今回、紹介する作品は『セキュリティ・チェック』です。
作品解説
🔸空港の保安官がクリスマスの日に謎の旅行者から脅迫を受けるという緊迫したストーリーが展開されるサスペンス映画!
🔸保安官が、脅迫をした男の裏をかく為に奮闘する姿が描かれるぞ!
🔸Netflixで2024年12月13日17時より配信開始!
『セキュリティ・チェック』は、どんな人にお薦め?
🔸ハラハラドキドキな展開、予測不能なストーリーが好きな方にお薦め!
タイトル | セキュリティ・チェック(原題:Carry‐On) |
制作国 | アメリカ |
配信日 | 2024年12月6日 |
配信時間 | 119分 |
ジャンル | アクション/サスペンス |
監督 | ジャウム・コレット=セラ |
キャスト | タロン・エガートン/ジェイソン・ベイトマン/ソフィア・カーソン |
ネタバレなし感想
個人的評価
10点満点中/9点
いやぁ、これね、めちゃめちゃ面白かったです!
空港の保安官(タロン・エガートン)がクリスマスに謎の旅行者から脅迫を受けるという緊迫したストーリー展開のあるサスペンスアクション作品。
その脅迫してきた男の裏をかく為に奮闘する姿が描かれるんですが、もうね、めちゃめちゃ緊張感があって、2転3転どころか4転5転していくんですよ!
しかもね、テンポが良くて、それでいて無理に展開していく訳でなく、辻褄が自然な流れで合っているので、迫り来る脅威に対して主人公と一緒になってドキドキハラハラしちゃうんです!
謎の旅行者の狙いは何なのか?
空港保安官に脅迫してまで飛行機に持ち込みたい荷物は一体何なのか?
サスペンス要素だけじゃなくて、アクション要素もあって、僕的には、クライマックスよりもカーアクションの場面が凄く印象的でしたね。
車内に仕掛けられたカメラから撮影された映像の中で、激しい攻防が繰り広げられるんですけど、攻防をきっかけに車の音楽が流れ始めるんですよ!
緊迫感と迫力があるカーアクション場面なのに流れてくる音楽は『ラストクリスマス』♪
緊張と緩和をうまく使った印象的なシーンで良かったですねー!
主人公は、空港の保安官をやっていますが、諦めた夢があって、今回の事件とその諦めた夢が繋がっていく展開は在り来たりかもしれないけれど、僕的には物語の締めくくりにとって最高だったと思うな!
2転3転する予想のつかない結末を迎えるストーリーが好きな方には持ってこいの作品で、これね、映画館で観たかったなー!
Netflixは、やっぱり予算が掛けれる分、安定の良さのある作品を生み出していますね。
Netflix加入しているなら一度はcheckしておきたい作品の仲間入りです!
ネタバレあらすじ/感想/考察
謎の旅行者の狙いは?
謎の旅行者の目的は、アメリカ下院議員であるグレース・ターナーの暗殺だった。
グレース・ターナー下院議員は、DTD法案の顔的な存在。
DTD法案は、脅かされた民主主義を守る為の法案で、武器製造業者は大歓迎だが、議会での支持率は低かった。
DTD法案の顔的な存在である議員を飛行機の乗客もろとも、ロシアの化学兵器である『ノヴィチョク』を用いて殺すことが狙いだったのだ!
そうなると、ロシアは民主主義の敵であると世論が動き、法案が可決され、大金が動く事になる。
民間の下請け会社は大儲け出来る。
議員の悲劇的な死を招き、法案を通す作戦に利用されたのが、主人公である保安官イーサンだったのだ!
なぜ、イーサンは警官になれたのか?
クリスマスで混雑するロサンゼルス国際空港を警備する保安官イーサンは、警官を夢見て試験を受けたが結果は不合格だった過去を持つ。
それ以降、空港で保安官をやっているが、遅刻はするし、意欲も無く、後輩が2度昇進した間もずっと平社員のままだった。
脅迫のターゲットとされたのも彼が、「指示を出される側の人間」と見なされたからだった。
しかし、イーサンにも同じ空港内でオペレーション管理者をやっているノラ・パリージとの間に子供が出来たことをきっかけに変わろうと行動していた。
彼女を人質に取られたイーサンは、相手の裏をかくためにスマホで911に電話したり、スマートウォッチで連絡を取ろうと試みるが、ことごとく失敗するが、脅迫犯とのやり取りの中で聞こえてくる音声を頼りに犯人が居るかもしれない場所や出身、目的も割り出していた。
乗客の手荷物を細かくチェックする必要があると、警官であるライオネルを呼び、航空チケットを渡す。チケット偽装が流行している事でチェックが厳しくなっている事を利用し、手がかりを伝えようと試みようとしたが、犯人に見抜かれ、トリカブト毒を使用しライオネルは殺される。
序盤こそ、失敗が続いて、能力的にも警官は向いていないって印象がありましたが、その後イーサンは、ファインプレイを見せる!
1つは、スーツケースのすり替えだ!
脅迫犯に化学兵器の入ったスーツケースを渡すように迫られた際、咄嗟にスーツケースを元のサイズよりも少しだけ大きなものへとすり替えたのだ!
それによって脅迫犯は機内に持ち込んだスーツケースが荷物入れに入らず、貨物室へと持っていかれる。
スーツケースをすり替えた時点で、イーサンは、荷物は貨物室へ運ばれ、そこでなら犯人の目を盗み、化学兵器の解除が出来ると考えていたのだ!
脅迫犯の目的を知った警察は、もちろん下院議員であるグレース・ターナーや乗客を守るため、飛行機の離陸を阻止しようとする。
しかし、犯人のこれまでの行動から少しでも不審な様子があれば、化学兵器をスマホで起爆する事を予測しており、そのまま離陸させるように警察へ働きかける。
スーツケースを奪われるという窮地に追い込まれた状況の中、今後の展開を読んで行動出来たのが、イーサンのファインプレイであり、この読みと行動力こそ警官に向いているという証明になったのではないだろうかと思う。
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