亡命するという超展開を迎えました。
かつてハーレムの街を破壊し尽くした怪物が、今や魔術師たちの保護下でスローライフを送っている……。
物理的な脅威から、超人社会の法的な更生モデルへ。
MCUのキャラクターの人生は、本当に何が起こるかわかりません。
彼が今後、マルチバースの戦いに「魔術師側の戦力」として参戦する可能性もゼロではないかも?

 

🔵考察⑤:ユニバーサルの「権利問題」完全解決への布石?

なぜ今までハルクの単独映画が作られなかったのか?
それは、配給権をユニバーサル・ピクチャーズが持っていたからです。
ディズニー(マーベル)は映画を作ることはできても、配給(映画館への流通)の権利はユニバーサルにあり、興行収入の分配などで折り合いがつかなかったのです。
そのため、ハルクは『アベンジャーズ』や『マイティ・ソー バトルロイヤル』といった「チームアップ映画」にしか出られませんでした。

しかし!
この契約には期限があり、「公開から15年」と言われていました。
そして2023年6月、まさに15年が経過したタイミングで、長らく配信がなかった本作がDisney+に突如追加されたのです。
これは、権利がディズニーに完全返還されたことの決定的な証拠と言われています。
つまり、将来的にハルクの単独映画、あるいは原作の超大作エピソード『ワールド・ウォー・ハルク(World War Hulk)』が映画化される障壁はなくなったということ!
フェイズ6以降、ハルクを中心とした巨大なイベントが待っているかもしれません。

【YOSHIKIの結論】
『インクレディブル・ハルク』は、MCUの「ミッシングリンク(失われた環)」でした。
しかし今、その環は繋がり、新たな物語の起点になろうとしています。
2025年、キャプテン・アメリカの新作を見る前に、この「原点」を絶対に忘れないでください!
 

🔴【完全版】まとめ!

●再評価の理由:2025年『キャプテン・アメリカ4』への直結。リーダーとレッド・ハルクの因縁はここから始まった。
●見どころ:エドワード・ノートン版の「悲哀」と、ホラー映画並みに怖いハルクの「迫力」。
●トリビア:ラストのトニーのセリフは「スカウト」ではなく「妨害工作」だった(後付け設定で判明)。

いかがでしたでしょうか?
映画『インクレディブル・ハルク』。
「アベンジャーズのハルクと違うし……」と敬遠するには、あまりにも惜しい傑作です。
孤独な逃亡劇としての完成度、そしてMCUの歴史を繋ぐ重要な伏線の数々。
これを見れば、これからのマーベル映画がもっともっと面白くなること間違いなしです!

最後まで読んでくれてありがとう!
ぜひコメント欄で、ノートン版ハルクへの感想や、水嶋ヒロ版吹き替えの思い出などを聞かせてください(笑)。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!
YOSHIKIでした!

YOSHIKI
YOSHIKI

MCU全作品の時系列や見る順番が知りたい方は、こちらのまとめ記事もチェックしてくださいね!
フェイズ1から最新作まで、完璧に網羅しています!

MCU全作品のネタバレあらすじ解説&考察はこちらから↓

【2025最新】マーベル映画を見る順番はこれ!公開順・時系列一覧&初心者おすすめガイド
🆕【2025年最新】マーベル映画・ドラマ見る順番完全ガイド!公開順vs時系列、初心者はどっち?徹底解説YOSHIKI「マーベル作品、多すぎて何から見ればいいか分からない問題」これ、本当に悩みますよね。2008年の『アイアンマン』から始まり、2025年の最新作『ファンタスティック・フォー』まで含めると、なんと全37作品以上!でも安心してください。年間200本以上の映画をレビューする僕が、MCUの膨大なデータを徹底分析し、「間違いのない見る順番」を完全ガイドします!今回は「上映時間」や「おまけ映像(ポスクレ)の数」、さらには「最新の評価スコア」まで網羅しました。これから沼にハマりたい人も、最新フェーズの予習をしたい人も必見です!      (function () {      var c = document.currentScript;      var s;      if (!c) {          s = document.getElementsByTagName('script');          c = s;      }      var ifid = "IFTG"...
映画『アイアンマン』ネタバレあらすじ結末と感想!考察や評価、ロバート・ダウニー・Jr復活の裏側も解説!
映画『アイアンマン』ネタバレあらすじ結末と感想!最後のセリフやオバディアの正体、インセンの言葉の意味まで徹底考察!こんにちは!YOSHIKIです!今や映画界の常識となった「MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)」。その全てが、たった一人の男、たった一つの映画から始まったことを、皆さんは覚えていますか?2008年公開、伝説の第1作目。『アイアンマン』(原題:Iron Man)。「アベンジャーズ? 知ってるよ」という人も、今こそ原点に立ち返る時です。なぜなら、この映画は単なるヒーロー映画ではないから。倒産寸前のスタジオが、すべての権利(キャプテン・アメリカたちの命運!)を担保に入れて挑んだ、失敗すれば終わりの「大博打」だったのです。主演は、当時ハリウッドの嫌われ者から奇跡の復活を遂げたロバート・ダウニー・Jr。監督は、コメディ畑出身のジョン・ファヴロー。「脚本が完成していない状態で撮影開始」という、狂気じみた現場から生まれたこの傑作は、いかにして世界を変えたのか?今回は、これからMCUを追いかける人、そして久しぶりにトニー・スタークに会いたい人のために、伝説の幕開けとなった本作の「...
映画『アイアンマン2』ネタバレあらすじ結末と考察!ローディ交代の理由や少年の正体、隠された伏線を徹底解説!
映画『アイアンマン2』ネタバレあらすじ結末と感想!ローディ役交代の裏話やあの少年がスパイダーマンだった説、地図の伏線まで徹底考察!こんにちは!YOSHIKIです!MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)フェイズ1を追う旅。第1作『アイアンマン』で世界を変えた男、トニー・スタークが帰ってきました!2010年公開、シリーズ第2作。『アイアンマン2』(原題:Iron Man 2)。「正体がバレたヒーロー」のその後を描く本作は、とにかく派手!新しいスーツ、新しい敵、そして新しい仲間……。まさに「エンターテインメントの幕の内弁当」のような豪華さです。でも、ただ楽しいだけじゃありません。トニー・スタークが「死の恐怖」と戦い、父の遺したメッセージに涙する、感動の人間ドラマでもあるんです。そして何より、MCUファンなら避けて通れない「あの美女」がついに初登場します!今回は、これから本作を観る人のために、知っておくと100倍面白くなる「見どころ」と「裏話」を徹底予習します!【このブログの楽しみ方について】いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうご...

コメント

タイトルとURLをコピーしました