今回、紹介する作品は映画『エレクトリック・ステイト』です。
『エレクトリック・ステイト』作品概要
- シモン・ストーレンハーグによるグラフィックノベル『エレクトリック・ステイト』を原作としたSF映画。
- 舞台は、現実とは異なるもう一つの1990年代のアメリカ。
- ヘンテコな見た目のロボットがそこかしこで暮らしている世界で、行方不明の弟を探す少女の旅路を描いた物語。
- 監督はアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が務める。
この記事では、映画『エレクトリック・ステイト』のネタバレ感想を紹介しています。
この記事は、一部プロモーションを含んでいます。
- Netflixにて、2025年3月14日より世界独占配信開始!
- 上映時間:128分
- 制作国:アメリカ(2025年)
"きっと観たくなる"簡単あらすじ
そのロボットは、失われた希望の光。
人類を裏切ったロボットたちが追放された荒廃した世界。
孤独な少女ミシェルは、失踪した弟の面影を宿す一体のロボット、コスモと出会う。
それは、禁断の真実への扉だった。
弟は生きているー。
その確信を胸に、ミシェルはコスモと共に危険な旅に出る。
怪しげな密輸業者キーツ、そして謎めいた相棒ロボット・ハーマン。
彼らとの出会いが、運命を狂わせていく。
やがてミシェルは知る。
弟の失踪は、邪悪な組織による陰謀だったことを。
ロボットと少女。
彼らの絆が、世界の運命を切り開く。

このあらすじは、当サイト筆者であるYOSHIKIが"観たくなる"をテーマにオリジナルで書いた内容になります。
『エレクトリック・ステイト』主な登場人物
- ミシェル:ミリー・ボビー・ブラウン
- キーツ:クリス・プラット
- アマースト博士 / P.C.(声):キー・ホイ・クァン
- イーサン・スケート:スタンリー・トゥッチ
- テッド:ジェイソン・アレクサンダー
- 声の出演:ブライアン・コックス
- 声の出演:ジェニー・スレイト
- マーシャル・ブラッドベリー大佐:ジャンカルロ・エスポジート
- 声の出演:アンソニー・マッキー
- 声の出演:ビリー・ボブ・ソーントン
お勧めしたい人はどんな人?
●ロードムービー好き:少女とロボットの旅を通して、美しい風景や出会いを満喫したい方。
●その他:『アベンジャーズ』シリーズのルッソ兄弟監督作品に期待する方。
世間の評価(Filmarks)

ミリーボビーブラウン目当て視聴。
ストーリーはまぁ平凡なんだけど、ロボット達が良くて、思ったより面白かった!
ファミリー向け。

ロボット1体1体の造形、CGクオリティ、見せ方も含め流石のルッソ監督クオリティで楽しめた。
時代設定も90年代だけどロボット技術だけ進化してるという、未来感もあり古臭さも感じるアンバランスさも見ていて面白かった。

お話部分はまあそうなるだろなって内容で見応えみたいなものはないんだけど、ロボットがレトロ寄りデザインであれもこれもラブリーでとても良かった。ハーマン…!
まあまあ詰め込んでるのに時間が足りない印象があった。シーズン1完結のドラマにすればよかったのかななんて思ったり。
個人的評価(10点満点評価)
10点満点中/7点
Netflix映画『エレクトリック・ステイト』、これね、ルッソ兄弟の最新作ということで、配信前からすごく期待していたんです。
でも、実際に観てみると、ちょっと期待しすぎたかなという部分もあって、良かった点と残念だった点が入り混じった、そんな印象の作品でした。
まず、良かった点からお話しますね。
やっぱり、キャストが豪華なんです。
クリス・プラットさんのアウトロー役は、彼ならではの魅力が溢れていて、他のキャストの方々も、それぞれの役をしっかりと演じられていました。
特に、中盤以降に登場する個性的なロボットたちは、見ていて飽きなかったですね。
それぞれのロボットに特徴があって、物語に良いアクセントを加えていました。
それから、クライマックスのアクションシーンは、さすがルッソ兄弟といった感じで、迫力があって見応えがありました。
壮大なスケールで展開されるアクションは、映画館の大画面で観たら、もっと楽しめるんじゃないかなと思いました。
あと、この映画の独特な世界観も、映像として楽しめました。
ロボットが発達した、もう一つの90年代のアメリカという設定は、かなり奇妙で、最初は戸惑うかもしれません。
でも、その奇妙さが、この映画の個性になっていると感じました。
映像も綺麗で、特にロボットたちのデザインは、細部までこだわって作られているのが伝わってきました。
一方で、残念だった点もいくつかあります。
まず、序盤の展開がスローペースで、ちょっと退屈に感じてしまったんです。
物語の始まりが、もう少しテンポ良く進んでくれたら、もっと引き込まれたんじゃないかなと思いました。
それから、この映画の世界観は、人によっては受け入れがたいかもしれません。
かなり独特で奇妙なので、万人に受け入れられるものではないと感じました。
私も、最初は少し戸惑いましたし…。
あと、これは個人的な感想なのですが、過去の名作映画の寄せ集めのような印象を受ける部分があったんです。
特に、いくつかのシーンや設定が、他の映画で観たことがあるような気がして、新鮮味に欠けると感じました。
そして、これは一番期待していた部分なのですが、ルッソ兄弟の作品としては、少し物足りなさを感じてしまいました。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』のような、心を揺さぶられるような感動や興奮は、この映画にはありませんでした。
全体的に、この映画は、過度な期待をせずに観るのが良いと思います。
豪華キャストや迫力のあるアクション、独特な世界観など、楽しめる要素はたくさんあります。
でも、ルッソ兄弟の過去の作品のような、圧倒的なクオリティを期待すると、少しがっかりしてしまうかもしれません。
もし、この映画を観るかどうか迷っている方がいたら、あまり期待値を上げすぎずに、気軽に観てみることをおすすめします。
『エレクトリック・ステイト』ネタバレあらすじ
物語は、ロボットが意識を持ち、人間に対して反乱を起こした世界を背景に展開する。
2年に及ぶ戦争は、センター社の科学者イーサン・スケイトが開発したニューロキャスターによって終結する。
この技術は、人間の意識を人型ドローンに転送することを可能にした。
戦後、ロボットの指導者ミスター・ピーナッツは降伏し、6000体以上のロボットが制限区域EXに収容された。
1994年、ミシェルは交通事故で家族を失い、孤独な生活を送っていた。
そんな彼女の前に、コスモと名乗るロボットが現れる。
コスモは、ミシェルの弟クリストファーであると主張し、彼の死に関する秘密を解き明かすために、イーサン・スケイトの元へ向かうことを提案する。
旅の途中、ミシェルとコスモは元軍人のキーツと出会い、行動を共にする。
やがて、彼らはミスター・ピーナッツと接触し、アムハーストという医師がクリストファーの死に関与していることを知る。
アムハーストは、クリストファーの脳をスキャンし、ニューロキャスターのネットワーク維持に利用していた。
クリストファーの意識は、ネットワークに接続されたままだった。
しかし、アムハーストはスケイトによって殺害され、コスモは連れ去られてしまう。
ミシェルとキーツは、ミスター・ピーナッツと共にセンター社に潜入し、クリストファーの意識と再会する。
クリストファーは、ネットワークを解除することでセンター社の陰謀を阻止できると訴える。
ミシェルは、葛藤の末にクリストファーの願いを受け入れ、ネットワークを解除する。
これにより、センター社のロボット軍団は機能を停止し、ミシェルたちは勝利を収める。
『エレクトリック・ステイト』ネタバレ考察
独特で奇妙なので、万人に受け入れられるものではない
『エレクトリック・ステイト』、これね、ルッソ兄弟の最新作ということで、配信前から結構話題になっていた作品なんです。
アベンジャーズシリーズで有名な監督さんたちですから、期待していた人も多かったんじゃないでしょうか。
物語の舞台は、科学技術がすごく発展した1990年代のアメリカ。
ロボットと人間が対立していて、敗北したロボットは迫害され、勝利した人間はニューロキャスターっていう装置を使って、人型ドローンを操作するっていう設定なんです。
この設定が、ちょっと独特で。
古典的なSF作品の要素を思い出す部分もあるんですけど、オリジナリティに欠けると感じる人もいるかもしれません。
それから、この映画、他の作品との類似点がいくつか指摘されてるんです。
クリス・プラット演じるキーツとロボットのハーマンのコンビは、『スター・ウォーズ』のハン・ソロとチューバッカを連想させるし、ミリー・ボビー・ブラウンが出演していることもあって、『ストレンジャー・シングス』との関連性を感じる人もいるみたいです。
さらに、映画全体の雰囲気は、スティーブン・スピルバーグ監督作品の模倣だっていう意見もあるんです。
ルッソ兄弟は、この作品で、過去の映画作品からの影響を色濃く反映させているように感じます。
でも、それが逆に、ルッソ兄弟ならではのスタイルを薄めてしまっているような気もするんですよね。
良かった点もたくさん!それでも…
『エレクトリック・ステイト』、これね、ロボットと人間の関係を深く掘り下げたSF映画なんです。
まず、目を引くのはロボットのデザイン。
未来的な冷たさじゃなくて、どこか懐かしいレトロフューチャーな感じが、荒廃した世界観といいコントラストを生み出しているんですよ。
それから、ロボットのアクションシーンも面白いんです。
野球選手型のロボットがボールを武器にしたり、郵便ロボットが郵便物を投げたり、それぞれの個性を活かした戦い方が新鮮で。
R2-D2とかC-3POみたいな、ちょっとユーモラスなロボットと人間のやり取りもあって、見ていて楽しいんですよ。
物語の中盤からは、いろんなロボットが登場して、さらに盛り上がります。
郵便配達ロボットのペニーとか、野球ロボットのポップフライとか、個性的なロボットたちが、いい味を出してるんです。
キー・ホイ・クァンやスタンリー・トゥッチといった脇役陣も豪華で、物語に深みを与えている印象がありましたね。
クライマックスの戦闘シーンは、アベンジャーズシリーズを彷彿とさせる壮大なスケールで、迫力満点なんです。
ただ、物語の結末は、ちょっと物足りないと感じる人もいるかもしれません。
全体的に、ロボットの描写やアクションシーンはすごく魅力的だけど、物語の展開や結末には、もう少し工夫が欲しかったなっていうのが正直な感想です。

はい、今日のネタバレ感想はここまで!皆さん、いかがでしたでしょうか?ぜひ、皆さんの感想もコメント欄で教えてくださいね!
映画『エレクトリック・ステイト』おわり
コメント