映画『プレデター:バッドランド』ネタバレ感想・考察・あらすじ・結末・キャスト・PG-13・エイリアン連携情報を徹底解説
映画『プレデター:バッドランド』のあらすじ・キャスト情報。主人公プレデターと『エイリアン』ウェイランド・ユタニ社との繋がり、PG-13の理由を解説。
2025年11月7日、あの『プレデター』フランチャイズの歴史を塗り替える、とんでもない新作が劇場公開されます!
その名は『プレデター:バッドランド』(原題: Predator: Badlands)
『プレデター:ザ・プレイ』でシリーズを蘇らせた天才、ダン・トラクテンバーグ監督が、今度は「プレデター」そのものを主人公に据え、さらに「エイリアン」の世界観を本格的に持ち込むという、まさに新時代の幕開けを告げる作品です。
【このブログの楽しみ方について】

…と、その前に!
『プレデター』シリーズは、『ザ・プレイ』(1719年)から『AVP』、そして今回の『エイリアン』との本格連携まで、時系列がかなり複雑ですよね。
「新作の前に、過去作を復習しておきたい!」「観る順番は?」
そんな方のために、全シリーズの「時系列」「観る順番」「全作ネタバレあらすじ」を1本にまとめた、“完璧な予習・復習ガイド“も用意しました!
メイン記事と合わせて読めば、新作の楽しみが120%アップすること間違いなしです
🟡映画『プレデター:バッドランド』基本情報!

まずはサクッと基本情報から。
監督は『ザ・プレイ』のダン・トラクテンバーグが続投!
そして注目すべきは、シリーズ初の「PG-13」指定。
これがどういう意味を持つのか…
ヤバい匂いがしますね!
| 項目 | 詳細 |
| 邦題 | 『プレデター:バッドランド』 |
| 原題 | Predator: Badlands |
| 監督 | ダン・トラクテンバーグ(『プレデター:ザ・プレイ』) |
| 脚本 | パトリック・エイソン、ダン・トラクテンバーグ |
| 主演 | エル・ファニング、ディミトリウス・シュスター=コロアマタンギ |
| 上映時間 | 約107分 (1時間47分) |
| ジャンル | SF / アクション / アドベンチャー |
| レーティング | PG-13 (米国 / 強いSF的暴力描写のため) |
| 公開日 | 2025年11月7日 (金) 世界同時公開 |
| 配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン |
公式予告編

予告編では、主人公の若きプレデター「デク」と、エル・ファニング演じるアンドロイド「ティア」の異色のバディ関係、そして「バッドランド」と呼ばれる危険な惑星の姿が確認できます!
🟡【ネタバレなし】視聴前に知るべき!本作がヤバい3つの理由!
①プレデターが「主人公」!? 追放された“最弱”の若者が戦う、新感覚アドベンチャーなのがヤバい!
これが最大の変化です!
本作は、人間がプレデターから逃げ回るホラーではなく、プレデター(ヤウタ族)の「デク」が主人公のSFアドベンチャーです。
しかも彼は、一族から「最弱」の烙印を押され追放された、アンダードッグ(かませ犬)的な存在。
そんな彼が、兄と父が関わるトラウマを乗り越え、自分を証明するために戦う…
という、これまでのシリーズとは真逆の「感情移入できる」物語になっているようです。
トラクテンバーグ監督も、デクと相棒ティアの関係を「チューバッカとC-3PO」のようだと語っており、ホラーではなく、心温まるユーモアさえある「巨大なアドベンチャー映画」を目指したと公言しています。
これは新しいプレデター体験になりそうですね!
②公式が最大手!『エイリアン』の世界観と「ガチで」繋がるのがヤバい!
『プレデター2』のイースターエッグ以来、ファンが待ち望んでいた「あの会社」が、ついに物語の中核として登場します。
そう、「ウェイランド・ユタニ社」です!
エル・ファニング演じる相棒のティアは、なんとウェイランド・ユタニ社製のアンドロイド(シンセティック)。
彼女自身も「『エイリアン』ユニバースのアンドロイドよ」と認めています。
これは単なるファンサービスではなく、トラクテンバーグ監督が『エイリアン VS. プレデター』(AVP)という概念そのものを、最高の形で「再起動(リブート)」させようとする、スタジオの明確な戦略だと僕は読み取りました。
ついに、あの二大巨頭の世界観が「正史」として繋がります!
③シリーズ初の「PG-13」!その“本当の理由”がヤバい!
「プレデターがPG-13?グロくないなら観ないよ」と思った皆さん、ちょっと待ってください。
これが、本作最大の「仕掛け」かもしれません。
制作陣によれば、PG-13になったのは「手加減したから」ではありません。
レーティングは「人間の赤い血」に厳しい。
しかし、本作は「人間が一切登場しない」(または、ほとんど出ない)物語。
暴力描写は、エイリアン(緑の血)やアンドロイド(白い液体)に向けられるため、PG-13のままで、「R指定のように感じられる、最高に陰惨なこと」を描き切れる…
という、とんでもない「ルールの抜け道」を使った戦略らしいんです!
観客層を広げつつ、暴力描写は妥協しない。
このクレバーな戦略こそ、本作が『プレデター』IPの未来を本気で考えている証拠ですね。
🟡映画『プレデター:バッドランド』キャストとあらすじ!

物語を動かすのは、人間ではなく、この二人(?)です。
主人公。
一族から追放された若きプレデター(ヤウタ)。
「最弱」と見なされているが、自らの力を証明するため戦う。
セリフはほとんどない。
ヒロイン/相棒。
ウェイランド・ユタニ社製のアンドロイド。
上半身だけの状態でデクの「バックパック」のように背負われて旅をする。
おしゃべりで楽観的な性格。
ティアの「双子の姉妹」にあたる存在。
敵対的な戦闘ドロイドとして登場する?(ファニングは一人二役)
『プレデター:バッドランド』【ネタバレなし あらすじ】
一族から「最弱」の烙印を押され、追放された若きプレデター、デク。
彼は、贖罪のため「宇宙で最も危険な惑星」と呼ばれる未開の地、通称「バッドランド」へと送り込まれる。そこは、プレデターさえも「獲物(プレイ)」に変えてしまう、恐ろしいクリーチャーたちが支配する過酷な世界だった。
「狩る者」から「狩られる者」へと転落したデクは、絶体絶命の中、一体のアンドロイドと出会う。彼女の名はティア。
ウェイランド・ユタニ社製で、なぜか上半身だけの状態で機能停止していた。
デクは彼女を背負い、二人の奇妙なサバイバルが始まる。おしゃべりで楽天的なティアと、寡黙な戦士デク。
果たして、この異色のバディは、容赦ない「バッドランド」を生き抜き、「究極の敵」を倒して自らの名誉を証明することができるのか──。
🔴『プレデター:バッドランド』【ネタバレなし感想】
ついに公開!
早速、IMAXで観てきました…!
まず最初に、僕の興奮と、そして「大きな戸惑い」を正直にお伝えします。
これは…「SFアドベンチャー映画としては最高に面白い」けど、「プレデター映画としては、最も“優しく”、最も“異質”な問題作」でした!
海外の批評家スコアは、【2025年11月7日時点】Rotten Tomatoesが86%と高い一方で、Metacriticは69点と伸び悩んでいます。
日本の映画.comも3.8点と、「傑作!」というよりは「まあ、面白いよね」という評価。
まさに、僕が感じた「戸惑い」が、そのままスコアに出ている感じです。
まず、物語(ストーリー)はどうだった?
僕が本作に「引き込まれた」のも、「戸惑った」のも、すべてはこの物語(ストーリー)にあります。
配信前に僕がヤバい理由として挙げていた通り、本作は「人間」がほぼ出てこない、「プレデターが主人公」の物語です。
しかも、彼(デク)は「最弱」の追放者。
そんな彼が、上半身しかないアンドロイドの「ティア」を背負って、危険な惑星を冒険する…。
これ、もうホラーじゃないですよね(笑)。
監督が言う通り、完全に「SFバディ・アドベンチャー」でした。
純粋なSF作品として観れば、「開始10分でもう面白い!」という国内の絶賛レビュー通り、アクションはド派手で(IMAX最高!)、デクが成長していく姿には素直に感情移入できます。
「まさかプレデターを応援する日が来るとは…」と、僕もちょっと感動してしまいました。
…ただ、これが「プレデター」である必要があったのか?というのが、最大の疑問です。
観終わった後の「余韻」が、まさに賛否両論。
そして、僕が一番語りたいのが、この「余韻」です。
前作『ザ・プレイ』が、「原点回帰」の恐怖で終わったのに対し、本作の余韻は…驚くほど「ハートフル」。
そう、心が温かくなるんです(笑)。
デクとティアの「チューバッカとC-3PO」のような友情。
これこそが、本作の評価を真っ二つに割っている原因だと僕は思います。
SNSで「ディズニーファミリー映画風」「マーベルやスター・ウォーズみたい」という批判が出るのも、痛いほど分かりました。
プレデターが持っていた「孤高の恐ろしさ」「脅威的な魅力」は、残念ながらかなり薄れています。
監督は「毎回同じことを繰り返したくない」と語っていましたが、その挑戦は、古参ファンほど「求めていたものと違う」と感じさせてしまう、危険な賭けだったと僕は感じました。
キャストは文句なし!エル・ファニングが最高!
この賛否両論の物語を支えているのは、間違いなく「キャスト」の魅力です。
特に、アンドロイドのティアを演じたエル・ファニング!
彼女が本当に素晴らしい。
批評家が「愛すべきロボットの親友」と評する通り、彼女の天真爛漫な魅力が、この映画の「心」の部分をすべて担っていました。
彼女がいなかったら、かなり無骨な映画になっていたはずです。
主人公デク(プレデター)も、「キモ可愛い」と言われるのが分かるくらい(笑)、仕草で感情を伝える演技が見事で、応援したくなるヒーローでしたね。
【ネタバレなし感想】まとめ
『プレデター:バッドランド』は、「プレデター」というブランドの“核”を変更するという、超・野心作でした。
『エイリアン2』や『T2』のように、「ホラー」から「アクション」へと見事に進化した!と絶賛する人もいれば、「プレデターの本質を失った」と嘆く人もいる。
僕は…まだ少し戸惑っています(笑)。
従来の「恐怖」を求めていくと、絶対に肩透かしを食らいます。
これは、「プレデターの皮を被った、全く新しいSFアドベンチャー」として観るのが正解です!
🔵『プレデター:バッドランド』各項目別10点満点評価とレビュー
| 評価項目 | 点数 | YOSHIKIのひとことレビュー |
| ストーリー | 7/10 | 「プレデターが主人公」という挑戦は面白い!でも、物語自体は少し「ディズニー/マーベル」的で、ご都合主義も感じた。 |
| 映像(アクション) | 9/10 | PG-13とは思えない迫力!アクションはシリーズ最高レベルかも。IMAXで観る価値アリ。 |
| 余韻 | 7/10 | 「怖かった…」という余韻はゼロ。「これはこれでアリか…?」と、プレデターの未来について考えさせられる。 |
| リピート率 | 6/10 | アクションシーンは観返したい。でも、物語の驚きは1回観れば十分かも。 |
| キャスト演技 | 9/10 | エル・ファニングが最高。彼女の魅力が、この映画の「心」をすべて担っている。 |
| 総合評価 | 7.6/10 | 「恐怖」を捨て、「友情」を選んだプレデター。シリーズの“核”を変えた、賛否両論の野心作! |
🔴『プレデター:バッドランド』【ネタバレあらすじ結末解説】
追放と「バッドランド」へ
物語は、プレデター(ヤウタ)の本拠地ヤウタ・プライムから始まります。
主人公のデクは、一族の中で最も小柄で「最弱」のレッテルを貼られた若者。
父である族長ニジョールは、そんなデクを「一族の恥」とみなし、長男クウェイにデクの殺害を命じます。
しかし、兄クウェイは父の命令に背き、弟デクの「自分の価値を証明したい」という意志を汲んで、彼の脱出を手助けします。
デクの目的は、宇宙最悪の惑星ジェナ、通称「バッドランド」に赴き、そこで最強と呼ばれる伝説の怪物「カリスク」を狩ることでした。
アンドロイド・ティアとの出会い
バッドランドは、酸性ガスの大気、刃物のような植物、溶岩のしぶきが降る、想像を絶する地獄でした。
デクは、武器よりも知恵と適応能力が重要だと学び、敵の遺骨さえも武器に変えながら、生き残るためのサバイバル術を身につけていきます。
そんな中、彼はあり得ない出会いを果たします。
上半身だけで動くアンドロイド、ティア(エル・ファニング)です。
彼女は、あの『エイリアン』シリーズでお馴染みの「ウェイランド・ユタニ社」の探査隊員で、任務中に下半身を失っていました。
プレデターの掟は「単独での狩り」。
他者と組むことは掟への反逆です。
しかし、ティアは「協力すればカリスクを倒せる」とデクを説得。
デクは掟を破り、アンドロイドと手を組むという最大の決断をします。
クライマックス:共闘とカリスクの撃破
デクとティアは、数々の恐ろしいクリーチャーを倒しながら、ついにカリスクと対峙します。
カリスクは、ヤウタさえ凌駕する知性と力を持つ、まさに惑星の支配者でした。
絶望的な戦いの中、デクの戦闘技術と、ティアのAIによる戦術分析(敵の動きを予測し、弱点を指示する)が融合。
二人はついに、命を懸けた一撃でカリスクの心臓を突き刺し、「協力」による勝利を掴み取ります。
衝撃の結末:掟を捨てたプレデター
最強のトロフィーを手にしたデクは、故郷ヤウタ・プライムに凱旋できるはずでした。
しかし、彼は帰りませんでした。
デクは、バッドランドに留まり、ティアと共に生きることを選択します。
プレデターの歴史上初めて、一族の掟(単独の狩り)を捨て、アンドロイドとの「友情」「協力」という、ヤウタの辞書にはなかった価値観を選んだのです。
ラストシーン、デクとティアは改造した宇宙船に乗り込み、ヤウタ・プライムとは別の、新たな世界へと旅立っていくのでした。
🔴『プレデター:バッドランド』【ネタバレあり考察】
いや…、あの結末、ヤバすぎませんか!?
まさか、故郷に帰って父と対決するんじゃなく、「故郷を捨てる」という結末を選ぶなんて!
観終わった後、「これはとんでもない新シリーズが始まってしまった…」と興奮が止まりませんでした。
ここからは、あの結末に隠された意図を、僕なりに考察していきます。
🔵深掘り考察①:「掟を捨てた」プレデターの誕生
僕が思うに、本作の最大のテーマはこれです。
プレデター(ヤウタ)の一族が絶対としてきた価値観、それは「個の強さ」でした。
彼らの掟は「単独で狩れ」「他者に頼るな」という、ストイックで孤独なものだったからです。
しかし、主人公のデクは「最弱」で「小柄」だったからこそ、その掟を守ることができませんでした。
もし彼が他のヤウタのように強靭な肉体を持っていたら、彼もまた「孤独な狩り」という伝統的な掟を疑わなかったかもしれません。
でも、彼にはそれができなかった。
だからこそ彼は、自分にないものを持つ他者(ティアの知性や戦術分析)と「協力」するという、掟破りの選択をしました。
そして、一族の誰も倒せなかった最強の敵(カリスク)を、初めて倒すことができた。
これって、ヤウタの歴史において、とんでもない革命的な出来事だったんだと思います。
「真の強さとは、孤独であること(古い掟)ではなく、他者と協力できること(新しい価値観)だ」
デクは、掟を破ることで、皮肉にも一族の誰よりも「強く」なったんです。
彼が最後に故郷ヤウタ・プライムへの帰還を拒否し、ティアと旅立つことを選んだあの結末は、古い価値観を捨てた「新時代のプレデター」が誕生した瞬間だったんだと、僕は感じました。
もう彼は「最弱」なんかじゃないですよね。
🔵深掘り考察②:「弱さ」=「適応力」という新しい強さ
本作が僕にとってただのSFアクションじゃなくて、「面白い!」と感じた大きな理由が、このテーマです。
主人公のデクは、一族から「最弱」とか「ちび」と呼ばれ、はっきり言って落ちこぼれでした。
もし彼が、生まれつき兄や父のように強かったら、たぶん伝統的なプレデターの「強さ」…
つまり「個の武力」や「ハイテクな武器」に頼り切っていたと思うんです。
でも、デクは「弱かった」。
だからこそ、彼は必死に頭を使いました。
バッドランドという地獄のような惑星で生き残るため、彼は環境を学び、敵の遺骨を拾って武器を作り、植物の繊維で弦を作る…。
状況に合わせて、その場で即座に道具を生み出していくんです。
これって、まさに「適応力と創意工夫」の力ですよね。
そして、この「適応力」こそが、彼がティアと協力するという最大の掟破りを選べた理由だと僕は思います。
デクは、自分の「弱さ」を認めていたからこそ、「自分にはティアの知性が必要だ」と素直に他者の力を受け入れることができた。
これは、プライドの高い他のヤウタには絶対にできなかったことです。
「本当の強さ」とは、生まれ持ったスペックやパワーではなく、自分の弱さを認めて、状況に応じて変化し、他者とさえ協力できる「適応力」なんです。
そんなデクの成長物語として、僕はすごく感動しました。
🔵深掘り考察③:ウェイランド・ユタニ社(ティア)の役割
『エイリアン』ファンとして大興奮だったのが、「ウェイランド・ユタニ社」の本格参戦ですよね!
上半身だけのティアが「ウェイランド・ユタニ社製よ」と言った瞬間、鳥肌が立ちました。
これはもう、ただのファンサービスじゃないな、と。
僕が思うに、ティア(アンドロイド)の役割は、この新しいプレデターの世界観を作る上で、デクと同じくらい重要でした。
彼女は、ヤウタの「孤独な狩り」という掟しか知らなかったデクに、「協力」「友情」「共生」といった、人間的な価値観を教える「触媒」だったのかもしれない。
デクにとって、ティアは最初「狩りの対象」でも「道具」でもなく、「よくわからない何か」でした。
でも、ティアのAIによる戦術分析がなければ、彼はカリスクに勝てなかった。
彼は、ティアという「道具」ではない「同志」を得たことで、初めてヤウタの掟の外にある新しい価値観…
つまり「他者と協力する」という強さを学んだんです。
これって、今後のユニバースにとって、ものすごく重要だと僕は思います。
あの『エイリアン』シリーズで、さんざん悪の元凶として描かれてきた「ウェイランド・ユタニ社(=悪の企業)」が生み出したアンドロイドが、プレデターに「心」や「友情」を教える…。
この強烈な皮肉と新しい関係性こそ、トラクテンバーグ監督が仕掛けた「新しいAVP(エイリアンVSプレデター)」の世界観なんだと、僕は感じましたね。
🔵深掘り考察④:プレデター版『マンダロリアン』の誕生
僕が観ていてずっと思ってたのが、「これ、プレデター版の『マンダロリアン』じゃん!」ってことでした(笑)。
いや、これは批判とかじゃなくて、最高の褒め言葉として、です!
考えてみてください。
●おしゃべりで、世界の常識を教えたり、時にはコミカルな相棒(ティア = C-3POやグローグーの役割)
このコンビ、完璧ですよね。
これまでの『プレデター』映画って、主人公(主に人間)が毎回変わるし、大抵のキャラは死んでしまう。
「一回限り」のサバイバルホラーでした。
だから、物語が積み重なっていかなかった。
でも、ダン・トラクテンバーグ監督は、『ザ・プレイ』でシリーズを復活させた後、この『バッドランド』でとんでもない発明をしたと僕は思います。
それが、この『マンダロリアン』型の「継続可能な主人公チーム」を確立したことです。
このバディ(デクとティア)なら、いくらでも続編が作れます。
フランチャイズは「一発屋」のホラーから、キャラクターと共に成長していく「連続SFアドベンチャー」へと、見事にジャンルを進化させました。
ラストシーンで二人が新しい宇宙船で旅立っていったのも、まさに「次の冒険へ」という感じで、これはもう監督の完全な戦略勝ちだな、と僕は興奮しました!
🔴『プレデター:バッドランド』続編の可能性は?
あの衝撃的なラストの後、続編はあり得るのでしょうか?
結論から言うと、続編の可能性は「ほぼ100%」でしょう!
理由は、もちろんあの「結末」です。
「母さんだ」というクリフハンガーではありませんでしたが、「新たな世界へ旅立つ」という終わり方は、続編への明確なサインです。
デクとティアという(『マンダロリアン』的な)魅力的なバディが確立されたことで、シリーズを継続させる準備が完璧に整いました。
トラクテンバーグ監督は、『ザ・プレイ』の後に「3つのプロジェクト」のアイデアがあったと語っています。『Badlands』の成功次第で、その「3つ目」(=Badlands 2?)を実現させる気満々のはずです。

これはもう、『Badlands 2』で「デクとティアの新たな冒険」が描かれることは、ほぼ確定したと見ていいと僕は思います!
ウェイランド・ユタニ社との再戦もありそうですね!
🔴『プレデター:バッドランド』【完全版】まとめ!

最後に、この記事で追ってきたポイントを【完全版】としてまとめますね。
主人公が「最弱のプレデター」!
『エイリアン』のウェイランド・ユタニ社も参戦、PG-13の裏技にも期待が集まっていた。
観てみたら、恐怖ゼロの「SFバディ・アドベンチャー」で賛否両論!
ただ、エル・ファニングの魅力とアクションは最高。
「ディズニー/マーベル的」という批判も納得の問題作だった。
デクはアンドロイドのティアと共闘し、最強の怪物カリスクを撃破。
しかし、故郷には帰らず、ヤウタの「掟」を捨てることを選ぶ。
デクとティアは二人で宇宙船に乗り込み、ヤウタ・プライムとは別の、新たな世界へと旅立っていく。
本作はプレデター版『マンダロリアン』だ!
「弱さ=適応力」と「協力」という新しい価値観を選んだ、「新時代のプレデター」の誕生譚だったと僕は結論づけます。
いやー、これは「プレデター」の歴史が変わる瞬間を目撃した、という感じですね。
古参ファンが戸惑う気持ちも分かりますが、僕は「新しい主人公チーム」が誕生したことにワクワクが止まりません!

あなたは、デクとティアの「新たな旅」に、何を期待しますか?
ぜひ、コメントであなたの考察を聞かせてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!





コメント