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実写『10DANCE』ネタバレ感想・考察!結末のキスと続編・海外の評価は?あらすじ・キャストを徹底解説!【Netflix】

Netflix
 

映画『10DANCE』完全解説!ネタバレあらすじ・キャスト・原作との違いからラスト考察まで総まとめ

こんにちは!YOSHIKIです!

みなさん、事件です。
またしてもNetflixが、とんでもない実写化をやってのけました。

『ONE PIECE』、『幽☆遊☆白書』と来て、次に世界へ放つ日本のコンテンツ。
それはなんと……「社交ダンス × BL(ボーイズラブ)」です!!

タイトルは『10DANCE(テンダンス)』
原作は、その圧倒的な画力と色気でファンを熱狂させている井上佐藤先生の超人気漫画。

「え、ダンス映画? 爽やかなスポ根でしょ?」と思ったあなた。
甘いです。これはただの青春映画じゃありません。
監督を務めるのは、『るろうに剣心』シリーズで日本のアクション映画を変えた巨匠・大友啓史監督なんです!

主演は、竹内涼真さんと町田啓太さん。
野性味あふれるラテン王者と、冷徹なスタンダード王者が、汗とプライド、そして「愛」をぶつけ合う。
これはもはやダンスという名の「格闘技」であり、「官能の儀式」です。

配信日は2025年12月18日(木)
今年のクリスマスは、史上最も熱くて美しい男たちの闘いに酔いしれましょう!

【このブログの楽しみ方について】

いつも『YOSHIKIのMOVIE SELECTION’S』を読んでくれて、本当にありがとうございます!
このブログでは、読者の皆さんと「作品を待つワクワク感」から「観終わった後の語り合いたい気持ち」までを共有するため、【随時更新】というオリジナルの記事スタイルを採っています。
これは、僕が考え抜いた、みんなと最高の映画体験をするための形です。
この記事は、公開後に【ネタバレなし感想】、【ネタバレあらすじ結末解説】、【ネタバレあり考察】と段階的に更新していきます。
ぜひ、この記事をブックマークして、映画館に行く前、そして観終わった後にもう一度訪れてください!
この場所で、作品の感動を語り合い、一緒に物語の「終い」を見届けましょう!
 

🟡Netflix映画『10DANCE』基本情報!

YOSHIKI
YOSHIKI

あの大友監督がBL!?と最初は驚きましたが、よく考えたら『るろ剣』の剣劇も、ある種の舞踏のような美しさがありましたよね。
「ダンス=アクション」として撮る。この発想だけで勝利確定です!

項目詳細
タイトル『10DANCE』
(テンダンス)
監督・脚本大友啓史
(『るろうに剣心』『龍馬伝』)
キャスト竹内涼真
町田啓太
土居志央梨
石井杏奈 他
原作井上佐藤『10DANCE』
(講談社「ヤングマガジン」連載)
配信開始日2025年12月18日(木) Netflix独占配信

🔵公式予告編

 

🟡【ネタバレなし】公開前に知るべき!本作がヤバい3つの理由!

ただのイケメン映画だと思ってスルーすると後悔します。
肉体、汗、そして視線の交錯。
画面からフェロモンが溢れ出すような映像美。
なぜこの映画が世界中で注目されているのか、その「ヤバい理由」を3つ解説します!

①アクションの神・大友監督が撮る「肉体の剣劇」

大友啓史監督といえば、『るろうに剣心』で見せた超高速の殺陣アクション。
そんな彼が「社交ダンス」を撮るとどうなるか?
監督自身が「二人が情熱的に踊るとき、彼らは同調し、何かより大きなものへと変貌する」と語る通り、本作のダンスシーンは優雅な舞踏ではなく、「魂を削り合うバトル」として描かれます。

飛び散る汗の一粒、極限まで収縮する筋肉、荒い呼吸。
その全てをクロースアップで捉えるカメラワークは、まさにアクション映画そのもの。
ダンスを知らない人でも、その凄まじい「熱量」に圧倒されること間違いなしです。

②「野性」の竹内 vs「ロボット」の町田!役作りが凄すぎる

主演二人の役作りへの執念が、常軌を逸しています。
ラテン王者の鈴木を演じる竹内涼真さんは、自分の練習動画をあえて見ず、パートナーに体重を預けることで「本能的な動き」を習得。
まさに野獣のような色気を放っています。

対するスタンダード王者の杉木を演じる町田啓太さんは、対照的に自分の動きを監視カメラのようにチェックし続け、完璧なフォームを追求。
そのあまりの精密さに、現場では「ホールドロボット」というあだ名がついたとか(笑)。
「感覚派」と「理論派」。
正反対のアプローチで肉体を極めた二人がぶつかり合うからこそ、そこに生まれる化学反応(ケミストリー)がリアルなんです!

③「友情ではない」!原作者こだわりの“ガチ”な愛

スポーツものの実写化でありがちなのが、「恋愛要素を薄めて、熱い友情物語にする」という改変。
しかし、本作は違います。
原作者の井上佐藤先生が出した条件は、「二人の関係は友情ではなく、愛情や恋情で繋がっていること」
そして「官能を主軸にすること」

これ、凄くないですか?
Netflixという巨大プラットフォームで、日本のトップ俳優たちが、一切の逃げ道なしで「男同士の愛と官能」を演じ切るんです。
予告編のセリフ「セックスの代わりだ」に象徴されるように、ダンスを通じて互いの深層心理に触れ、惹かれ合っていく二人。
BLファンはもちろん、濃厚なヒューマンドラマを求めるすべての人に刺さる、本気の愛の物語です。

 

🟡『10DANCE』キャストとあらすじ!

YOSHIKI
YOSHIKI

竹内涼真さんのラテンの衣装、胸元開きすぎで直視できません(嘘ですガン見しました)。
町田啓太さんの燕尾服姿は、もう「貴族」そのもの。
眼福すぎて、画面が割れないか心配です。

●鈴木信也(演:竹内涼真)
ラテンダンスの日本チャンピオン。
情熱的で野性的、本能で踊る天才肌。
性格はガサツだが、ダンスに対しては純粋で熱い心を持つ。
●杉木信也(演:町田啓太)
スタンダードダンスの日本チャンピオンで、世界ランク2位の実力者。
冷静沈着、完璧主義で、その優雅な佇まいから「帝王」の風格を漂わせる。
論理的すぎるあまり、時に冷徹に見えることも。

『10DANCE』【あらすじ】

ラテンダンスの日本王者・鈴木信也(竹内涼真)と、スタンダードダンスの日本王者・杉木信也(町田啓太)
名前は同じ「シンヤ」だが、性格もダンススタイルも正反対の二人は、決して交わることのないライバル同士だった。

ある日、杉木から鈴木へ、ある提案が持ちかけられる。
それは、互いの専門分野を教え合い、ラテン・スタンダードの全10種目で競う過酷な競技「10ダンス(テンダンス)」に挑むこと。
世界で勝つために手を組んだ二人だったが、練習は衝突の連続。
「お前のリードは雑だ」「うるせえロボット!」
激しくぶつかり合いながら、肉体の限界を超えていく中で、二人の間には次第にライバル心を超えた「ある感情」が芽生え始める。

指先が触れ合い、息遣いが重なるたびに高まる熱。
それは闘争心なのか、それとも――。
聖なる夜、二人の天才がフロアで溶け合う。

 

🔴Netflix『10DANCE』ネタバレなし感想

観終わった直後の、僕の第一声を聞いてください。
「凄まじい熱量!でも……正直、感情が追いつかない部分もありました!」

まず、ダンスシーンは圧巻です。
大友啓史監督の演出は、完全に『るろうに剣心』の殺陣(タテ)と同じ。
バチバチに火花が散る視線、飛び散る汗。
「優雅な社交ダンス」というよりは、完全に「2時間の格闘技」を見せられた気分で、映像の迫力には圧倒されました。

ただ、ストーリーに関しては少し「もったいない」と感じたのが正直なところ。
原作未読の僕からすると、二人が激しくぶつかり合っていたのに、そこから深い関係(キスなど)へ発展していく「感情のグラデーション」が少し分かりにくかったんです。
あまりに展開が駆け足すぎて、「え、どのタイミングでそこまで想いが深まったの?」と置いてきぼりになる瞬間がありました。

僕自身、同性同士の禁断の関係という経験がない分、余計にその心情の変化を丁寧に描いてほしかった。
映画の尺(2時間)では詰め込みすぎだったのかもしれません。
「これ、連続ドラマでじっくり描いた方が、二人の揺れ動く感情に共感できたんじゃないか?」
そんな「惜しさ」を感じてしまいました。

とはいえ、理屈抜きに「凄いものを見た」というカタルシスはあります。
主演二人の「美」と「覚悟」に殴られる120分であることは間違いありません。
これから観る方は、細かい感情の機微を追うよりも、その場の熱量を浴びるつもりで挑んでください!

💡YOSHIKIの正直ポイント!
鑑賞後の体力消耗が激しいです(笑)。
そして、感情移入しようと頑張りすぎると、展開の速さに疲れてしまうかも。
「これはスポーツドキュメンタリーだ!」くらいの気持ちで、竹内涼真くんの驚異的な「腰使い」と、町田啓太くんの美しさを堪能するのが正解かもしれません!

 

🔵『10DANCE』各項目別10点満点評価とレビュー

ストーリー
6/10
感情の動きが駆け足すぎた。
ライバル関係から親密な関係へ変化する過程が、映画の尺だと急すぎて共感しづらい部分がありました。「なぜそこで惹かれ合うのか」という心の機微をもっと丁寧に描くなら、映画より連続ドラマの方が向いていたかも?
映像
8/10
迫力満点だが、カロリー消費が激しい。
汗の飛沫まで捉えるカメラワークは圧巻の一言。ただ、あまりにも情報量が多くてカット割りも激しいので、観終わった後の目の疲れも凄いです(笑)。
余韻
7/10
心地よい疲労感と、少しの消化不良。
熱量は凄かったけれど、感情が追いつかないまま終わってしまった感も。「続きを見せろ!」というポジティブな気持ちと、「もう少し説明してくれ!」というモヤモヤが半々です。
リピート率
9/10
「あの腰」を確認するために見返す。
ストーリーの粗を確認するのではなく、主演二人の細かな視線の演技や、一瞬の筋肉の動きをスロー再生で確認したくなります。映像資料としての価値は満点です。
キャスト
10/10
奇跡のキャスティングに感謝。
竹内涼真の「ラテンの色気」と、町田啓太の「スタンダードの美学」。二人の対比が完璧すぎます。ダンス未経験からここまで仕上げてきた役者魂には、ひれ伏すしかありません。
総合
7.5/10
映像と演技のパワーは圧倒的ですが、ストーリーの感情描写には不満が残ります。特に同性愛を扱う上での丁寧さがもう少し欲しかった。とはいえ、理屈抜きに「凄いものを見た」という熱量は確実に伝わる一作です!
 

🔴Netflix『10DANCE』ネタバレあらすじ結末解説

⚠️【警告:ここから先はネタバレ全開です!】
物語の核心部分、電車内でのキス、そして衝撃のラストシーンまで詳細に記述します。
映画を未見の方は、絶対にスクロールしないでください。
二人の愛の結末は、ご自身の目で確かめてください!
【10Dance】原作と映画版との違いはこちらで解説↓
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①「10ダンス」への無謀な挑戦

物語は、国内ダンス界の頂点に立つ二人の「信也」の対立から始まる。
一人はラテンダンス日本王者の鈴木信也(竹内涼真)
もう一人はスタンダードダンス日本王者で世界2位の杉木信也(町田啓太)
名前が似ていることで常に比較され、鈴木は杉木に対し一方的なライバル心を燃やしていた。
ある日、杉木は鈴木に「共に”10ダンス”で世界を目指さないか」と無謀な提案を持ちかける。
ラテン5種とスタンダード5種、計10種目を踊り切る過酷な競技だ。
反発しながらも、挑発に乗る形で鈴木はこれを受諾。
正反対の二人が互いの専門分野を教え合う日々が始まる。
衝突を繰り返しながらも、鈴木は杉木から「ポイズ(気品)」を、杉木は鈴木から「パッション(情熱)」を吸収し、二人の身体的な距離は急速に縮まっていく。

②「死神」の告白と、電車内のキス

練習の中で、杉木の過去が明かされる。
3年前の世界選手権。杉木は経験の浅いパートナー矢上房子(石井杏奈)と組んでいたが、彼女が転倒事故でパニックに陥ってしまう。
しかし杉木は、動転する彼女に無理やりドレスを着せ、罵倒し続けて競技を続行させた。
「あの時の自分は死神のようだった」
自嘲気味に語る杉木の弱さに、鈴木は「つまんねぇ話だ」と吐き捨ててその場を去る。

しかし、杉木は諦めずに鈴木を追いかけ、電車の中へ。
至近距離で顔を近づけ、「嫌なら辞めてもいい」と挑発する杉木。
その瞬間、鈴木は黙って杉木の唇を塞いだ。
電車内で繰り返される、濃厚なキス。
鈴木は杉木に言い放つ。
「あんたはそのキャラを通せ、死神になればいい。俺はブラックプールの死神を倒す天使になる」
この瞬間、二人は共犯関係以上の深い絆で結ばれる。

③ブラックプールの挫折と、夜の決裂

そして迎えた聖地・ブラックプールでの戦い。
鈴木はラテンに出場するが、元恋人リアナと現王者ジュリオの前に敗れ、2位に終わる。
評価はされたが、「あれは競技ではなく乱闘だ」という批判も浴びた。
一方、スタンダードに出場した杉木も、王者ジュリオに僅差で敗北。
関係者が「杉木が負ける姿を観客も期待している」と語るのを聞いた鈴木は激怒し、理不尽な評価システムに噛みつく。

その夜の表彰式後、杉木は王者ジュリオと結婚を控える元恋人リアナとのスペシャルダンスを披露させられる。
耐え難い屈辱を受け入れた杉木に対し、鈴木は怒りを爆発させる。
「あんたはあれで良かったのかよ!一位じゃなきゃダメじゃなかったのかよ!」
鈴木は杉木を押し倒し、激情のままにキスをする。
しかし、杉木はその想いを振り払った。
「あんたは所詮敵なんだよ。結局、僕らは交わることはできない」
冷たく突き放され、一人残された鈴木は涙を流す。

④半年後の再会、そして「決勝」の約束

別れから6ヶ月後。
鈴木はパートナーの田嶋アキ(土居志央梨)と共に、10ダンスでの優勝を誓い、日本で開催されたアジアカップに出場する。
しかし結果は優勝ならず。
失意の表彰式後、スペシャルデモンストレーションとしてアナウンスされたのは「杉木・矢上ペア」。
だが、現れたのは杉木一人だった。
杉木は真っ直ぐに鈴木の元へ歩み寄り、手を差し出す。
「僕と踊ってくれませんか?」
驚きつつもその手を取る鈴木。
観客が見守る中、二人は即興で「10ダンス」を披露する。
言葉はいらない。身体だけで会話する至福の時間。
踊り終えた後、杉木は鈴木に告げる。
「10Danceの決勝で会おう」
そして、どちらからともなく吸い寄せられるように唇を重ね、杉木は颯爽とその場を去っていく。
呆然としながらも、確かな熱を受け取った鈴木の表情で、物語は幕を閉じる。

 

🔴『10DANCE』ネタバレあり考察

YOSHIKI
YOSHIKI

みなさん、生きてますか?(笑)
僕はあのラストシーン、そして中盤の電車シーンで、完全に心肺停止しました。
「え、まさかここでキス…しないよね?するの? したーーーー!!!!」
全世界のファンが叫んだ瞬間だったと思います。
今回は、あの3回のキスの意味、役者魂、そしてタイトルの真の意味まで、僕なりに感じたことを深掘りしていきます!

🔵考察①:3回のキスが描く「拒絶」と「受容」のドラマ

この映画、実は重要なキスシーンが3回あったと僕は解釈しています。
単なるロマンス描写ではなく、二人の関係性の変化を決定づける「契約」の儀式だったのではないでしょうか。

1回目:電車内での「救済のキス」
自分を「死神」と卑下する杉木。そんな彼の冷たい殻を、鈴木は強引にこじ開けました。
「俺がブラックプールの死神を倒す天使になる」
このキスは、孤独な王者を救い出すための「一方的な救済」であり、野生動物のような彼が飼い主(杉木)に噛み付くような、衝動的なアクションにも見えました。

2回目:ブラックプールの夜の「拒絶されたキス」
理不尽な結果に終わり、さらに屈辱的なダンスを強いられた杉木。
そんな彼に対し、鈴木は「一位じゃなきゃダメじゃなかったのかよ!」と怒りを爆発させ、押し倒すようにキスをしました。
しかし、杉木はこれを拒絶しました。「敵同士だ」と言い聞かせるように。
これは互いのプライドがぶつかり合った末の、悲しい決裂だったと思います。

3回目:ラストの「受容のキス」
そしてラストシーン。
一度は拒絶した杉木が戻ってきて、今度はどちらからともなく吸い寄せられるように唇を重ねました。
しかも、衆人環視の中で。
これは、二人が過去のしがらみや対立を乗り越え、ついに「対等なパートナー」として、そして「愛すべき対象」として互いを受け入れた瞬間だったと感じました。
拒絶を経てのこの結末だからこそ、二人の絆が本物になったと確信できました。

 

🔵考察②:なぜ杉木信也は「死神」だったのか?完璧主義の裏にある孤独

町田啓太さんが演じた杉木信也。
序盤の彼は、美しくも冷徹で、どこか人間味のない存在でした。
なぜ彼は「死神」と呼ばれたのか?
それは、彼が**「完璧」であることを自分自身に強要し続けてきたから**……そんな気がしてなりません。

物語の中で明かされた、3年前の事件。
パートナーを転倒させてしまい、パニックに陥った彼女に無理やりドレスを着せて踊らせたという過去。
彼は自らを「死神」と呼び、まるで罪人のように振る舞っていましたが、それは同時に「自分は冷酷な人間だ」と定義することで、自身の脆い心を守っていたようにも見えました。
感情を殺し、正確無比なマシーンになることでしか、彼はダンスフロアという戦場に立ち続けることができなかったのかもしれません。

だからこそ、感情むき出しで、ルール無用でぶつかってくる鈴木の存在は、彼にとって耐え難いノイズでありながら、同時に喉から手が出るほど欲しい「生きた感情(パッション)」そのものだったはずです。

鈴木が放った「つまんねぇ話だ」という一言。
一見すると酷い言葉ですが、杉木にとっては「お前の悲劇のヒーローごっこなんて興味ない」「お前の過去なんて関係ない」と、勝手に背負い込んだ重荷を強引に下ろさせてくれる魔法の言葉だったのではないでしょうか。
あの電車の中で、杉木の仮面が剥がれ落ちた瞬間。
町田啓太さんの瞳に、ただの冷たい光ではなく、人間らしい「熱」と「執着」が宿る演技の変化は、鳥肌モノでした。
完璧主義者が「死神」の鎌を捨て、人間らしさを取り戻していく再生の物語。
それこそが、この映画の隠された、そして最も美しいテーマだったように僕は思います。

 

🔵考察③:竹内涼真と町田啓太、役者魂が超えた「実写化の壁」

BL作品の実写化は、常に賛否両論のリスクを背負います。
特に本作のような「肉体」が重要なテーマの場合、生半可な覚悟では原作ファンを納得させることはできません。
しかし、主演の二人はその高い壁を軽々と超えていきました。

まずは竹内涼真くん。
彼の「腰(ウエスト)」は、もはや国宝に指定したいくらいです(笑)。
ラテンダンス特有の「キューバン・モーション」は、一朝一夕で身につくものではありません。
あの粘り気のある腰の動き、指先の先まで神経が通った所作。
ダンス未経験の彼が、あそこまで説得力のある「ラテン王者」になりきれたのは、想像を絶するトレーニングがあったからではないでしょうか。

そして町田啓太くん。
ダンス経験者である彼が、「一度経験を捨てて、ゼロからスタンダードを作り直した」というエピソードには胸が熱くなります。
経験者だからこその「癖」を消し、杉木信也としての新しい骨格を作り上げる。
それは肉体的な苦痛だけでなく、精神的にも過酷な作業だったと想像します。

二人が画面に映るだけで成立する「説得力」。
ストーリーの粗さをねじ伏せるほどのパワーは、二人の役者魂から生まれていました。
これは単なるアイドルの映画ではありません。
役者が自身の限界に挑んだ、ドキュメンタリーとしても見る価値があります。

 

🔵考察④:この結末は「投げっぱなし」ではない!確信犯的な「シーズン1」宣言だ

最後に、多くの人が感じた「消化不良感」について。
世界選手権の結果は? ライバルたちは?
何も解決していません!
でも、僕は「これは映画ではない。シーズン1の最終回だ!」と強く感じました。

原作『10DANCE』は長大なサーガであり、物語はまだ中盤です。
この映画が描いたのは、二人が「ペア」になるまでの、ほんの序章(プロローグ)に過ぎません。
もしここで世界一になって終わっていたら、それこそ原作への冒涜になっていたかもしれません。
監督とNetflixは、あえて「俺たちの戦いはこれからだ」というクリフハンガーを選びました。
それは、「この熱量なら、絶対に続編が作れる」という自信の表れのように思えるのです。

タイトルである「10DANCE」。
これは単に10種目のダンスを指すだけでなく、ラテンとスタンダード、男と男、愛とライバル心など、相反する要素が一つに融合していく様を表しています。
映画のラストでようやく心が通じ合った二人。
本当の「10DANCE」が始まるのは、ここからです。
「決勝で会おう」という杉木の言葉は、僕たち観客への「シーズン2で会おう」という招待状のように聞こえてなりませんでした。
Netflixさん、分かってますよね?
僕たちは、彼らが世界の頂点に立つその瞬間まで、死ぬまで追いかけますからね!(笑)

 

🔴『10DANCE』【完全版】まとめ!

●タイトルの意味:ラテン5種目+スタンダード5種目=10ダンス。二人の王者が互いの領域を共有し、「完全な一つ」になる物語。
●結末の解釈:世界への挑戦はこれから。ラストのキスは「決勝で会おう」という続編への招待状。
●続編の可能性:120%あり得る。というか無いと困る。物語はまだ始まったばかり!

いかがでしたでしょうか?
実写版『10DANCE』。
原作ファンの期待を裏切らず、かといって安易な実写化にも逃げず、真正面から「愛」と「闘争」を描き切った傑作でした。
見終わった今、心地よい疲労感と共に、「早く続きを見せてくれ!」という叫びが止まりません。

二人の旅はまだ始まったばかり。
僕たちも「11種目目のダンス(推し活)」として、この作品を応援し続けましょう!

YOSHIKI
YOSHIKI

最後まで読んでくれてありがとう!
あの電車内とラストのキス、みなさんはどう受け止めましたか? 僕は尊すぎて浄化されました(笑)。
続編への期待や、キャストへの愛など、ぜひコメント欄で叫んでください!

コメント

  1. mii より:

    しっくりきすぎてしまう、最高の感想をありがとうございました!!

    鑑賞した今、どんな気持ちか言葉にできず、モヤモヤして検索し、このサイトを見つけました。本当にありがとうございました!

    10Dance最高でした!!

    • YOSHIKI YOSHIKI より:

      miiさん、コメントありがとうございます!

      「しっくりきすぎてしまう」なんて、最高の褒め言葉をいただけて感無量です!! 鑑賞後の、あの言葉にできないモヤモヤや高揚感……すごく分かります。そんな中で僕のサイトを見つけてくださって、本当に嬉しいです。

      『10DANCE』、本当に最高でしたよね!実写としての熱量に圧倒されて、僕も記事を書かずにはいられませんでした。 こちらこそ、素敵な感想を届けてくださってありがとうございました!またいつでも、語り合いにいらしてくださいね✨

  2. BlueSky より:

    素晴らし過ぎる感想、
    語彙力が半端無いですね。
    羨ましい。。

    ダンスならではの空気感が伝わってきて、
    まるで、その場で10DANCEを見ているような臨場感をありがとうございました。

    これからも素晴らしい感想を期待しています。

    • YOSHIKI YOSHIKI より:

      BlueSky様

      コメントありがとうございます!YOSHIKIです。 語彙力を褒めていただけるなんて、ブロガー冥利に尽きます…!本当に嬉しいです。

      ダンス作品は、あの独特の身体の動きや「熱気」をどう言葉に落とし込むか、執筆中もすごく試行錯誤したので、BlueSky様に臨場感が伝わったと言っていただけてホッとしました。

      これからも「まるでその場にいるような」体験をお届けできるよう、感性をフルに働かせて書いていきます。またぜひ遊びに来てくださいね!

  3. より:

    まさに、え、どこでそんなに惹かれ合ったの?という疑問と、そんな疑問に取り敢えず目をつぶるしかない主演のふたりの熱量にモヤモヤして、検索したらこちらに辿り着きました。

    みなさん、生きてますか?
    ってほんとそれ笑

    この記事を見たことで満足感が高まりました。映画の素晴らしさを危うく見過ごすところでした。ありがとうございます!

    • YOSHIKI YOSHIKI より:

      ゆ様

      初めまして、コメントありがとうございます!YOSHIKIです。

      主演お二人の圧倒的な熱量に当てられて、思わず「モヤモヤ」してしまうお気持ち、すごくよく分かります……! 「どこでそんなに惹かれ合ったの?」という戸惑いを感じつつも、あの熱気に圧倒されて目をつぶるしかないという ゆ様の表現、まさに本作の「正解」を突いているなと感じて、深く共感してしまいました。

      僕の記事を読んだことで満足感が高まり、危うく作品の素晴らしさを見過ごさずに済んだと言っていただけて、発信者として本当に光栄です。 解説を通じて、あの二人の「生き様」が凝縮されたダンスの魅力を共有できたことが、何より嬉しいです。

      またのご訪問、心よりお待ちしております!

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