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【結末ネタバレ】『グッドニュース』徹底解説|武器は偽物?記録されなかった英雄の真相とあらすじ・キャスト・評価・感想・レビュー!

Netflix
 

【結末考察】なぜ英雄は記録から消されたのか?『グッドニュース』が描く権力者への痛烈な皮肉!

 

2025年10月17日、Netflixがまた一つ、世界を揺るがすであろう注目作を配信します。

その名は『グッドニュース

韓国映画界を代表する名優ソル・ギョングと、若手実力派ホン・ギョンが主演を務め、監督は『キル・ボクスン』でその名を轟かせた鬼才ピョン・ソンヒョン。
さらに、山田孝之、笠松将、椎名桔平といった日本の名優たちも参加し、まさに日韓トップキャストの豪華共演が実現しました。

YOSHIKI
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こんにちは!YOSHIKIです。
この期待作『グッドニュース』の魅力を、【ネタバレなし】【ネタバレあり】のセクションに分けて徹底的に解説します!
「この奇妙な作戦、一体どうなるの!?」と気になっているあなたも、この記事を読めば、作品を120%楽しむ準備は万端ですよ。

【このブログの楽しみ方について】
いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
ぜひ、この場所で、一緒に物語を深めていきましょう!

 

🔴Netflix映画『グッドニュース』基本情報!

YOSHIKI
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ジャンルの多彩さが、本作の複雑な魅力を物語っていますよね。
「災難スリラー」という枠組みの中に、「ノワール」や「犯罪」といった要素が加わることで、単なる善悪の物語ではない、モラルが揺らぐ緊張感に満ちた人間ドラマが展開されることが予想されます!

項目詳細
作品名『グッドニュース』 (Good News)
配信Netflix(全世界独占配信)
配信日2025年10月17日
監督ピョン・ソンヒョン (『キングメーカー』『キル・ボクスン』)
キャストソル・ギョング、ホン・ギョン、リュ・スンボム、山田孝之、笠松将、椎名桔平
ジャンル災難、スリラー、ノワール、犯罪、アクション
製作国韓国

🔴【ネタバレなし】視聴前に知っておきたい!本作がヤバい3つの理由!

予告編あらすじ制作陣の情報から、僕が「これはヤバい!」と確信するに至った3つのポイントを紹介させてください!

①史実がベースの「嘘みたいな本当の作戦」

本作の最大の魅力は、その奇想天外なプロットにあります。

1970年代、日本の武装団体によってハイジャックされた旅客機。
犯人たちの要求は「平壌へ向かえ」という絶体絶命の状況でした。
この緊急事態を打開するために韓国政府が立てたのは、なんと「韓国の金浦空港を、北朝鮮の平壌空港に偽装する」という、前代未聞の秘密作戦!
この「地上からのダブルハイジャック」とも言える大胆な計画は、実際に「よど号事件」の際に韓国側が実行した作戦が基になっています。
史実という強力なアンカーがあるからこそ、この荒唐無稽にも思える物語に、観る者の心を掴んで離さないリアリティと説得力が生まれるのです。

②鬼才ピョン・ソンヒョン監督が描く「ユーモアとスリルの融合」

『キングメーカー』や『キル・ボクスン』でその手腕を高く評価されたピョン・ソンヒョン監督の作品は、ただシリアスなだけでは終わりません。

彼の真骨頂は、極限の緊張状態の中に、ブラックユーモアや皮肉を効かせた人間模様を描き出す点にあります。
海外の映画祭では「野心的でユーモラスな風刺劇」「スリルと笑いが同居する痛快な騒動劇」と評されており、本作もそのスタイルが貫かれていることが伺えます。
国家の威信をかけた一大作戦でありながら、そこに集うのは一癖も二癖もある不完全な人間たち。
彼らが巻き起こすであろう予測不能なトラブルや滑稽なやり取りが、ハイジャックという絶望的な状況に独特のリズムと深みを与えることでしょう。

③日韓トップキャストが激突する国際的アンサンブル

本作の物語を駆動するのは、日韓のトップ俳優たちが演じる個性豊かなキャラクターたちです。

韓国側は、伝説的な俳優ソル・ギョング、ドラマ『弱いヒーロー』で世界的に注目された若手ホン・ギョン、そしてカメレオン俳優リュ・スンボムという盤石の布陣。
対するハイジャック犯グループのリーダーを演じるのは、日本の実力派笠松将
さらに、山田孝之椎名桔平といった名優たちが脇を固め、物語に厚みを与えています。
このキャスティングは単なる豪華共演ではありません。
1970年代の冷戦下における日韓の複雑な関係性を、俳優たちの演技のぶつかり合いを通して描き出すという、物語の本質に根差した意図が感じられます。

🔴Netflix映画『グッドニュース』主要キャストとあらすじ!

YOSHIKI
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物語の序盤、登場人物たちはどのような関係性にあるのでしょうか。
ネタバレなしの範囲で、主要キャラクターとその相関を解説します。

●アムゲ (演: ソル・ギョング)
正体不明、名前も出自も謎に包まれた解決屋(フィクサー)。
中央情報部長の極秘命令を受け、この前代未聞の「空港偽装作戦」を立案し、現場で指揮を執ります。
ソル・ギョング自身が「常識と狂気の狭間にいる人物」と語るように、目的のためなら常軌を逸した手段も厭わない、天才的かつ危険なカリスマとして描かれます。

●ソ・ゴミョン (演: ホン・ギョン)
エリート空軍中尉。
本人の意思とは無関係に、アムゲの作戦の実行役という絶体絶命の任務に巻き込まれてしまいます。
彼はアムゲの指示通りに動く駒でありながら、ホン・ギョンが語る「真っ直ぐではない部分と野望」という言葉から、彼自身の内に秘めた思惑が物語の鍵を握る可能性も示唆されています。

●パク・サンヒョン (演: リュ・スンボム)
作戦の最高責任者である中央情報部長。
アムゲに命令を下す立場にありますが、リュ・スンボムは役柄を「子どものように純粋だが大人になりきれない人物」と分析しており、従来の権力者像とは一線を画す、予測不能なキャラクターとなりそうです。

●デンジ (演: 笠松将)
旅客機をハイジャックした日本共産主義武装団体のリーダー。
平壌へ向かうことを強硬に要求し、アムゲたちの作戦にとって最大の障害となります。

『グッドニュース』【ネタバレなし あらすじ】

物語は1970年代、緊迫の空から始まります。
日本の武装団体によってハイジャックされた旅客機
乗員乗客130人の命が危険に晒され、犯人たちは北朝鮮の平壌へ向かうよう要求します。

この前代未聞の事態に、韓国政府は混乱の渦に。
打つ手なしかと思われたその時、中央情報部長パク・サンヒョン(リュ・スンボム)から、謎の解決屋アムゲ(ソル・ギョング)に極秘の指令が下されます。
「いかなる手を使っても、あの飛行機を我が国の土に着陸させろ」

卓越した頭脳と常識外れの発想力を持つアムゲが導き出した答えは、あまりにも大胆不敵なものでした。
それは、韓国の玄関口である金浦空港を、一夜にして完璧な平壌空港へと偽装し、ハイジャック犯たちを騙して着陸させるという、まさに「嘘から出た実」を狙う奇策。

この壮大な騙し討ち作戦の現場実行役として白羽の矢が立ったのは、何も知らされていなかったエリート空軍中尉ソ・ゴミョン(ホン・ギョン)。
彼はアムゲの描く脚本通りに動き、犯人たちを欺くという重責を担うことになります。
果たして、彼らは世界を欺き、乗客たちを救う「グッドニュース」を届けることができるのでしょうか。

🔴Netflix映画『グッドニュース』ネタバレなし感想!

🔵『グッドニュース』全体感想!

いやー、観ちゃいましたね!

僕も配信開始と同時に、速攻で観たんですけど…
観終わった今、「一体、自分は何を観せられたんだ…」って、良い意味で頭がクラクラしています。

まず、観る前に一つだけ注意点。
この物語の元になった「よど号ハイジャック事件」、気になって途中で調べたくなる気持ちは、すごく分かる。
でも、絶対に調べちゃダメだ!
僕、やっちゃったんですよ。
盛大にネタバレを食らいました(笑)。
何も知らずに観た方が、絶対に楽しめます。

で、本編の感想。
僕、てっきり『アルゴ』みたいな、手に汗握るシリアスな救出劇だと思って観始めたんです。
でも、始まったのは、ゴリゴリのブラックコメディ。
この、予想を裏切られた感じ、嫌いじゃなかったな。

ただ、正直に言うと、「なんで、これをコメディにしちゃったんだろう?」っていう気持ちも、ずっとありました。

作戦の調整役が、板挟みでノラりクラりするのは分かる。
でも、周りの官僚から、ハイジャック犯まで、登場人物が全員どこか抜けてて、コメディ担当になっちゃってる。
そのせいで、映画全体が常にグラグラ揺れているような、少しだけ不安定な感じがしたんですよね。

「面白い素材なのに、もったいないな…」って、思ってしまったのが正直なところです。

でも、そんな映画のグラつきを、圧倒的な力で支えているのが、日韓の豪華すぎるキャスト陣なんです!

主演のソル・ギョングさんやホン・ギョンさんはもちろん、ハイジャック犯を演じた笠松将さんや山本奈衣瑠さんも、本当に素晴らしかった。

そして、何より僕が興奮したのが、チョイ役の豪華さ。
しれっとチョン・ドヨンやパク・ヘスが出てきた瞬間は、「え、マジで!?」って声が出ちゃいました。
これだけでも、観る価値は十分にあります。

ブラックコメディだから、すごく見やすい。
でも、物語の盛り上がりに欠けて、少しだけ中途半端な感じも否めない。

そんな、完璧じゃないけど、どこか愛おしい。そんな作品でした。

🔵『グッドニュース』各項目別10点満点評価とレビュー

評価項目点数YOSHIKIのひとことレビュー
ストーリー8/10史実をブラックコメディにする、という発想が、まず天才。ただ、そのバランス感覚が、最後まで少しだけグラついていたかな、という印象です。
映像美7/10ピョン・ソンヒョン監督の、スタイリッシュな映像は健在。でも、『キル・ボクスン』の時ほどの、衝撃はなかったかな。
余韻・没入感8/10観終わった後、不思議な余韻に包まれます。「面白かった!」と手放しでは言えないけど、なぜかもう一度、あの変な世界に浸りたくなる。
リピート率6/10もう一度観て、豪華なカメオ出演者を探したり、細かなギャグを確認したくなるはず。でも、物語の重さを考えると、気軽に2回目は行けないかも。
キャストの演技8/10韓オールスターキャストの、夢の競演。彼らの演技を観るためだけでも、この映画を観る価値は十分にあります。
総合評価7.4/10面白い素材なのに、残念。でも、なぜか嫌いになれない。そんな、不思議な魅力を持った“問題作”。僕は、好きです。

🔴Netflix映画『グッドニュース』衝撃のあらすじ結末解説!

【⚠️警告:この先は100%ネタバレです!】
ここからは、物語の終盤で何が起こったのか、その事実を時系列で客観的に解説していきます。

 

第一の嘘:偽りの平壌作戦、そして失敗

物語のクライマックス、謎の解決屋アムゲと若き空軍中尉ソ・ゴミョンが立案した、前代未聞の作戦が実行に移されます。

それは、韓国の玄関口である金浦空港を、一夜にして北朝鮮の平壌空港に完璧に偽装するという、まさに「地上からのダブルハイジャック」作戦でした。
ゴミョンの巧みな無線誘導により、ハイジャック機は偽の平壌空港(金浦空港)に着陸します。
しかし、ハイジャック犯のリーダーである伝次たちはすぐにそれが巧妙な罠であることを見抜き、機内に仕掛けたとされる爆弾の起爆をちらつかせ、交渉は完全に振り出しに戻るのでした。

英雄の不在と、連鎖する善意

事態を重く見た伝次は、部下に自らの腹部を刺させ、「明日の正午までに離陸を認めなければ人質もろとも爆破する」と最終通告。

時間は刻一刻と迫ります。
人質の命が再び危険に晒される中、現場にいた日韓の政治家や官僚たちは、作戦失敗の責任を誰に押し付けるかで言い争いを始め、ついにはその場から逃げ出そうとします。
その無責任な姿を見たソ・ゴミョンは、自らの命を顧みず、たった一人でハイジャック機に向かって走り出します。
彼の行動に心を動かされたのが、日本の石田運輸次官でした。
アムゲの説得もあり、石田次官は、乗客全員の解放と引き換えに、自らが人質となることをハイジャック犯に申し出ます。
この提案を犯人たちは了承し、乗客乗員は全員無事に解放されました。

「グッドニュース」の代償と、最後の真実

その後、石田次官を乗せた飛行機は、本来の目的地であった平壌へと飛び立ち、事件は犠牲者ゼロで収束します。

しかし、当時、冷戦下で緊張緩和を進めていたアメリカの意向を受け、韓国政府は今回のハイジャック事件における自国の介入の事実を、公式記録から完全に抹消することを決定。
ソ・ゴミョンの英雄的な功績は、誰にも知られることなく歴史の闇に葬られ、彼の昇進の道も閉ざされました。
失意の底にいる彼に、アムゲは「月は名前がなくても存在する」と静かに語りかけ、尊敬する父親が国から与えられたものと同じモデルの腕時計を贈るのでした。

そして、物語は最後の最後に、もう一つの衝撃的な真実を明かします。
ハイジャック犯たちが機内に持ち込んだ爆弾や武器は、すべて偽物だったという事実でした。

🔴Netflix映画『グッドニュース』【深掘り考察】この物語が僕たちの心を揺さぶる4つの理由!

🔵深掘り考察①:嘘は真実を語るのか?― 監督が仕掛けた「真実」という名の皮肉

この映画、とにかく「嘘」だらけだと思いませんか?

偽の空港、偽の武器、偽の交渉、そして最後に作られる偽の公式記録。
でも、僕は思うんです。
ピョン・ソンヒョン監督は、これら無数の「嘘」を通して、逆説的に「本当の真実って、一体何なんだろう?」と僕たちに問いかけているんじゃないかって。

監督の得意技であるブラックユーモアは、このテーマを表現するための最高の武器になっていましたよね。
例えば、ゴミョンが管制官として無線をハッキングする緊迫したシーンを、まるで「西部劇の決闘」のように描いてみせる。
あの演出、最高にクールでした!
あれは、国家間の駆け引きがいかに芝居がかっていて、馬鹿げたものであるかを、映像で、そして痛烈に皮肉っているんです。
本来なら地味で専門的な作業のはずが、カウボーイハットをかぶった男たちのプライドのぶつかり合いとして描かれる。
これって、複雑な現実を、分かりやすい善悪の物語に単純化してしまう僕らの社会そのものを、揶揄しているようにも見えませんか?

監督自身が「史実に完全に沿っているわけではない」と語っているように、彼は史実という「客観的な真実」をあえてイジる(=嘘をつく)ことで、現代社会にも通じる「普遍的な真実」、つまり権力者たちの滑稽さや、歴史の記録がいかに曖昧かということを、暴き出そうとしている
僕らが毎日ニュースで目にする“公式発表”って、果たしてどこまでが真実なんだろう?
そんな、ドキッとするような問いを突きつけられた気がしました。

 

🔵深掘り考察②:「偉い人たち」の無力さと、「名もなき英雄」の輝き

『グッドニュース』の物語は、実に見事な「対比」で成り立っています。

一方は、自分の保身と責任逃れに必死な、日韓米の「偉い人たち」。
彼らは国家のメンツというプライドを守るためには動くけれど、人々の命という本当に大切なものの前では、驚くほど無力です。
人質解放よりも寿司を優先したり、責任のなすりつけ合いを始めたり…。
その姿は、滑稽で、そしてどこまでも醜い。

そして、もう一方にいるのが、最初は出世を夢見ながらも、最後は誰にも知られることのない英雄となるソ・ゴミョンと、すべてを影で操るアムゲです。
ホン・ギョンさんが演じたゴミョンは、レビューでも「最も地に足のついた誠実なキャラクター」と評されている通り、僕ら観客が感情移入できる、腐敗した世界の中の唯一の希望として描かれていました。
彼が英雄になろうとしたのは、最初こそ野心からだったかもしれない。
でも、目の前で繰り広げられる大人たちの醜態が、彼の心に眠っていた本当の正義感を呼び覚ました。
その変化の過程が、本当に素晴らしかった。

この「無力な権力者」と「無名な英雄」という鮮やかな対比は、1970年代の事件を扱いながら、現代の僕らが抱える問題、つまり本当に尊敬されるべきは肩書や地位じゃなく、誠実な行動そのものなんだという、胸に突き刺さるメッセージを伝えてくるんです。

🔵深掘り考察③:アムゲ(Nobody:誰か)とは何者だったのか?

この映画で最もミステリアスな存在、アムゲ(Nobody)。

彼の正体は、最後まで明確には明かされませんでした。
でも、僕は彼を特定の個人として捉えるよりも、歴史の裏側で、記録には残らないけど、確かに世界を動かしている「名もなき人々」の象徴して解釈したいんです。
彼は、腐敗したシステムの外側にいながら、そのシステムを巧みに利用して、物事を正しい方向へ導こうとする。
彼は、僕らが知らないだけで、きっと現実の世界にもいるはずの、影のヒーローなんだと思います。

そして、この考察で最も重要だと僕が思うのが、物語のラストシーン。
アムゲは、韓国の住民登録証を与えられ、自らの名前を「チェ・ゴミョン」と選ぶんです。
なぜ、彼はソ・ゴミョンと同じ「ゴミョン」という名前を選んだのか。
「誰でもなかった」男が、初めて得た名前で、「誰でもなくされた」男の価値を永遠に刻み込む。
それは、国が消し去った一人の青年の勇気を、俺が決して忘れないという、アムゲなりの、静かで、しかし何よりも力強い意思表示ではないでしょうか。
「誰でもなかった」男が、初めて「誰か」になった瞬間。
それは、公的な歴史記録に対する、個人的な記憶と魂の継承という、静かな勝利を描いているように、僕には思えてなりませんでした。

 

🔵深掘り考察④:史実「よど号事件」からの、巧みな飛躍

『グッドニュース』の面白さの根幹は、史実をどこまで忠実になぞり、どこから大胆なフィクションへと飛躍させたか、その絶妙なバランス感覚にあります。

例えば、史実の「よど号事件」では、日本の山村新治郎運輸政務次官(当時)が自ら人質交換を申し出たとされています。
これは、それ自体が英雄的な行為です。
しかし、映画では、架空の人物であるソ・ゴミョンの、無鉄砲で、しかし純粋な決死の行動に心を動かされ、日本の石田運輸次官が自らの犠牲を申し出るという、より感動的な因果関係が創作されました。

この脚色、天才的だと思いませんか?
歴史的な英雄的行為の裏に、「名もなき個人の勇気」という架空の動機を与えることで、物語のテーマである「記録されない英雄」を、たった一つのシーンに凝縮させているんです。
監督は史実という強力な土台の上に、「もし、その英雄的行為のきっかけを作った、もう一人の名もなき英雄がいたら…?」という、最高の「if」を投げかけた。
そうすることで、単なる歴史の再現ではない、現代に生きる僕たちの心に突き刺さる物語を創り上げたのでした。

🔴Netflix映画『グッドニュース』まとめ:この記事で伝えたかったこと!

YOSHIKI
YOSHIKI

さて、長々と語ってきましたが、最後にこの壮大な物語のポイントを、分かりやすく箇条書きでまとめておきましょう!

●この記事は、Netflix映画『グッドニュース』の結末と、その裏に隠された4つの深掘り考察を徹底的に解説したものです。

●物語の結末では、主人公ソ・ゴミョンの英雄的な功績が国家の都合によって抹消され、ハイジャック犯の武器が全て偽物だったという、衝撃の二重構造が明かされた。

●考察①では、本作が無数の「嘘」を通して、「本当の真実とは何か?」を問いかける、痛烈な風刺劇であることを論じた。

●考察②では、「無力な権力者」と「無名な英雄」という鮮やかな対比構造を通して、肩書や地位ではなく、誠実な行動こそが尊いというメッセージを読み解いた。

●考察③では、謎の男アムゲが最後に「チェ・ゴミョン」と名乗ったことの意味を、公的な歴史に対する、個人的な記憶と魂の継承として考察した。

●考察④では、史実「よど号事件」からの大胆な脚色が、単なる創作ではなく、「記録されない英雄」というテーマを凝縮させるための、巧みな仕掛けであったことを解説した。

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